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2013年02月22日14:21

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記念日

今日2月22日はニュージーランド地震から2年とのことで、それでふと考えた。
http://goo.gl/2fQ5m

周知のごとく、この半月後に東日本大震災があって、普通なら日本人犠牲者がこれだけ出た事件はもっと人々の記憶に残っていいものが、なんだか霞んでしまった。
こういう現象のことを指す(なんとか効果とかいう)言葉があったような気がするが思い出せない。

この記念日というものは不思議なもので、例えば8月15日は言わずと知れた終戦記念日だが、同時にお盆(盂蘭盆)にあたる。正確には旧暦の7月15日になるが、新暦採用以降、月遅れの盆として普通に8月15日がお盆だと知れ渡っている。
お盆は祖先を供養する日だが、その日と天皇の敗戦宣言が同日だったおかげで、日本人は第2次大戦の終結を、自国の「敗戦の日」というより、戦争で亡くなった人々の御霊を慰める「終戦の日」として認識してしまった。それが日本人の被害者意識を固定化し、加害者としての責任感や罪悪感を阻喪させたような気がしてならない。これが違う日、例えば5月1日とかだったら、日本の戦後もまた違うものになったのではないだろうか。

また、例えば東日本大震災がちょっと早く、2月の14日に発生していたら、当然バレンタインデーのチョコの売れ行きは激減しただろし、バレンタインチョコをあげるのも、もしかしたら女の子の告白のためではなく、恵まれない人に施すものとして、チャリティーの日という認識に変化していったかもしれない。(今も義理チョコなんて恵まれない男への施しみたいなものだし)

9.11テロがもし7月4日に行われていたら、今の世界情勢はもっと苛烈な状況におちいっていたかもしれない。あるいは12月7日だったら、アメリカにとって独立記念日より印象深い日となったことだろう。(12月7日は真珠湾攻撃を受けてルーズベルト大統領が「汚辱の日」と名付けた日)


受験生にとっては、重大事件が重なってくれると覚えやすくていいかもしれないが。
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