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2013年06月16日21:52

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【介護】 「家族を大切にしよう」=「社会は手伝いません」 ?

「介護してほしい」といわれても、どういう状態なのかにもよるよね。
「身体は元気だけど呆けてしまうの」のか、「頭はしっかりしてるけど身体が動かない」のか。

どちらが楽かは一概にはいえない。

「身体は元気で呆けてしまう」と、小さい子供といっしょで、一時も目を離せなくなる。
ひどくなってくると、自分のことが自分でできなくなっていく。

「頭はしっかりしてるけど身体が動かない」と、一日の生活リズムにあわせて寝返りをうたせたり、排泄のチェックもしないといけなくなるし、寝たきりで関節が固まってしまわないようにリハビリも毎日しなくてはいけなくなるだろう。

どちらにしても「夫婦のどちらか」とか「子供」とか、家族単位で世話ができるものではない。
介護サービスは絶対に利用する必要がある。
だって、働きに行かないといかんでしょう?
充分な年金があったとしても、1年365日びったり一緒だと、介護する側が壊れます。

 * * * * * 

ワタシは今、認知症のハハとワンコと3人暮らし。
ハハは昨年の6月頃の最初の認定調査では「要介護2」がでたが、秋の再調査では同じ医者・同じ認定調査員で「要介護1」になった。

イヤイヤイヤ、おかしいやろ。 「脳みそ」って、大きくなるんかい。

まぁ、その話はおいといて。。。


今はデイサービスに週4日、ヘルパーさんに週4日きてもらっている。
それでも、ワタシは仕事をやめることになった。(これもいろいろ事情があるけど)
幸いちょびっとだけだけど家賃収入があるので、ハハがデイサービスに行ってる間だけパートで仕事をしてる。
ハハが家にいる時は常にワタシもいるので、ハハはワタシが「働いている」と思っていないみたい(笑)。

ハハの状態は、お医者様が言うには「MRIの状態だと、普通は自分が何をされていてもわからなくても不思議じゃない」くらい・・けっこう進行してるらしいが、お医者様がびっくりするくらいしっかりしている。

身体的には「大動脈瘤破裂」と「腰の骨の圧迫骨折」と、全身麻酔の結構大きな手術をしてるが、後遺症は全くなくて、ただリハビリをさぼるので、手術のたびに体力は落ちてるかな〜、というくらい。
動くスピードは落ちたが、自分のことは自分でできるし、会話のレスポンスも早い。
テレビのクイズ番組なんかでもワタシより早く答えたりする。

それでも。
金銭感覚がなくなってお財布に入ってるだけのお金を使ってしまったり、同じものを何個も買ってきたり、電車の乗り方がわからなくなったりする。
勿論、物忘れは強烈で、電話や訪問客の取次ぎはできないし、「同じことを何回も聞く」のはお約束である。
料理しようとしてお鍋を火にかけてそのまま忘れるのも日常茶飯事(自動的に火が止まるので火事の心配はない)。

なので「長時間一人にしておくことは非常に不安」である。
誰かが必ず見ていなければならない。
ウチの場合は、ワタシ以外にはイヌしかいないので、ワタシがみていなければならない。

 * * * * *

今はハハはいい感じに落ち着いてるけど、ワタシが心療内科的に弱ってる(らしい)。

先日テレビで「老老介護」の特集をやっていて、どこかの大学の先生が「介護については、介護される側に対しての制度はかなり充実してきたけれど、『介護している側への補助とか援助』についてはまだまだ追いついてない。今後は、高齢者を『社会でみるのか、家族でみるのか』ということを視野にいれて制度づくりをしていかなくてはならない」というようなことを言っていた。 そのとおりだす。

ワタシは実の娘で、両親からは「愛されて育ててもらった」と思っている。
だから、ハハが子供みたいなことをしても「あぁ、ワタシが小さいときハハはこんなふうにハラハラしながら見守っていてくれたのだな」と思うことができる。

でも、そういう実感がもてない子供とか、お嫁さんとかだと、そんな風には思えないだろう。
子供の世代が介護をすることになると「兄弟姉妹間の確執」もでてきます(笑)。

夫婦の間も多分同じ。
結婚してからそれまでの生活の中で「(相手に)愛してもらったな。よくしてもらったな。」と感謝の気持ちを持てれば、できるところまで頑張って介護しようと思うだろう。
そういう実感を与えてなかったのに「介護はしてほしい」といわれてもねぇ・・・(^^;
「甘ったれるな」と言いたくなるのは、わかる気がします。


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■<団塊の世代>夫の半数は「妻に介護頼みたい」 一方妻は…
 毎日新聞 - 2013年06月14日 19:07
 http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2467721

「団塊の世代」の男性の約半数が、介護が必要になったら妻に頼みたいと考えているのに対し、夫に介護を頼みたいと考える女性は4人に1人にとどまることが、内閣府が14日に発表した「団塊の世代の意識に関する調査」で明らかになった。介護を巡る夫婦の意識のズレが浮き彫りになった形だ。調査結果は、政府が同日閣議決定した2013年版「高齢社会白書」に盛り込まれている。

調査は、団塊世代が昨年から65歳に達し、今後高齢者に占める割合が増えることから、今回初めて実施した。1947年から49年に生まれた全国の男女6000人が対象で、約3500人から回答を得た。

自分が要介護状態になった場合に誰に介護してほしいかを尋ねたところ、「配偶者」(40.7%)が最も多かった。ただ、男女別では、男性の54.7%に対し、女性はほぼ半分の26.6%だった。

家族以外で在宅で介護を担う「ホームヘルパーや訪問看護師等」(15.5%)を希望する場合では、男女別では男性10.4%に対し、女性は倍の20.7%。配偶者に頼るケースとは全く逆の傾向が出た。

要介護になった場合にどこで生活したいかについては「自宅」が38.2%で最多。男女別では、男性42.1%、女性34.2%と、これも男女で差がみられた。

何歳まで働きたいかを尋ねたところ「働けるうちはいつまでも」(25.1%)が最多だった。働く理由で最も多かったのは「生活費を得るため」が55.4%と最多。「健康維持のため」は32.3%、「生きがいが欲しいため」は22.5%だった。

また「高齢者は何歳以上だと思うか」との問いに対し、回答者より年齢が高い「70歳以上」と考える人が79.9%と、約8割を占めた。「まだ高齢者の仲間入りはしていない」という意識が強いようだ。【細川貴代】
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