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東京出張の帰り、上野から寝台特急「あけぼの」のB個室寝台に乗って青森に着いた10月20日は土曜日で、翌日も日曜で休みだからその日のうちに釧路まで帰る必要はなかった。
この日は室蘭のマイミクさんから、夜は空いているし、泊まらせてもらっても構わないと言ってくれていたこともあり、飲みに行ってみたい店がある室蘭で一緒に一杯やって泊めてもらうことにした。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1876734990&owner_id=18367645
室蘭名物と言えば、豚串で洋がらしをつけて食べる「室蘭やきとり」とカレーラーメンである。
その室蘭名物をひとつにしたような「カレーやきとり」を考案し、評判の店があるらしい。
実は、おととし2010年11月に室蘭に飲みに行ったときにハシゴして2軒目に寄ってみたが、すでに炭を落とした後で営業を終わっており食べられなかった。
それから何度も室蘭へ飲みに行っているが、到着時刻が遅くて営業時間に間に合わなかったり、早めに行ける行程で室蘭へ行くことにしたらその日はたまたまお祭り会場での出店のため臨時休業だったりして、振られっ放しでいまだカレーやきとりを食べられずに2年近く経ってしまった。
今回は、室蘭のマイミクさんが予約してくれ、万全の体制で室蘭やきとり「今昔」へ。
やっと念願が叶った。
焼酎のボトルを入れ、早速カレーやきとりを注文しようとメニューを確認。
えっ!?
普通の室蘭やきとり(メニューに「精肉」と書いてあるのがそう)はもちろんだが、カレーやきとりだけじゃなくいろんな味のラインナップがあるではないか(写真2)。
これは気になるなぁ。
どうしようか悩みながら、メニューを見ていくと、「今昔の室蘭やきとりを6種類の味でどうぞ」という「やきとりセット」なんてあるのか。
これはちょうどいい、この「やきとりセット」にしよう。
案内に振られた番号の順に1串ずつ並んでいるんだという。
左側から順に食べてみることにして、まずは塩。
はさまっているのが玉ねぎだが、普通の豚串で普通に旨い。
2本目はたれ、いわゆる「室蘭やきとり」である。
玉ねぎをはさんだ豚串にたれが掛かっており、洋がらしをつけて食べる。
みたらし団子のような照りととろみのある甘辛いたれが旨い。
そして3本目はキワモノ第1弾のマヨネーズ。
ただのマヨネーズではなく、たれなのか醤油なのか、何かと調合されたたれが掛かっておりこいつは旨いな。
そして4本目は梅じそ。
普通のたれに梅じそ風味を加えてある。
旨いことは旨いが、ちょっとやり過ぎかな、ここまでやらなくてもいいと思う。
そして5本目が本来の目的のカレー。
カレー粉みたいなカレー味の粉がまぶしてあるのかと思ったら、まるっきりカレールーである。
言わば「串になったポークカレー」だな。
万人受けする味でおいしい。
最後はピリ辛。
コチュジャン風味のたれが掛かっている。
これもやり過ぎ感があるな。
まあ、好きな順番で言ったらマヨネーズ→たれ→カレー→塩かな、梅じそとぴり辛は2度と注文することななさそうだな。
ともかく、面白いことをやるもんだな。
そこそこの大きさの豚串をいきなり6本食べたら1食分のおかずくらいの量はありそうだ。
ここからはペースダウンしてゆっくりやることにして、厨房を眺めていたら時間を掛けて丁寧に揚げていた若鶏唐揚げが旨そうだったので、僕らも注文。
冷蔵庫から冷凍ではない生鶏を出して時間を掛けて揚げ、塩コショーだけで味付けされて出てきた。
シンプルだが、皮はパリッと中はジューシーに揚がっておりめちゃめちゃ旨い。
まだ焼酎のボトルが空にならないので、酒のアテにチーズシューマイ唐揚げを注文。
シューマイにチーズが入っているなんて珍しいな。
カリッと揚がっており旨い。
そして、最後はチーズを餃子の皮で包んで揚げたチーズ揚げをつまみ、2人でぴったり焼酎を飲み切った。
会計したら、ボトルを入れたのに全部で6437円と安かった。
満足した。
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