mixiユーザー(id:1673188)

2013年05月30日15:51

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政治家の選び方(橋下さんの場合)

私は彼が嫌いだ。しかし、彼の意見の中には正しいモノもある。無論、合わない部分も多々あるが。

彼の人気は何だったのだろうか。
言いたいことを言い、人気を得て選挙に勝ったのではあるが…

政治家は自分が正しいと思う意見をわかりやすく有権者に伝える義務がある。
意見は自分の判断で選ぶことができるが、その意見の組み合わせで矛盾が生じてはならない。
またその意見を変えるときは、どう前提となる事態が変化したか説明する必要がある。
普通は骨格となるメインの政治主張があって、他はそれに付随して決定してゆくカタチになるだろう。

しかし、現実には自分では意見を持たず、票を確保しやすい項目をつまんで…その結果、互いに矛盾を抱えるはめとなる。そういう政治家ばかりが目立つ。
矛盾を抱えてしまうと、意見の正当性が失われているので、はっきりと正確に説明できなくなる。
嘘とまではいかなくても、誤解を招くような曖昧な言い方しかできなくなる。
だから我々は曖昧な答弁を繰り返す政治家をインチキ政治家だと見るのである。

では彼はどうだったのだろう。
彼はずばずばとはっきりと意見を言った。明確に意味の伝わる言葉で。故に人々は彼を信用したのでは無いだろうか。
しかし、曖昧な答弁を繰り返す政治家がインチキだとしても、その逆は真ではない。
彼の意見は彼自身の考案した主張でも無いし、一本通った意見があるわけでもない。
そういう意味で中身は同じインチキ政治家のひとりと言うワケだ。

結局彼の話し方のトリックにひっかかっただけのコトだ。b
自分が優勢にあるときは、今までの言動と矛盾しない意見だけを拾って大きな破綻を含まないでいられるが、数の論理で迎合を繰り返すと、いずれ大きなほころびができる。
また単純な右翼風思想などに迎合して一時の支援者を増やしても、その論理の無理により、より歪みを大きくしてしまう。

彼の拾った意見は、説明可能な正当な意見であるが、力関係などで実現困難なモノが多い。
言い換えればウケのいい意見だ。b
ある政治家は、実現するために互いに交渉可能なレベルに譲歩して変質及び問題の先降りをさせ、またある政治家は、できもしないことを正当であると言うことだけを声高に叫ぶ。
まあ、どっちも役に立たないと言う点では同じなんだが…

今回のコトは舌禍と考えるべきだろう。自分の弁論と知能に過信してうまく意見を伝えることができなかった。これはむしろ正しい意見を述べる機会を失わせた罪がある。
結果として周りの曖昧系政治家がここぞとばかり潰しにかかった。というトコか。



橋下市長に問責決議案 可決へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2447283
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