危険性を承知で赴いた本人が、その確率の悪い方に当たっただけの話。
さすがに自業自得とは言わないが本望だろうし、少なくとも美談ではないと思う。
うちの親父も研究職だったけど、相手が雷だったからね。
何度か死にかけているけど、社会のために必要で、それが俺の仕事だという信念で続けてた。
たまに「お父さんはこれこれという危険な仕事をしているから、帰ってこれない時が来るかもしれない。ただこれは社会に必要な大切な仕事で誰かがやらなければならないんだ。もし帰れなくても悲しむ必要はない。よい子にしてお母さんを助けてやってくれ」なんてことを言ってたけど、あとから聞くとどうもその死にかけた後だったようだ。
まぁこの記事の戦場カメラマンやうちの親父のように、死の危険を明確に意識して働いている人は多くないと思うが、業務上の事故で死亡している人は決して珍しくない。
例えば交通事故で死亡している職業ドライバーなど毎日何人もいる。
極端な話、確率の差はあれ、死亡確率ゼロの仕事など存在しないだろう。
たまたま日本の日常とはかけ離れた戦場で銃弾に倒れるという奇禍にあったわけだが、同業者の死を、同業のマスコミ各社がさもそれが偉そうに報じているだけではないのか?
被弾して死を悟りながら、カメラが止まらないような固定をしてテープが終わるまで回り続けるようにしてたという話であれば、そのプロ根性は賞賛するが、そういう話でもない。
「10人以上の迷彩服を着た一団に突然、銃を乱射された」とあるが、そんな一団が近くに来ているのにカメラを回し続けることが称賛に値する行為とは、私には思えない。
紛争地や事件多発地域に平気でたいした備えもせずに旅行に行く連中と大差ない愚行にも思える。まぁこの記事だけでは、現場の状況も当人の判断基準も判らないので私感に過ぎないが、危機意識が甘かったと判断されても仕方ないと思う。
少なくとも私は、例えば消防士や、現在福島で被曝しながら働いている人たちと比べて、なにか素晴らしい立派な方とは思えない。
追伸
話は変わるが、戦場カメラマンを標榜している、非常に気味の悪いのったりしたしゃべり方をしている髭面の芸能人がいる。名前すら覚えてないが。
まぁ芸能人はメディアに載ってなんぼの仕事であり、彼らの商売を否定するつもりはないが、そういう姑息な手段で金を儲けようとする気持ちの悪いヤツは、個人的に大嫌いである。
※記事から来られた方、賛否両論大歓迎なので、コメント残してくださるととっても嬉しいです。
●山本さん 被弾時もビデオ撮影
(毎日新聞 - 08月21日 23:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2127423&media_id=2
※記事削除後用の引用
シリア北部アレッポで20日、独立系通信社「ジャパンプレス」所属の女性ジャーナリスト、山本美香さん(45)が死亡した事件で、フランス外務省がシリア当局を批判する声明を発表するなど国際社会に悼む声が広がった。政府系民兵集団とみられる迷彩服を着た一団に銃撃されるまで、取材用のビデオカメラを回し続けていたことも分かり、国際団体「国境なき記者団」もホームページで追悼の意を表した。
山本さんと同行し、毎日新聞の電話取材に応じたジャパンプレス代表の佐藤和孝さん(56)によると、今回の取材はトルコ南部キリスを拠点にし、16日にシリア北部のアザーズを訪問。20日はアレッポを日帰りの予定で訪れ、10人以上の迷彩服を着た一団に突然、銃を乱射された。
山本さんの遺体は病院で佐藤さんが確認。所持していたビデオカメラの映像にはアレッポ市民の様子などが映り、突然映像が途切れていた。佐藤さんによると、被弾時の映像といい、21日夜の日本テレビ「NEWS ZERO」で紹介された。
シリア取材前、山本さんは佐藤さんに「華やかなオリンピックの陰で、砲弾が落ち、空爆の下で暮らす人々が、どんな思いで生きているのか伝えたい」と話していたという。
今回の事件後、フランス外務省報道官は「シリア当局は記者と報道の自由を守る義務があるのに、組織的に記者を抑圧している」と述べ、アサド政権を批判した。AFP通信が伝えた。また、「国境なき記者団」はホームページで、山本さんについて「戦争取材の経験豊富なベテラン記者」と紹介し、「遺族や友人、同僚のみなさんに心から哀悼の意を表する」と表明した。
在トルコ日本大使館によると、遺体はトルコ南部の主要都市アダナに21日到着。司法解剖後、帰国手続きが取られるが、日程は未定という。【高島博之、川名壮志】
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