地方の鉄道だったり、海外なんかに行ってレールを見てみると、
結構歪んでるところが多いです。
そもそも1本25mもの鉄が夏の高熱と冬の低温にさらされれば膨張収縮し、
膨張をした場合は隣のレールと干渉して歪むだろうし、
(細い棒を軸方向に押し合っている状態です)
収縮したら、今度は隣のレールとの隙間が広がってしまう。
この夏は暑く、少なくとも函館地区では8/13は30度を超えていたし、
それ以外でも30度を超えた日が多いでしょう。
一方で、北海道だけに冬の寒さは相当のものでしょう。
全体的に温暖化しているため、夏も冬も気温が上がる傾向にあると思いますが、
北海道の鉄路は、以前からの温度をベースにして造られ、メンテされているのではないかと思います。
極寒の冬の寒さで安全な隙間を保ち、比較的冷涼な夏で干渉しないように設計されていれば、
全体的な温暖化傾向で、真夏日などが増えてしまい、設計値を超えてしまったことも考えられます。
そして、函館本線はJR北海道の中でもレールを酷使する区間。
高速の特急列車に加え、重い貨物も頻繁に走ります。
ここは北海道と本州を結ぶ、超重要な区間ですからね。
これが一日数本の普通列車しか走らない区間であれば、同じ状態でも脱線しなかったかもしれません。
が、特に貨物のように重いのが走ったことで、レールが壊れたのかもしれません。
個人的にはJR北海道に加えて、国や地方自治体も一体になって、
重要な交通インフラのメンテナンスを行って欲しいと思います。
(もうやっているのかもしれませんが…)
函館本線は、全線を通して好きな路線なのもありますが、
JR北海道には、がんばって復活して欲しいです!
■レールにゆがみ、1年放置=函館線貨物列車脱線―JR北海道
(時事通信社 - 09月21日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2586523
北海道七飯町のJR函館線大沼駅で貨物列車が脱線した事故で、JR北海道は21日、脱線が起きた待避線でレールがゆがみ、左右の間隔が基準値を超えて広がっていたことを明らかにした。約1年間、必要な補修が行われず放置されていたという。同社は、脱線の原因となった可能性があるとみて、詳しく調べる。
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