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2013年12月08日23:08

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『木琴デイズ』出版記念トークなど

通崎睦美『木琴デイズ』出版記念トーク@東京堂聞いてきましたムード
http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=5574

東京堂書店に行くのは久しぶりでしたが、かなり大がかりに改装したようで、ちょっとしたブティック書店のような感じに大変身していて、1階は新書系特に文庫クセジュや岩波現代選書等の在庫が豊富で思わず衝動買いしそうでした。そして昨年の4月から1階から3階までにカフェを併設、書店の本を持ち込むことは出来ないけれど落ち着いてじっくり本などを読めるようなスペースに(http://www.tokyodoshoten.co.jp/cafe/)。トークのチケットと一緒にワンドリンク券をもらえたのでそこでFB友と初顔合わせ。トークの2時間も前に待ち合わせて会ったけれど、FBコメントの頃から関心などは知っていたし開場時間まで文字通りあっという間でした。通崎さんの話などもしたけれど、どちらかというとお互いの生い立ちや文化論のような話で盛り上がっていたかな?達筆で文才のある方だと思っていましたが会うとものすごく低姿勢でビックリでした。

そして開場時間にホールへ。ホールというより数十名入る会議室のような感じの部屋でしたがトーク開始前には8〜9割方席が埋まっていたようでした。壁ぎわには平岡氏の写真や楽譜、レコードなど貴重な資料の数々の展示も。トークも和やかで楽しいながらかなり念入りに準備されていた感じでとても心のこもったイベントだったと思います。

おしゃべりは通崎さん自身の日常(何やら古着収集が好きで特に大正時代の着物を沢山集めておられるらしい)や平岡氏との出会い、木琴とマリンバのせめぎ合いなどなど。合間の演奏も腕を振るうというよりはトークの話題に馴染み深いものを途中でサッと紹介するような実演が多くて参考になりました。あと良かったのは平岡氏自身の渡米前と後の演奏録音をラジカセで聴かせていたことかな。曲はクシコスポスト(渡米前)とさくらさくら(渡米後)で曲調もだいぶ違ったから単純に比較は出来ないけれど、日本でピアノを習っていた素養を土台に独学で木琴を習得した平岡氏が渡米後に伴奏者などから徹底的にフレージング作りなどを叩き込まれた話などが一つのハイライトでした。個人的にはネットでググっても音源が見つからない日本初の木琴協奏曲、紙恭輔「木琴協奏曲」の一部を聴けたのも収穫でした。

出版記念会というと今まで何となく出版社編集者や同業者などの内輪の集まりのイメージが強かったけど、こうして一般人向けにざっくばらんなトークで著者本人が紹介すると著者の思い入れなどが伝わって本の魅力も増すんじゃないだろうかとホクホクとして帰路につきました〜


そうそう、新御茶ノ水駅から帰ろうと思って着いたら長らく工事中だった地下鉄駅奥に通路があったので覗いてみたら SOLA CITY というエリアが出来ていました(http://plaza.solacity.jp/)。ググると今年オープンらしい。カレーのエチオピアが入っていたのでじゃあと(本店は横目に通り過ぎたにもかかわらず)チキンカレーを食べてきました。あと、サンクレールで買ったマロンスプレッドが激ウマ!だったのでご紹介。Amazonにも同じものがあります(http://amzn.to/IzgcDV)が、こちらでは557円でした〜


p.s.
唯一疑問に思ってしまったのは、プレゼント応募紙として著書の内容に関する問題が3択で出題されていて、全問正解した人から抽選で通崎さんが集めた平岡氏の音源をプレゼントする、という企画。読者企画として考案されたのだと思うけど、何だか違和感で素直に応募葉書でもつけて感想や批判などを募る方がいいんじゃないかと思ってしまいました。著者が集めた貴重なものなのだろうからこの人にプレゼントしたいって人にあげればいいとは思うけど。
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