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2012年09月23日17:14

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キングオブコント2012

まずは、バイきんぐ、優勝おめでとう〜!!芸人さん達の前評判通りの結果になったってコトは、やっぱり、バイきんぐが、何処でも、ちゃんと笑いを取っていたってコトなんだろうね。

今回、何が楽しかったかって、あ、私、「このメンバーで、ライブやりますよ。」って言ったら、チケット取って行くは・・・って言う、それほど、好みの芸人ばかり出ていたコト。ちゃんとロッピーの前に10時にスタンバイして、チケット取って行くライブのメンバーだよ・・・と言うか、「K−PROのライブメンバーみたい!(しずる以外)」って、ちょっと思った(笑)。

基本、私は、表現モノの賞レースが好きではありません。個人の趣味・嗜好が強く出る表現モノに、点数を付ける意味があるのかな?って思ってしまうから。印象派の絵と象徴派の絵を比べて、「どっちが好き?」と言われても、日本人は、印象派の絵が好きな人がぶっちぎりで多いけれど、私は象徴主義の絵の方が好きだから。
なので、私にとっての賞レースは、ゴールデンタイムで、ちゃんとしたネタ番組・・芸人が実力を発揮出来るネタ番組をやる意義にほかならず、それにより、芸人さんの仕事が増えて、ちゃんと芸人でご飯が食べられるようになれば良いな・・・って言う、それを思います。TVには出なくとも、例えば、東京03のように、ツアーライブをやって、ちゃんとコンスタントにお客さんが入る・・とかね。そんな感じになってくれればと。(そもそも、今のTVは間を嫌うので、雛壇での瞬発力が発揮出来なければ、TV的には『消えた芸人』になってしまうコトも多いからね)

バイきんぐ。選ばれた芸人の中では、1番芸歴が長いコンビですよね。そして、コンビ名は、飛石連休の藤井氏が付けた(笑)。(まだ、吉本所属の頃、舞台で、「コンビ名決めて」って言って、候補を数個持って来たのだが、コンビ名っぽいのが『バイきんぐ』しかなかったらしい。藤井氏曰く「他、酷いのばっかやった。」(遡ると、ペイジワンのレポで、そのコトが書いてある・笑)

ちょっと、最初に誤解を招く書き方をします。
今回思ったのは、「あぁ、上手いコントをやる芸人ではなく、面白いコントをやる芸人が、順当に、優勝したんだな。」でした。
こう書くと、「バイきんぐ、コント下手なのかよ!」みたいになっちゃうんだケド、そうではなくてね。そうではない証拠に、彼らも「言葉の芸人」だよね・・って思うから。「何て日だ!」とか、「あとから来るパターンだ!」とか、言葉の選び方の面白さもあるって思う。「その熱量で良く来れたな。」とか。この場合の“上手い”は、技巧に走り過ぎると言う意味で。

今回、ひょっとすると、バイきんぐの対極にあったのが、トップリードのネタかも知れない。特に、1番最初にやったネタ。(ペイジワンでやったやつですね。) 場面ごとを繋げて、最終的に、元に戻って行く。ペイジワンでは、「おお〜」と言う感嘆の声が上がったネタ。
でも、きっと。お笑い賞レースでは、“感嘆の声”じゃダメなんですね。笑いが多くなければ。特にKOCの場合、審査してるのは、現役バリバリの同業者だ。審査してる芸人は、誰1人、自分達が、つまらない、負けたとは思っていないはず。自分が1番面白いと思っているはずである。このネタ、捻くれた審査員の作家さん(笑)をねじ伏せるには、凄く、良いコントだと思うの。綺麗だし。でも、同業者(芸人)が審査する場合、技巧的過ぎると、ハナについたり、「上手いケド、そんなに面白くはないよね。」になるのかも知れない。
でも、2本目のネタは、ちょっと点数低すぎじゃねえか?って思ったんだが。羊のネタ。笑いの量で考えると、そうなっちゃうのかなぁ?バイきんぐが凄すぎたから??

さらば青春の光。どちらも好きなネタでした。「7000不可思議」あれ、本当に、不可思議って言う単位なんだよね(笑)。それが不可思議!(笑)まず、日常に生活していて使わない単位。3万円のおつまみが安く感じる(笑)。
でも、そんなに点数入らなかったような・・・。やっぱり、笑いの量なんでしょうか?もうちょっと入って良いような気もしたんだケド、芸人さんだから「この程度なら、俺らにも出来るは」って思われるのかも。きっと、勝因って「あ、コレは、俺らには出来ねえや。」って部分が、何処かにあるってコトなのかも知れない。
「いたとん」も好きだった。最後、子供にバットでバシバシ叩かれて、サラリーマンが言う「もう、何の痛みも感じない」は、笑うけど、怖い台詞よな。身体的な痛みより、心の痛みの方が大きいものね。さらばは、こういう、ちょっとグサっとくる台詞を使うの上手いですよね。

そんなさらば。私は未だに、アミパライブにおいての、オチ当て企画の時の、まとばゆうさんの回答を聞いた直後の、さらば2人の表情が忘れられません。ポカ〜ンだったの。見事にポッカ〜ン。(意味が分からなかったんだと思う・笑)

銀シャリ。「奥さんをぼくに下さい」のネタの方が、私は好みだったかな。お笑いヲタ(だと思うよ!・笑)の橋本さん。器用ですね。でも、ちょっと一本調子にも見えてしまったかも知れない。何だろう。緩急がないのかな?漫才だと、綺麗に見える彼らのネタですが、ちょっとその辺り物足りなく映るのかも。でも、「君に、奥さんが出来て、その奥さんを僕に下さいって言われたら、君はどう思う?」 「頭がおかしいと思います。」 「それだね、今、その気持ち!」が、可笑しくて仕方ない。この人、分かってはいるんだな・・・って言う(笑)。あと、お茶ください、お菓子下さいの流れで「奥さん下さい」って言うのも好きだったな。

しずる。能力者のネタの方が好きだったかな。あれ、能力者が分かる能力も、結構凄い能力だよね・・って私は思ってしまったのだが、何か、能力者測定装置が出て来たので、「あ、じゃあ、コイツの能力いらねえよな(^_^;)」と(笑)。そして、凄く、細かい嫌がらせに、自分の能力を使う村上氏。能力の無駄遣い(笑)。そう言えば、ちょっと、さらばの2本目とテイスト似てるかと思ったら、切り方は、全然違った(笑)。同じ、“超能力”がテーマでも、こんな多種多様に作れるよ!って言う、良い見本だなぁ。

そう言えば。超能力のコントの終わりで、ムートンが、チラっと映るのだが、ムートン島田氏が、ちょっと首を傾げていたのが、ちょっと気になった。アッサリ終わっちゃったから「あれ?これでオチかな?」って思ったのかな?それとも、プロだから、「自分だったら、こうしたのにな・・」とか思ったとかかな?

かもめんたる。事前番組で、小島よしお氏が「面白いとは思うけど、1位を取るネタじゃない。」に吹き出しちゃったが、確かにそうなのかも知れない。凄く上手いんだケドね。そう言えば、2本ともネタは、槙尾さんが女装しないネタだったね。あの、子供のネタも、ちょっと痛さがあるんだよね。「それは、幼稚園の頃の、本当のお母さんとの思い出だよ!」で、「やっちゃった、やっちゃった」とはやし立てる子供。良く考えたら、この子供、怖い!(^_^;) かもめのコントって凄くドライに見えるんだ。それが、私には、ちょっと面白い。コントに湿り気がないんだ。でも、これで、ウェットだったら、凄く重く感じるコントになるんでしょうね。

事前番組で、決勝に残れて、う大氏が泣き崩れていて、「ネタの、クールな印象と全然違うじゃん。」みたいなコトを言われていたが、WAGE時代から、お笑いには熱い人だったよね、う大氏。う大氏のライバルは、今でも、森さんなんだろうか?(WAGE時代、う大氏「森(森ハヤシ氏。WAGEのメンバー。現在、作家さん)が書くネタに勝てないんだよ。」って言いながら、ネタを書いていた。人見知りらしく、あまり喋らない方だったケド、友人(私の友人は、元WAGEと同じ事務所)曰く「スゲエお笑いに熱い奴だよ。」と言っていた。だから、泣き崩れて当然だよね。

うしろシティ。どっちも好きなネタだったな。転校生と、不良少年と少年。でも、本来は、もうちょっと長いネタだから、「あ、切っちゃうのか・・もったいない。」とは思う。転校生のあの、不思議な玉は何なんだろ?もみ玉??酒屋さんの前に吊るす玉のようなモノを想像したんだが、どうやら違うっぽいし(笑)。目立ちたい転校生の阿諏訪君と、意図せず、目立つ行為ばかりの(おそらく天然)金子君。きっと、良い友達になれるよ(笑)。不良少年と少年の「どうして見てたんだよ〜。」と言う不良の腹の底からの台詞が好きだ。(単独で見た時もやっぱり、ここ好きだった) でも、500円でワンピースは買えないんだ・・の下りはカットなんだなぁ〜、時間制限あるから仕方ないとはいえ、勿体ない!

余談だが。審査員席で、ムートンの横に、ジンカーズが座っていたのね。うしろシティもいるし、思わず「コントラボルタじゃん!」って思った私(笑)。まぁ、私が見た時は、うしろシティではなく、まだ、ワンスター(阿諏訪氏が組んでいたコンビ。人力舎所属だった)と、ナナイロ(金子氏が組んでいたコンビ。あ・うん所属だった)だったんだケド・・・。カレーもいた。
そして、あの時、チケットを売らずに帰ろうとした、ジンカーズ馬場氏のコトを未だに思い出す(笑)。(そして、未だに、あのライブ。手売り以外でどうやってチケットを買えば良かったのかが分からない・・・)

夜ふかしの会。
カラオケボックスのネタのが好きだったかも。ただ、「そのまま、帰って来たら、ズレて座れば良いのに。」とは、思ったケド(^_^;)。夜ふかしの会。割と、サッパリしたネタが多いのかも知れないなぁ〜と思ったり。
サッパリしたネタだと、笑いにつながりにくくて、点数が低くなっちゃうのが勿体ないよね。こういう賞レースだと仕方ないんだケドさ。TVだしね。
そして、コレは言っても仕方ないコトだけど「あぁ、もう、ちるどさんはいないんだな・・・」って思ったり。もう、粋なりも見られない・・・。(大輪教授と、ちるど氏が組んでたコンビ)

バイきんぐ。どっちも900点越え??うわぁ〜凄いなぁ〜。芸人さんに「あいつら、売れるは。」って言われる芸人。
事前番組でも伊集院さんが仰っていたが、「彼らは、チャンスを与えられてないだけ。だから、場を与えられれば活躍する。」は、本当に、そうだと思うし、バイきんぐ以外にも、そんな芸人さんは大勢いますよね。
もうね、ボケ数が違うんだ。他のコンビと。ボケ数が多いんだよね。あと、熱量。高い、高い。
だから。「バイきんぐが苦手」って言う人も、結構いると思う。THE GEESEとか、ジンカーズもそうかな・・熱量が低いコンビが好きな人には「熱くるしい!」って思われるかな・・とも思うので。
私も、本来は、熱量の低いコンビを好む傾向にあるのですが、何故か、バイきんぐは好きなんだぁ。それは、彼らの使う言葉に私が引っかかりを感じるから。
前述した、「今朝だ。何て日だ!」とかね。「何て日だ!」なんて台詞なんか、シェークスピアの台詞ですよ(笑)。(勿論、小峠氏が、シェークスピアから引用したとは言わないが・・・って、そうだったらごめん・笑)
思いだし怒りをして、「4000万が今来たパターンだ!」とかね。「今までに、起きたことがない感情だ。」とかね。言葉の使い方が上手い。そして、(コレ、重要)面白い。

教習所のネタも、西村氏がやってる人、あれ、ようは、キチガイだからね(笑)。だって、15年前だかに、教習に来た人が、教習所の講師に会いに行ってるんだよ?てか、ホント、良く覚えてたな!!(笑) しかも、記念に鍵埋めるし。「探してもないはずだは。何故なら、地中に埋まっていたからね!」

私、オンバトのチャンピオン大会でやった探偵のネタが大好きなんだが、流石に、コレは、持って来なかったか(^_^;)。アルピの平子氏が「スワッピング探偵の話だよな」とツイートしていたが、ホント、そうだよな(笑)。

バイきんぐの2本目のネタが終わった時、さらばが映ったんだが、口元がこう動いていた「うまいなぁ。」
同業者に「うまいなぁ」と言われたのだ。そりゃ、優勝するよね。

彼らは、チャンスの場を与えられ、そして、ちゃんと、そのチャンスを自分のモノにしたんだねぇ。

で、ペイジワンは、本当に縁起が良いライブだと思うの。
先月出た、バイきんぐは優勝したし、今月出た、トプリは、順位はふるわなかったケド、記憶には残ったと思うので。(エレキ2号って言われそうだね・(^_^;))この“記憶に残る”って、TVにおいてはとても大事。
ペイジワンで和賀氏が「アイツら、決勝に残るくせに、毎回最下位ってどういうコトだよ?ってね。」と言っていたが、それは、それで面白いじゃん!って思う。いや、本人からしたら「ちゃんとネタで面白がらせたかったよ!」でしょうけれど。是非、次回も決勝に残って欲しい。そして、また、最下位に・・・は、ならなくて良いので!

ひとまず、バイきんぐおめでとう。害虫駆除界のプリンス小峠氏は、害虫駆除のバイトを辞められるかなぁ。
そしたら、今度は、スパローズ大和氏をゲストに呼んで、小峠氏が、害虫駆除引退ライブをやらなくちゃだは(そんなに長くはやってないか(^_^;))。

私は。笑いを作れる人を、尊敬します。彼らがいなければ、大げさではなく、私は、今、生きていないと思うから。
お笑いフリーク38年。ライブを見に行くようになって24年。たったそれだけの私だけれど、これからも、どうかお笑いを好きでいさせて下さいね。
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