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2013年07月30日01:05

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バーチャルシンガー

ボーカロイドのシステムは、そのために収録された人間の声を変質させ、並び替えて歌声をシミュレートするものだ。
その編集作業はミュージックシーケンサーとそう変わらない。音符の場所に文字を置いておけばその音階の声が出る。
まあ、実際には楽譜そのままでは不自然になるので良い感じにするには細かい調整が必要だ。
で、ここで良い感じとは必ずしも人間が歌っているようにリアルにと言うもんでもない。
それぞれの感性の良い感じだ。

まあ、機能として息継ぎ音を入れるとか、人間っぽくすることもできるのだが、記事にもあるように人間離れした構成にすることもある。
そもそもは、歌うのが苦手か、自分の声とは異質の歌を作ろうとするときに、簡単(歌手を雇うよりは)に試してみるツールなんだと思う。
ミュージックシーケンサーと組み合わせれば共有されるデータもあるし、シンクロさせるのも難しく無い。手軽(スタジオに人を集めるよりは)に曲を録音できる。
まあ、絵の具のセットは誰でも買えるが、誰でもピカソになれるワケでは無いのと同様に人を選ぶツールではあるが。
それなのにこれだけブームになって多数の曲がUPされているのをみると近頃の若者云々と言っている連中がいかに何も見てないか判ると言うモノだ。

これをドキュメントトーカーとして使うのは難しい。一般のも棒読みだが。
大量の文字列を抑揚によって調整するのは短い歌と違って大変すぎる。
ある程度、単語などに自動的に反応するエフェクトが必要だろう。
おそらくボーカロイド類のシステムは更に進化して、スマートなパラメータ操作になってゆくのでは無いか…歌い方をオブジェクトとして継承するとかそんな感じで。
つまるところ、これらはまだ発展途上で、これからますます高機能化してゆくだろう。
と同時に。音楽と言う全体の中で自然に用いられてゆくものになってゆくだろう。

現在、この楽曲に3Dアニメを簡単(手で全部描くよりは)につけられるMMDなどのソフトもある。
アニメ作品なども個人でどんどん作られるようになってゆくだろう。ただ現在のシステムでは労力が多すぎる。もすこし構造的に効率化しないと…
ネット上で自然なカタチで分業してゆくのは、これからの時代を象徴してるが、システムとしては個人で片付くのが理想だ。
バーチャルシンガーに半固定的な外観を与えるのは、古い感覚のなごりかもしれない。



10代はボカロにどこで出会い、惹かれるのか
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&from=diary&id=2520840
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