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2013年05月23日19:43

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いける人もいけない人も

母の入院先に見舞いに行くと、病室から出て談話室にいる事がある。
まあ腰痛とは言え、一日中寝ていると回復が遅れるからというのもあり、また患者同士会話をするのが認知症に良いというのもある。更には病室の掃除などの都合もある。
ただ正しい面会時間に行かないからそういうコトが起きるのであるが…

ともあれ、そういう風に老人が集められているところで母と話をしていると、別な老人から話しかけられるコトも多い。大抵は認知症が入っている方々で話の内容を理解するのは難しい。
ただ、母の場合でもそうであるが、どんな脈絡のない話でも何らかの意味はあるようだ。
中には途中多少ループするものの意味ある会話をする人もある。
先日話した92歳の男性は「座布団をどかさなかったからいかんのだ。鴨居の上の壁紙が剥がれていたので、家族はさわるなと言ったから居ない時にと思って、椅子の上の座布団が***、折れたのは鎖骨とあばら二本だ。」と状況を完全に説明できていた。
対して年齢不明だが90前後の女性は「封筒に入れてあるお金は危ないのよ。十円だったら何とかなるけど千円になったらオオゴトよ。絶対に開けちゃいけないと言ったのに…」子供のコトを心配してるのか或いは自分の幼いときの経験か。確かに彼女の幼いときの千円だったらオオゴトだ。昔、何か印象に残るデキゴトがあって未だ彼女の心配事の大勢を占めているのであろう。
更には動きにくいように奥の席に入れられているのを何とか脱出しようと試みたり、私のような近くに居る者に机をどかすなど用をいいつけたりもしています。

母はと言えば、母は米寿ですが、相変わらず十数年前に死んだ自分の姉の消息が気になる。次がもうひとりの姉で、それから兄たち、子供達…って子供は目の前に居る私だけなんですが…夫の話は出てくれば良い方。まだ飼ってたわんこの方がよく出てくる。
全く会話をなさらない方も居ますし、言葉が聞き取れないほど不明瞭な方もあります。
叫ぶ系の方は別な病室に居られるのであまり話すことはありませんが…

まあ、三浦さんはエベレストに登ったかもしれないけど、世の80代は頭の曲がり角、母も少し認知が入っている程度で結構会話ができました。話の内容はおかしいのですが、会話は少なくともできました。身体も結構動いたので、もともと頑健な人なら奇跡とまではいかない事柄なのかもしれません。
できれば90で再挑戦してもらいたいものです。b



80歳三浦さん エベレスト登頂
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2439195
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