【介護】　ハハの忘年会。

数日前にハハのカバンから四つ折のメモがでてきた。
「12/6　（金）　7：00」で待ち合わせ場所の地図が書いてある。
わりとちゃんとした地図だったので、スタッフさんが書いたのだと思った。

　ワタシ「これ、なにー？」
　ハハ　「忘年会！」
　ワタシ（なんだとー？　ワタシは忘年会にちっとも参加できないのにっ）
　　　　「ふーん。誰と行くの？」
　ハハ　「Ｙさんと、えと・・・・いつも顔見て話してるだけやからわからんわ！」
　ワタシ「さいですかー」

春か夏であったか。
デイサービスでお酒の話しで盛り上がって「飲み会」が一度あった。
メンバーは４人で、そのうちの一人はスタッフさんだった。

その日、ハハは、午前様のうえに、ベロンベロンに酔っ払って帰ってきた。
一人では歩けないので、スタッフさんが、タクシーで送って、タクシーからウチまで担いできてくれたのである（笑）。

そりゃそうでしょう。
いつもは１５０ｃｃを１８００ｃｃに薄めた焼酎をさらにお湯割りにして飲んでいるのである。
ワタシなんて、水と間違えてそれでお薬のんじゃったくらいである。

なので、体質的に弱くはなってるはずなのね。
量的にも昔ほど飲めなくなってるはずなんですよ・・・私と外食してるときは。

　＊　＊　＊　＊　＊　

待ち合わせ場所はワタシが集金に行く先の近くだったので、ハハと一緒に家をでた。
ちょっとちょっと・・・いつもは「もうちょっとゆっくり歩いて」とかいうくせにワタシのことを押しながら歩くなっつーの。

待ち合わせ場所には、ハハより若干若いオバサンが二人いた。
　ワタシ「いつもハハがお世話になってます〜。
　　　　　●●（デイサービスの名前）の方はまだ来られてないんですか？」
　Ｙさん「こないこない。今日は三人だけ！」

ワ、ワタクシはその場に昏倒しそうになりました。
前面は笑顔を作っていますが、後姿は冷や汗だらだらです。

いーですか？
「デイサービスのスタッフさんではないお友達」ということはですね、つまり皆さん「要支援」とか「要介護」なわけです。ぴよー。

　ワタシ「えっと、帰りはどうしましょう？　
　　　　　この前はベロンベロンに酔っ払って帰ってきたんですけど・・」
　Ｙさん「タクシーに乗せますわ」
　○さん「タクシーやったら道の説明せなあかんから、あかんわ」
　Ｙさん「娘さん、家にいてはるの？」
　ワタシ「は、はい。」
　Ｙさん「そしたら、店を出るときに電話するわ！」
　ワタシ「わ、わかりました」

「わかりました」以外にナニがいえるというのでしょう。。。。
機嫌よく飲み屋に出発する三人を笑顔で送ったワタシ。

　＊　＊　＊　＊　＊

家に帰ったら、ハハとワタシが一緒に出かけたので「ゴハン食べにいった」と思ってるクーちゃんが、ワタシが玄関をあけたら、ハハを探しに外にでて、どんどん遠くへ行くではないか。
ハハが時々隠れてるからなんだけど。
「クーちゃん、オバチャンはおらんから。オバチャンは御友達とごはんやからおウチに入りなさい」と、クーちゃんを家にいれ、応接間にはいったら・・・・飴ちゃんの袋カスが３つほど落ちてて脱力しますた。ぽよぽよ。