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2013年07月28日15:25

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悪い子というポジション

私はデザインの仕事のための自由研究として、暴走族やそれに類する系統の人々のトレンドに興味を持って長期に渡って雑誌などを調べてたことがある。

普通一般のデザイントレンドとは別に、この世界には独自のトレンドがある。
一般の方は、企業が企画し、プロのデザイナーがデザインし、計画的な宣伝により、あくまで商業ベースで展開されるのだが、この世界のトレンドは顧客の意志による部分が大きい。
無論、ここでもショップや車の改造屋などが提案する事はあるのだが、計画的とは言い難く、試行錯誤的な要素が大きい。

一般のデザインはそれがどういう種類のモノであってもデザイナーはその意味を詳細に説明できる。
しかし、所謂アノニマスデザインと言うか、自然発生的に発生し、自然淘汰された結果のデザインはそのトレンドの意味を見いだしにくい。ここで大切なのは見いだしにくいのであって、無いワケではないと言う点だ。
彼らは彼らのセンスで選択する。センスは感覚とも訳されるが、意味という意味もある。
デザインのセンスは、直接的には感覚的であるかも知れないが、分析していけばソコにははっきりとした意味がある。なぜ、そこはそうなのかと言う理由だ。それは無論機能的な理由もあろうが、装飾やアールデコあたりからのテーマを抽出した表現としてのものもあるし、それらを総合した歴史もある。いずれにせよ意味があるワケだ。

ここでこの悪い子系のデザイントレンドが面白いのは、ほぼ閉鎖していてあまり他の影響を受けていないところだろう。四季もなく彼らの時間で変化してゆく。また要素数が外界と比較すると非常に少ないため、変化もゆったりとしている。
彼らは他との明らかな差別化を必要としている。
或いはその差別化することがより重要なのかもしれない。

私も子供の頃は、協調性がないとか、集団行動ができないなどと評価されてて割と勝手に生きて来たが、彼らもまたそうであるならば、何故に再び小集団を作るのであろうか。あまつさえ、自分の仲間内のトレンドを作るのであろうか。

彼らの基本テーマのひとつに理不尽な対応がある。
つまり、彼らの努力(それが暴力行為だろうが犯罪だろうが)が多い者がより評価されるだけでは無く、理不尽な流れを必ず内包している。…ある意味、彼らなりの筋を通している。
誰にも平等で、論理で解決できる世界、その反対の世界を演じている。
その結果として、自分に大きな被害が及ぶことはよくあるのであるが…

いや…まだまだ理解の及ばぬ世界ではある。
ちなみに他のデザイナーは、私のこの趣味を誰1人理解してはくれなかった。っつうか興味を持たれなかった。w

■広島遺体、16歳少女を殺人容疑で再逮捕へ
(読売新聞 - 07月28日 11:28)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2520359
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