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2013年10月13日23:53

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大相撲横浜場所

 今日は大相撲の巡業が関内駅の近く、横浜文化体育館でありました。

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開館は朝早くて午前8時。とはいえ、この時間に行っても別に取り組みが始まるわけではないのですが、幕下力士たちが土俵で稽古する様子をじっくり眺めることができます。
 体育館の中央に土俵が作られ、そのまわりに白い線が引かれて、国技館の枡席みたいに仕切られていますが、ここに座って長時間観戦するのはけっこうしんどそうです。その周囲にはパイプ椅子の椅子席。二階席・三階席は備えつけの椅子なので、遠いですけどこちらの方が体は楽でしょう。

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 その後、力士が地域の子どもたちに土俵で稽古をつけたりして幕下の取り組みが始まり、途中、巡業ならではの相撲甚句の披露、初っ切り、櫓太鼓打ち分け、髪結実演、横綱の綱締実演があって、幕内の取り組みへと進み、弓取式をもって午後3時ごろに散会となりました。

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 巡業は花興行といいまして、取り組みは番付と関係のないエキジビション・マッチといいますか、ファン感謝デーみたいなものなので、そこはプロなのでそこそこ盛り上げはしますけれど、ガチンコというわけではありません。郷土出身力士にはかならず花が持たされます。

 あと、二人の力士が軽妙な掛け合いもまじえながら、蹴ったり喉を締めたり、相撲の禁じ手を演じる初っ切りも楽しめます。相撲のことを調べていて、どうしても巡業の雰囲気、ことにこの初っ切りの様子がわからなくて思わずチケットをとって見に行ったわけですが、「もしも、こんな力士がいたら」という一連のコントが演じられている様子を思い浮かべてもらうのが最も近いでしょう。
 海外の喜劇、Comedy を翻案する過程で初っ切りをふくむ既存の滑稽なやりとりが踏まえられたことはまず間違いなく、その淵源は狂言まで遡るのではないかなどと考えると妄想は果てしなく広がりますが、そこから先は私に知識がないのでどうにもなりませぬ。

 弓取式の後、土俵の土や俵を希望者には配布する旨のアナウンスがあります。女性を土俵に上げてもよいのかという議論がかまびすしかったころ、本場所の千秋楽の後に女性ががんがん土俵にあがって土や俵を持って行ったことについて(これは名古屋場所で始まって大阪場所や九州場所にも広がった風習だそうですが)、協会は「取り組みが終わった後だから」と苦しい言い訳をしていたそうですが、なんとなく投げやりな担当者の態度からして、仕方なく現状を追認しつつとにかく土俵には上がらないでくれという協会の本音が垣間見えるようで、なんだかおかしかったです。

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