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厚岸で「皮かしわ」が名物の創業明治41年という超老舗のそば屋「玉川本店」は、旦那さんがやる気をなくしてついに辞めてしまったという噂が釧路で広がっている。
実際、複数の人から「辞めたらしい」とも耳にした。
暖簾分けした牡蠣そばが名物の釧路の店はミシュランガイドにも掲載されブレイクしているようだが、名物の「皮かしわ」が人気の100年以上続いた本店の閉店を惜しむ声が強い。
ボクも、厚岸で昼飯を食べることはめったにないが、「玉川本店」は好きでたまに行っていた。
ところが、閉店するという噂が流れる以前から、夕方寄ってみたら夜の営業は辞めてしまったようだし、お昼に行ってみたら定休日だったのか、ともかく営業しておらず、いつ行ってもやっていない。
本当に辞めてしまったと思っていた。
名物の「皮かしわ」はもう食べられないかと思うと残念だった。
ところが、不定期ではあるがお昼だけまだやっている日があり閉店したわけではないと言う人もいて、真意のほどが分からない。
11月8日木曜日は郡部を回る仕事で、たまたま厚岸でお昼になったので、ダメ元で「玉川本店」へ行ってみたら営業しているではないか。
最近はいつ行ってもやっておらずあきらめて別の店へ行かざるを得なかったので、「玉川本店」に入れるのはおととし以来になる。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1643374663&owner_id=18367645
ともかく、閉店はしておらずまだやっていた。
名物の「皮かしわ」はまだ食べられるんだな、よかった。
早速「大盛皮かしわ(1100円)」を注文。
ちなみに、普通盛りの「皮かしわ」は850円である(普通盛りのかしわは700円、大盛かしわは1000円)。
鶏の脂が浮いて旨そうである。
つゆをすくうと濃厚な鶏の脂がこんなに。
そばは茹で過ぎなのか柔らかくコシなどないが、噛んでも噛んでもなかなか噛み切れないほどコリコリ固く顎が疲れるほど、噛むとちょっと臭みのある老鶏のかしわ、これが旨い。
大盛りにしたが、そばだけが多いのでなくこのかしわもたくさん入っており満足感がある。
つゆまですっかり完食。
閉店して幻になってしまったと思っていた「玉川本店」はお店を辞めるのを辞めたようで、とにかく「皮かしわ」がまだ食べられてホッとした。
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