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釧路では短いシシャモ漁の季節を迎え、今月一杯第5回釧路ししゃもフェアが始まっており、参加店舗では趣向を凝らしたシシャモ料理を期間限定で提供している。
釧路ししゃもフェアは今年で5年目で、去年から北海道の広告代理店「北日本広告社」が取り仕切るようになり、去年は一部札幌や東京の店まで巻き込んで69店舗が参加して盛り上がった。
ところが、去年事務局が広告代理店に代わってから参加店にとっては条件が厳しくなり、その割にメリットが少なかったようで今年は参加店が少なくなった。
さらに、去年は各店舗どんなシシャモ料理を提供するのか事務局のホームページで紹介していたが、今年は割引クーポン付きの店舗のみ、しかも1品ずつしかホームページで紹介しなくなった。
http://946shishamo.com/?page_id=796
おそらく、「これは面白そうだ」と思えるシシャモ料理を出す店はいいのだろうが、炙りししゃもなど変わり映えしない料理しか出さない店にあまり客が来なくて、そういう参加店にも配慮した結果なのだろうが、客からしたらどんな珍しいシシャモ料理があるのか分からなくなった。
1品だけ紹介しているクーポン参加店も、それ以外どんなシシャモのメニューがあるのか分からなくなり、お店の選択がしづらくなった。
釧路の調査捕鯨が先月末で終了し、道東でのサンマの水揚げも終わってしまい飲みに出る頻度が低くなったが、おとといは今週初めて飲みに出た。
せっかくだから、釧路ししゃもフェア参加店へ行ってみようと、ホームページで「ししゃもとクリームチーズの太巻き」が紹介されていたクーポン参加店の「さかまる別邸・夕凪」へ行ってみた。
何と、メニューを見るのも注文するのもiPadだった。
取り皿や割り箸の追加や灰皿交換、果てやタクシーや代行運転の手配の依頼まで全てiPadである。
不慣れな客向けに、店員を呼ぶブザーもあるが、メニューは1画面ずつスクロールするのが面倒なものの、いちいち忙しそうにしている店員を呼ばずにiPadだけで用件が済むのはいいな。
とりあえずハイボールを注文し、お通しの松前漬けをつまみながらiPadでメニューを見ながら何を注文するか考える(写真3)。
シシャモにいく前に、まずは初代ザンギ王に選ばれた「さかまるザンギ(590円)」から始める。
テーブルごとに薄暗い照明の半個室状態で落ち着いて楽しめるのはいいのだが、暗くて携帯のカメラでは料理の写真がキレイに写せないものの、ニンニクが効いたおいしいザンギである。
iPadで秋限定メニューのページを見たら、「秋刀魚の石焼ひつまぶし風〜梅紫蘇仕立て〜(720円)」なんていうのがあった。
シシャモフェアの料理、しかもご飯ものを食べに来たのに、期間限定のサンマの珍しいメニューを見ちゃったら、これもご飯ものなのについつい注文。
ストロボライトを点灯すると明る過ぎるし、消すととにかく暗いな。
うまく写せないが、旨そうなモノを前にもう我慢できない、写真はそこそこにかきまぜて、とりあえずそのまま半分くらい食べる。
下の方は焦げて香ばしい。
半分くらい食べてからだし汁を注ぐ。
サンマのお茶漬けになる。
ほんのり梅紫蘇風味で旨い。
サンマは1匹分も使われていないようだったから、0.5匹として、これで「'12さんま71.5」になった。
サンマの変わったメニューがあったからついついご飯ものを食べてしまったが、ししゃもフェアのメニューは1品しかないとのことで、「ししゃもとクリームチーズの太巻き(680円)」も注文。
うわぁ、でっかい。
今サンマのご飯を食べちゃったし、最初にザンギも食べた身にはでか過ぎる。
1切れの厚さが3cmくらいあって、4口分くらいある太巻きが6切れもある。
中身は、炙ったシシャモとクリームチーズ、たくわんをマヨネーズ風味のソースと共に裏巻きにした太巻きで、酢飯ではなく普通のご飯だった。
最後は押し込んで何とか完食はしたが、ザンギにご飯もの2品食ってキツかった。
年中いつでも食べられるザンギは要らなかったな。
まあ、ハイボール2杯飲んで、割引クーポン使って合計2691円でお腹一杯楽しめたんだから悪くはないか。
今年の釧路ししゃもフェア、11月30日まで開催中である。
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