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2013年09月15日02:52

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【観劇】 東宝 『レ・ミゼラブル』 (その3)

原作本は長すぎて途中で読むのを挫折した(笑)。

なのでワタシにとってもの「レ・ミゼラブル」は小学生の時に読んだ子供向けの本とミュージカルがすべてだ。

ミュージカル見るたびにいつも思うんですよね。

「ジャン・バルジャンの一生って、人のためだけなのに、なんで彼はあんなに罪悪感を感じるのだろう?」と。

まず、若いころに妹の子供が飢えているのを助けようとパンを盗んで捕まる。
自分の欲求じゃない、お腹を空かせた子供のため、だ。

んで、本当なら5年で出獄できるはずだったのが、脱獄をかさねて刑が加算されていき結局19年投獄される。

んで、お芝居の後半「パン一つの罪で19年投獄されたー」と何回も言うのであるが、それはジャベール警部からしたら「いやいや、パンだけやったら5年やから。あとは脱獄したお前がわるい」といいたくなるであろう。

パンを持って帰ってもらえなかった妹の子供達はどうなったのだろうか。

19年後に出獄しても、彼は妹やその子供達を捜すわけでもない。(笑)
どこにいっても、仮出獄の証明をみせたら非人間的に扱われて、心がすさんでいく。

でも、そこで司教様に出会い、まぁ、改心するわけですね。
改心するっても、仮釈放書証を破り捨てて、別人になりすまして、工場長さんになったり、市長さんになったりして、市民に人気があったから良い工場長さんであり、市長さんだったんだろう。

コゼットを引き取ろうとするときに、ジャベールに正体を見破られて、「子供を助けなければならない、3日まってくれ」っていうんだけど、コゼットを引き取ったあと、育ててることをみるとその約束は反故にされたんじゃなかろうか。

コゼットと生活するようになってからは、しょっちゅう住居をかえていた・・ってことは、やっぱり同じところに長期間いると正体がばれちゃうからじゃないか、とか。

そしてコゼットと生活するようになってからは、彼の生活はコゼットを幸せにすることだけに費やされる。

危険な革命の現場に行って、マリウスを命がけで助けるのも、マリウスがコゼットの愛する人だからだ。

そしてマリウスにコゼットを引き渡すと、自分はコゼットの元を去ろうとする。
多分、自分がコゼットの傍にいると、逃亡者である自分のことで迷惑がかかるからじゃないかな・・と思ったりするわけですが。

なんか見るたび思うんですが「アンタ、自分の楽しいことなんもないやん(涙)」と思うんですよね。

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