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2012年09月30日16:17

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この記事に思うこと。

32年越しのリバイバル人気! “自殺を抑止する絵本”が、しつけに活用されている http://mixi.at/aeWL51u



この記事を読んでてどこか引っ掛かった。その時はさらりと流したが、後でマイミクの玉虫さんが噛みついてくれたので、何がボクの中で引っ掛かったのか判った。
ありがとう! 玉虫さん。



それは記事の中にある、制作に関わった前社長の言葉として書かれているコメントなのだ。

そこだけ取り出すと、鈍感なような前社長像がまず目に浮かび、ステレオタイプの彼にはわからなかったのかも知れない。と思った。

当時の変わりゆく子供達の人間関係や社会構造が。子供達の間だけの問題だけでなく、親の側の過干渉やら放任やら。子供達を取り巻く学校や先生や片寄った教育も含めて、世間で心を病む子供や大人や人々だらけだったことが、彼には見えなかったようだ。(だけどそれは今も変わらないように思える)

そして記事にコメントしている現社長も、何〜も考えていないように思えた。親子して。

記事では、絵本を読んだ子供達に「死ぬのは恐いことだ」と強く心に刻む。それこそが、同社の悲願だったと結んでいる。
――何かがおかしい。

この絵本が、当時の少年による自殺が社会問題となっていて、それを抑止する目的で細作されたとしても。 
――絶対におかしい。だって誰でもいつかは死ぬのだから。わかりきったこと。なぜ恐怖だけ植え付ける。だったらそれは当時流行ろうとしていたホラーブームの先駆けですかと言ってみたくなる。



この、本来の絵巻「地獄」にはちゃんと意味があって、その地獄・その地獄に堕ちるだけの因果応報の理由を説いていたはずだ。十戒やハムラビ法典のように、それは仏教の教えでもあったはずではないか。死をもって生を語る。
テーマはそこだろ。 そこを言わずして、ナニが制作意図だ。このコメントほど真逆にズレまくっているのは、むしろ可笑しいだろ。


ページをめくると、それはもう恐怖の連続で! 大人の私でも恐い。眼前に、むごたらし過ぎる地獄絵図が、これでもかと展開されるのだ。……と、記事は説明する。






……いや、絵本「地獄」の制作者は、そこまでバカじゃないと思う。前社長も現社長も。

食べるものにも生活にも困らない時代なのに、どうして自ら命を絶つのか? と、前社長は本当に思っていたのだろうか? そんな単純なバカが、社長になんかなれるハズがない。


もしかしたら、この記事を書いてる人が適当にコメントをはしょってんじゃないか? 
その怖れは大いにあるだろう。記事の切り口もさもありなんとしている。



結論:たとえ署名入りの記事であっても、鵜呑みには出来ない。
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