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2013年04月07日15:53

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シャーロックくんの お・へ・や☆

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正しくは、シャーロック君のお部屋ではなく、シャーロック君とジョンが住んでいる221bの居間(共有スペース)なのだが、『221bのい・ま☆』だとワケが分からない。発音だけだと『221bの今』って何だ?と思ってしまう。「居間でしょ!」(誰でも思いつきそうな、旬なギャグ)

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丸善でSHERLOCKのドールハウスの展示をしていたので見て来た。思ったより小さかったのですが、インテリアに豆本があって、豆本好きな私はずっと見てました。何の本があるのかな?と思って。あと、何か、後ろの本棚みたいなところの1番下に、モリちゃんが来た時使ってたティーポットがつっこんであるんですね。もっと、ちゃんとしたところに置いておけ、シャーロック。あれ、シャロが使った後、勝手にあそこに突っ込んじゃったんでしょうか?(笑) 本も置いてある場所にティーポットは危険だよ、シャーロック。
あと、あの、水牛の頭蓋骨みたいなのに、ちゃんとヘッドホンがかけてあって、芸細かいな・・・って思った。あんまり部屋散らかってないよね。私の部屋の方が絶望的に汚いよ・・・。

で、写真を撮らせて頂いたお礼に、そこに置いてあった関連書籍を買おうと思うも、殆ど持っていた・・・と言う。ドイル伝も、コレじゃないかもだケド、持ってるし・・・。ホームズ科学捜査うんちゃらって言うのが面白そうだったのだが、高かったので・・・。分厚かったので持ち歩くのも大変そうだったし(その後、私はライブに行く予定だったので。THE石原氏Presentsのやつね)。
別に、写真を撮ったら絶対何か本を買わなくてはいけない・・と言うワケではないのですが、事実、写真だけ撮って帰って行ったお嬢さんもいたのですが、性格的に、私はそれが出来ないので。どうも「撮り逃げみたいで後味わりい。」と思ってしまう・・・。
で、散々悩んだ結果、日暮氏翻訳の『シャーロック・ホームズの冒険』(光文社版)を購入するコトにした。新潮社版は持っているんですケドね。(但し、新潮社版は、各シリーズから、ちょこちょこ話を引っこ抜いて、その引っこ抜いたモノで、『シャーロック・ホームズの叡智』と言う、独自のシリーズを1冊作ってます。でも、全60話ある)
マイミクさんにも行かれた方がいるのですが、置いてある本は変わっていたみたい。「本は殆ど残っていなかった」と仰っていたので、もしかしたら、急遽、企画をもたせる為に、本を追加したのかな?

日暮氏の『シャーロック・ホームズ』の翻訳は今風で、柔らかくて軽やかで、ちょっとシャーロックとジョンが喋ってるみたいで面白いですね。古式ゆかしい訳文が好きな方には、この訳文は違和感があるのかも知れないけれど。私ゃ、翻訳そのものに、そんなに拘りがねえので・・・てか、洋書読むのに1頁10分かかる人間に、拘るほどの語学力はない!(笑)

しかし、日暮氏!『まだらの紐』の件のシーン。何であんな訳仕方をした?
ジョンが、ジョンブログで“Yes. You can all stop sniggering. I was going to sleep on the floor.”(はいはい。そこのアナタ、クスクス笑わないでね。僕は床で寝たんだよ)と、自分でツッコんでた前段階、“He wanted to spend a night in her bedroom and he wanted me to join him.(シャーロックは、彼女の部屋に1泊したがった。僕も一緒に泊まって欲しかったみたい。)の部分ね。日本語版では、何故か、“Yes. You can all stop sniggering. I was going to sleep on the floor.”の部分を“ええ、皆さんのご期待を裏切って申し訳ないけど、僕は床で寝たよ。”と言う、ウルトラ意訳をかましており、「ジョン・・オマエのブログの読者、腐女子と腐男子しかおらんのかい・・」と涙を誘う部分の前段階。
(この前段階部分も““He wanted to spend a night in her bedroom and he wanted me to join him.”の部分が、日本語版だと、“彼女の部屋で一夜を過ごすことにした。もちろん僕も一緒にね。”と訳されていて、コレはコレで「もちろん」ってなんだ!とツッコミたくはなる・笑。この日本語版訳してる人、腐女子とかじゃないよね?(^_^;))

原作だとこの場面。依頼人のヘレン・ストーナー嬢に、ホームズ先生イキナリ「まずだいいちに、今晩は私とワトスン君が二人で、あなたの部屋で夜をあかさねばなりません。」と言うのです。で、『これには、ストーナー嬢も私も驚いて、ホームズの顔を見直した。』と続くのですが。(コレは新潮版の延原氏の訳文)

日暮氏訳文だと『「では第一に、今夜、ぼくとワトスン君はあなたの部屋ですごします。」 ストーナー嬢もわたしも、びっくりしてホームズの顔を見つめた。』
になっている。

日暮氏〜。日暮氏の訳文では、ストーナー嬢と、ワトスン君が吃驚した理由が「今夜、ワトスン君と一緒に過ごしますって、コイツ、何イキナリとんでもねえコト言ってやがるんだ?!てか、2人で何をする気だ?!」と思って吃驚したみたいじゃないか!ヘレン嬢にいたっては、「えぇ〜・・・人の部屋で・・・何を〜・・・」である(笑)。
延原氏訳だと、「女性の部屋で、夜明かしって、何が起こるの?」って言う感情で吃驚したんだろうな・・と思えるケド。

「すごします。」と訳すか、「夜をあかさねばなりません。」と訳すかだけで、こんなにヘレンちゃんとワトスン君2人の“吃驚”の意味合いが違ってきてしまうとは(大爆笑)。あ〜、訳って面白い。

でも、日暮氏の訳文の方が、よりフレンドリーな感じはするよね。
ヘレンちゃんとワトスン君が「えぇぇ〜・・・」って顔で、ホームズ見てて、「?ん?え?・・・違う、違う、違う!そういう意味じゃないよ!」って、ツッコミそうです、日暮氏版ホームズ先生。なので、シャーロック君&ジョンっぽいと思うの。

コレ、日暮氏訳だと“恐怖の谷”の件の場面、「君は、バカかキチガイが頭の狂った奴と一緒の部屋で寝るのは嫌かい?」と訊く場面は、どういう訳仕方になっているんだろう?と期待が高まりますね!・・・高めてどうする?ですが。
この場面、何がスゲエって、ホームズ、寝てるワトスンをわざわざ叩き起こして、この台詞を言うのだが・・・まぁ、それもスゲエが(わざわざ、そんなコト言うのに、起こさなくても良いだろう!オマエ、ワトスン君が先寝てて、ちょっと寂しかっただけじゃないのか?)それより何より、この状況を「平気だよ。」の一言ですます、ワトスン君の鋼の鈍感さ・・・じゃない、鋼の精神力にである。少しは「え?何?何のコト??」って訊こうよワトスン・・・。ホームズ、奇行が多いから、きっと慣れちゃったんだろうねぇ〜・・・。

なので、面白かったので買って良かったです。まだ全部読んでないケド・・・。シドニー・パジェットの挿絵も載っているしね。

本を買ったら、SHERLOCKクリアファイルを貰ったんですが、大事に持って帰って来ないから、何か折り目がついちゃった辺り、私のいい加減さと言うか、「アンタ。オマケ捨てるタイプでしょ?」っぽいと言いますか・・。
でも、ちゃんと保存しようと思って、「使わないクリアファイル入れ」に入れてるんですよ!
永野氏のクリアファイルと、カラヴァッジョの“ナルキッソス”の間に入ってます。・・・・何だこの並び・・・。私の脳内か・・・。永野氏、カラヴァッジョ、シャーロック君。でも、割と共通項があると思う「何か、人として尋常じゃねえ!」と言う部分・・・(誉めてま〜すよぉ〜)

このSHERLOCKのドールハウス展示。丸善本屋でやっていたので、「他に本を買いそうだよねっ!」とは思ったのだが、美術書のところに行っちゃったのが運のつき。
『【名画】絶世の美男 同性愛』と言う本を買ってしまったと言う・・・。また、同性愛関連の書物が増えるのですね。こんなに同性愛関連の書物を増やして、私はどうする気だろう?同性愛マスターにでもなるつもりなんだろうか?金に余裕があったら、その隣の『美女図鑑』みたいな本(同じシリーズらしい)も欲しかった。こっちも綺麗だったケドね。しかし、シメオン・ソロモンの描く美青年は美しいねえぇ〜。英国に行ったら、ソロモンの画集売ってるかなぁ。本を買いに英国までは行けない・・・。

で、原作に突っ込んだので、グラナダ版にもツッコんで萌えてみる。私だけが楽しいコーナー♪


グラナダ版の、『マスグレーブの儀式書』。またの名を「グラナダ版プレゼンツ ホームズで、何処まで遊べるかな?やりたい放題編」(笑)。
原作は、回想録なので、ワトスン君は、本筋には出て来ない。それを、ワトスン君と一緒にマスグレーブ家に行きましたと言う、ラブラブ設定にしやがった(え?違うの?)グラナダ版。もう、ホームズで遊ぶ、遊ぶ。やりたい放題グラナダ版。

後半の、ホームズの「マスグレーブ家の当時の頭首は、頭が良かったはずだ。」と言う台詞に、ワトスン君「じゃあ、今の君のレベルから下げる必要はないんだね。」と言ってしまい マスグレーブさんに“コイツ、何言ってんの?”って顔されて、ワトスン君「まぁ、天文学的な差異はある。」と答える。ワトスン、オマエ、頭の良い彼氏を自慢する彼女か!本当に、マスグレーブさんが「コイツ、何言ってんの?」って顔をするのだが、あれは、ああ言う演技をしろと、グラナダの演出家が言ったんでしょうか?

しかも、人んち来て、コカインでラリってやがるホームズ先生。(NHK版だと、コカイン部分をバッサリカットされる為、ホームズが突然、テンション高く喋り倒すので、吃驚するんだが、完全版見て、納得。ラリってやがったのか!)当然、コレもグラナダ演出。学生時代から、コカインやってたワケじゃねえよな、ホームズ先生。

で、映像の可愛い場面が、グラナダ版の冒頭。原作の冒頭も有名。『部屋ちらかり放題で、普段めっちゃくちゃなんだよ』と言う、ホームズの性格を決定づけるシーン(と言うか、ワトスンの語り)が出て来る。
グラナダ版は、グッチャグチャの部屋は出て来ない代わりに、先生、昔の事件の書類が入った書類箱を、旅行に持って来ちゃう。で、ワトスン君が「見せて!」って言うと、箱に足乗っけて「イヤっ!」ってプチいじわるをするジェレミーホームズ。カ〜ワイイ☆
しかし、何でこんな可愛い演出なんだろう?コレも完全版じゃないと見られない。


『入院患者』の冒頭。コレも完全版じゃないと見られない。ワトスン君が、何でホームズが一緒に床屋さんに来たかを推理して それをホームズに得意気に披露して、ホームズに「違うよ。」って言われる場面。でも、「ちょっと合ってた。」って言われて、凄く嬉しそうな顔をする、デビットワトスン君。
で、コレ、ちゃんとホームズとワトスン君が腕組んで歩く場面があるんだ。これ見た時の私の最初の衝撃ったらなかった。「シドニー・パジェットの絵と同じ!!」である。ホント、まんま。お見事。
このお話は、原作も面白くて好き。

ちょっと不思議なのだが。当時の英国人は、親愛の情を表す為、男性同士でも腕組んで普通に歩くのですが、コレって、組む方と組まれる方に、何か法則とかあったんでしょうか?
いえね。あの自己主張の激しい、世界は自分を中心に回ってる男ホームズがエスコートされる側(男女で言ったら女性側)なのが、昔から不思議なのだ。普通考えたら、ホームズがワトスン君を引っ張って行きそうじゃん。でも、これだと、ホームズ先生は慎ましやかに、ワトスン君にエスコートされている。
グラナダ版がこの位置なのは、パジェットのイラストにそう描いてあるからだと思うのね。で、パジェットは、何で、この位置で描いたのかな〜・・って昔から不思議で、で、何か法則とかあったのかな?って思ってね。
階級だったら、ホームズの方が上だろうから(グールド説採用なら、ホームズの階級はジェントリーで、お家に家紋・・じゃないや・・紋章か・・・が持てる家ね)、コレではなさそう。ワトスン君は、ミドルアッパーだもんね。年齢かなぁ?ワトスン君の方が年上だから、年上に花をもたせた・・とか?調べても良く分からなかったんだよね・・・。法則があるのか、誰かご存知の方いませんか?
それとも、単純に出したもの勝ちなのかな?腕を出したら、有無を言わせず、絡めなくちゃいけない・・とか。・・・それもダメだ。そんなだったら、絶対ホームズのが先出すは(笑)。

そして、思うコト。19世紀末だったら、シャーロック君は、S2E3ライヘンバッハの時、ジョンに手を握ってもらえたかも知れないのにねっ!(腕を組むと手を握るは違うぞ!19世紀末も、男性同士で手を握っては歩かんは!あと、現在でも、ジョンはシャロの腕くらいは組んでくれると思う。)

オマケ。唄うジェレミーさん。


何が凄いって、ツイッギーと出てるのが凄い。ツイッギーはミニスカじゃないけれど。でも、可愛い〜。1975年放送のTVショーらしいです。確か、ジェレミーさんは1982年に、舞台で、シャーロック・ホームズ物語をやった時、ワトスン役で出たのがホームズ関連最初なので、この時は、よもや、自分が「ホームズ役者」になって、世界に浸透するとは夢にも思っていなかったろうね。

このYOU TUBEの映像のコメントに
『I've watched the old films but Jeremy was MY Sherlock.(私は彼の古い映画を見たよ。でも、ジェレミーは、私のシャーロックなんだ。)』って書いてあった。うん、気持ちは分かる。そうだよね。私もそうだから。(あ、因みに、この方は、このVTRを批判してるとかじゃないです。“Jeremy Brett was absolutely wonderful, a beautiful man inside and out. Hugely talented.(ジェレミー・ブレットは、絶対的に素晴らしかったよ。内面も外見も美しい男性。非常に優秀だよね。)” ってコメントしてるので。ジェレミーさんのホームズが大好きな方なんでしょうね。
でも、このVのジェレミーさんも美しいです。ツイッギーとのお芝居仕立てになってるのね。
歌が上手いのは、英国の役者は、舞台でミュージカルやらんといけないからでしょうかね。

そんな感じでございました。
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