先週の日曜日に、笹子トンネルが崩落したと聞き、本当に驚きました。
中央道で、大月より先に行くなら通らなければならないし、
山梨や南信地域と東京を結ぶ最短ルートの大動脈ですからね。
もちろん私も、何度も通ったことあります。
この事故で、不幸にも犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。
事故以降、各地で同じ構造のトンネルのアンカーボルトの緩みを見つけたという報道が頻発していますが、
それ自体は決して悪いことではないと思います。
ボルト構造なので、緩む可能性も当然あるので。
きちんと見つけられて、事故が未然に防がれたなら、点検の意味があるはずです。
とか言いつつ、ボルトが脱落していたという事例もあり、それは問題だと思いますが、、、
まぁ問題があるとすれば、今回の事故を契機に、一斉総点検をしたら、
今までPASSとしていたものに相次いで緩みが見つかった場合でしょうね。
ただ報道の一端からは、
常日頃から点検をしていて、緩みもその都度見つかっていて、
見つけたら適切な処置を行っているのか・・・
これまで実はそんな点検をじっくりしてないで、
いざじっくり点検してみたら一気に見つかったのか・・・
どっちの状況なのかは、さっぱりわかりません。
まぁ報道関係者は、後者であることのように報道しているように見えますがw
しかし、吊り天井方式は古い形式とかいいながら、
最も新しい新東名でも使われているってのがビックリです。
構造的には昔からあるというだけであり、一定の実績のあった枯れた構造なんでしょうね。
※『枯れた』技術というのは、ネガティブな意味ではないですよ。
東海道新幹線も開通時は『枯れた』技術の積み重ねで、今まで事故ゼロですからね。
笹子トンネルの今後も、とりあえずの復旧計画が出たみたいですね。
事故の起こっていない下り線を、まず天井板方式からファン流に直し
片面交互通行で復旧を目指すらしいですね・・・。
でも、、、年末は不要不急の中央道利用は止めるべきだと思います。
東京から長野や白馬であれば、上信越道経由で行けますし、
名古屋以遠は、当然新東名を含めた東海道筋で行けます。
大幅な遠回りを強いられるのは、勝沼以遠の山梨や
野辺山周辺、諏訪・松本・上高地・伊那・飯田あたりの長野県、
そして、多治見や高山などの岐阜県などです。
そういうところに帰省しなければならない人を優先するべきだと思います。
というのは、中央道は八王子の先の小仏トンネルで常に渋滞します。
その先、上野原から大月までは片道3線となりますが、ここも渋滞のメッカ。
そのような状況で、笹子で1車線に規制されたら、相当の大渋滞が予想されますから。
幸いなことに中央線が平行して走っていますし、特急も頻繁に走っているので、
どうしても観光したい人は、鉄道利用をするべきだと思います。
そういえば、一時期、高速道路無料化とか言っていた人がいますが、
本当に無料化したら、こういう点検などがもっと手薄になっていたかもしれませんね・・・。
真相はわかりませんが。
ま、新しいものを造るよりも、
今あるものを大切にできるだけ長く使うことが、必要だと思います。
まだまだ東日本大震災の瓦礫だって、まったく処理されていないわけですしね。
■笹子トンネル下り線も不具合=天井板撤去、年内にも仮復旧―対面通行で・中日本高速
(時事通信社 - 12月08日 15:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2250279
中央自動車道上り線の笹子トンネル(山梨県)で9人が死亡した天井板崩落事故で、緊急点検の結果、下り線トンネルでもボルトなどの部品の緩みが見つかったことが8日、分かった。中日本高速道路は同日、下り線の天井板を撤去し、片側1車線の対面通行方式で年内にも通行止めを解除すると発表した。
国土交通省や中日本高速によると、同社は事故発生翌日の3日から7日まで下り線トンネルの緊急点検を実施。上部に排気ダクトを通すためのつり天井板を支える「アンカーボルト」などの緩みが見つかった。崩落の危険性はないとみられる。
中日本高速は9月に笹子トンネル上下線の点検を実施したが、手の届く範囲しかハンマーで部品をたたいて異常を確認する「打音検査」を行っていなかった。
崩落事故によって、笹子トンネルは上下線とも通行止め。中日本高速は不具合が見つかったことなどを受け、9日から「大型自走式台車」を使った天井板の撤去工事を開始する。天井板の代わりにジェットファンで換気を行う方法に切り替え、下り線を使った片側1車線の対面通行方式で年内を目標に開通させたいという。
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