先日、お墓参りにいったときに、思い出したこと。
親父は王子が小1の時に亡くなった。
生後6ヶ月からの付き合いで、男の子が欲しかった親父からはベタ可愛がりされて、たいていの人が親父の孫だと思っていた。
つまりワタシは「未婚の母」という冤罪を着せられていたのである。
親父の告別式では、一般席で「オッチャン、オッチャン!」と泣き崩れている彼の姿は参列者の涙を誘ったという。
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小2か小3のときに、一緒にお墓参りにいってくれた。
お墓の前で「この下にオッチャンおるねんで。オバチャンも、オネーチャンも死んだらココに入るねんで」というと「ボクも入る!」と言ってくれた。
「いや・・キミはほにゃさんとちがうからアカンやろ・・・」
「いややー!! ボクもはいるーーー!」
きっと彼の中では、お墓のしたで皆で楽しく遊んでる光景があったんだと思う(笑)。
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水汲み場から、ウチのお墓までは結構距離がある。
「ボクが持っていったる!」といってくれたのはいいのだが、大きなバケツだったので、2〜3歩あるいたら「たっぷん」と水がはねて、ズボンがビショビショになった。
しかたがないので、ズボンを脱いで、お隣のお墓のカベのところに貼り付けさせてもらって乾かした(夏だったのですぐに乾いた)。
その間、彼はパンツ一丁で墓場を走り回っていたのであった。
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わすれてるやろー。
オネーチャンはもっといろいろネタをもっているのだぞ(笑)。
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