mixiユーザー(id:809122)

2012年11月06日11:27

17 view

エリスの晩年

■鴎外「舞姫」モデルの晩年明らかに=ベルリン在住のライターが調査
(時事通信社 - 11月06日 06:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=2212778

 文豪、森鴎外の小説「舞姫」のヒロインのモデルになった元恋人は、地元男性と結婚して第2次世界大戦を生き延び、86歳でベルリンで亡くなった。同地在住のライター、六草いちかさんの調べで5日明らかになった。

 ベルリンに赴いた官吏と踊り子エリスの悲恋を描く「舞姫」は、ドイツ留学した鴎外の体験を反映した作品とされる。1888年に帰国した彼を追うようにドイツ人の恋人が船で来日。鴎外の親族らに説得され、離日したことが知られている。

 六草さんは乗船者名簿の名前と一致する当時21歳の女性エリーゼ・マリー・カロリーネ・ヴィーゲルトの存在を教会簿の出生記録などから割り出した。彼女は66年9月15日、現在のポーランド生まれ。帽子職人として働いていた1904年までの足取りが分かり、昨年単行本にまとめた。

 その後も調査を続け、役所の記録などからエリーゼが05年7月15日に2歳年上のドイツ人男性と結婚したことが判明。男性は18年に死去し、彼女は53年8月4日に老人ホームで亡くなっていた。 

________________________________________

1888年の来日が21歳で、その後1905年に39歳前後で結婚。その間のやもめ暮らしをどのような思いで過ごしたのか。
再婚(?)した男性は独り身だったのか、子持ちだったのか。いずれ、実子を授かることは無かったのだろう。夫の1918年の死亡は第一次世界大戦によるものだろう。その時52歳。当時の感覚からすれば残リの人生は余生というべきだ。その余生を第二次大戦と南北ドイツ分断の中で過ごしたことになる。
ちなみに鴎外は1922年の死亡。当時日本では文豪として名を馳せていたとはいえ、ドイツにその報は届いただろうか。
エリスユダヤ人説もあるが、戦中ドイツにとどまっていたのならそうではないのだろう。
4 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する