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2013年03月01日23:12

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大人の音楽映画祭〜ジョビン

大人の音楽映画祭(http://www.sugarman.jp/festival/)、ジョビンの回に行ってきました: http://www.kadokawa-pictures.jp/official/antoniocarlosjobim/

予告編



平日とは言え映画の日だから混むかなと内心恐れていましたが、かなり空いていました。
前回行ったサンタナの回(http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=8658267&id=1892811838)は一昨年のライブの録画をまるまる流していたので、曲もちゃんと完奏していたけれど、今回はジョビンのいろいろな曲をいろいろな人達が歌ったものをオムニバス式に次々流していくもので、一曲一曲はちゃんと全部流していなかったのがちょっと不満でした。でもだいたいどんな雰囲気で演奏しているかはわかる位の長さではあったと思います。

ドキュメンタリーと言っても生い立ちなどの解説は一切なく、ひたすらジョビンの曲を次々流していくもので、ジョビンファンの方にはとても美味しい映画だと思いました。私は「三月の雨」「イパネマの娘」など特に有名な曲を何曲か知っていただけだったので行く前はイマイチ不安でしたが、実際は「ああ、この曲もジョビンだったんだ」と気づかされることが多くて楽しい発見の連続でした。数年前の一時期、近所のファミレス「ジョナサン」でBGMにジョビンの曲ばっかり流していたことがあったんですよね。それで知っていたものが多かったです。

演奏者は総勢20人以上だったかな?例えばトリオを3人と数えればもっと居ました。もちろんフランク・シナトラとのジョイントも2曲ほど。有名どころで意外な演奏者ではエラ・フィッツジェラルド、サミー・デイビスJr、サラ・ヴォーン、オスカー・ピーターソンなど。小野リサさんも歌っていました。

エラはジョビンは合わないですね…幸せ感ありすぎというか、しっとりとした悲哀感があまり出ていなかったような。でもエラらしいアレンジでした。その直後のサミー・デイビスJrの演奏がスキャットというのかがもの凄くて圧倒されました。概して黒人、じゃないアフロアメリカンの方はリズム感が抜群に優れていると感じました(一人、ピアノでめちゃくちゃ痺れる演奏をした人が居たのだけど、初期の方だったので名前を追いきれなくて残念。ビデオもまだ出ていないようだし、確認の為にまた行こうかと思う位)。


歌ではやっぱりエリス・レジナの声にとても弱いようで「三月の雨」より前の何かの曲の時からうるうると落涙してしまいました。とても抑制のきいた、深い悲しみが感じられるんですよね。私にとっての魔性の人かもしれない!もう一人、チコ・ブアルク(?)という男性の声もそんな印象を受けました。チコの歌ももっといろいろ聴きたいと思いました。


演奏者リスト、Imdbにあるのはほんの一部でたぶん1つめのリンクのポスターでFAです:
http://livedoor.blogimg.jp/artenia/imgs/a/a/aaf95bc0.jpg
http://www.imdb.com/title/tt2399493/fullcredits

曲について幾つか紹介されているブログも。
それにしてもブラジル本国ではこういう立派なポスターが作られているらしいのに映画館会場にはCDやDVDを含めジョビン関係のグッズも全く置いていなかったのは謎
http://blog.livedoor.jp/artenia/archives/52165869.html


p.s.
痺れる演奏のピアニスト、予告編の1分27〜28秒辺りの男性だったと思う!
誰だかわかる方教えて下さい〜


p.p.s.
本編発見
https://www.youtube.com/watch?v=YzmGU_xY1dc
サミー・デイビスJrのスキャットは25分頃から、エロール・ガーナーは28:24辺りから。
エラ・フィッツジェラルドは23:11辺りから。こうして見るとエラを映している時間は結構長く、監督がエラを嫌いなんて筈はないのであつた。シコ・ブアルキは1時間12分辺りで歌っている他、49:40辺りでも登場。

p.p.p.s.
本編もコメントに引用したエロール・ガーナ―のイパネマの娘も再生出来なくなっていました。とりあえず、痺れたエロール・ガーナ―のイパネマの娘の演奏。今も私にとっては麻薬級…
https://www.youtube.com/watch?v=jrU1CGqx3kY
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