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2006年07月28日23:08

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号泣単独ライブ ダンククラッチ

注:以下、号泣単独ライブ『ダンククラッチ』の感想を書きます。このライブは長野でもやるそうですので(長野は、彼らの地元。凱旋ライブですね)、ネタばれがお嫌な方は、読まれない方が良いと思います。

では、ネタばれOKの方のみ、いらっしゃいまし〜。

号泣単独ライブ 『ダンククラッチ』

“ダンククラッチ”というのは、彼らが中学生の時に組んだ漫才コンビのコンビ名だそうです(漫才中に言ってました)。今見ると、結構アイタタタ感漂う「ダ〜ンク・クラッチ!!」みたいなキメポーズもあったよ(笑)。

今回のライブ。何が上手かったかって、構成!!こんなに綺麗な構成のライブを見たのは久々かも知れない。
号泣は、漫才師なので、漫才しかやりません。えてして、その場合、ライブ自体は単調になりがちなのですが、この構成の妙の為、それが単調に見えなかったのです。

どんな感じかと言うと、映像で号泣のプロフィールが一つづつ出るのですが(出身地・年齢・趣味などね)、このプロフィールにそって、漫才のネタが進められ、漫才が終り、再びプロフィールが映し出されると、プロフィールがネタ通りに変化していく。
上手いね!!誰が考えたのだろう?
一応、構成・演出には、号泣2人の名前と(赤岡典明・島田秀平)、福本岳史という名前(構成作家さんでしょうか?)が書かれているのだが、コレを考えた人は、1時間半ほどの漫才のみのライブを、どうやったら単調にならずに見せられるか、ちゃんと分かっていた人のような気がする。

号泣のライブにはトラブルが付き物。前々回では、島田氏が先にオチを言ってしまうというありえないミスを犯し、もう1度冒頭からやり直す・・・というコトが起こり、前回のライブでは、ライブ中に地震が起こった(^_^;)(多分、昨年の7月くらいの日記を見ると、その時のコトが書いてあると思うので、ご興味のある方は、そちらをお読み下さい)。
今回は、何も起こらずに終わる・・・かと思ったら、そうはいかないのが号泣ライブなんだねぇ〜・・・。何が起こったかは、ラストにて。

お品書き。
・出身地
・年齢
・犬
・音楽
・漫画
・座右の銘

幕間に、島田秀平氏が愛犬キキちゃんとたわむれる映画“キキのえいが”(監督:島田秀平)が上映された。
ナレーションが、島田氏ヴァージョンと、赤岡氏が、島田氏に内緒で勝手に編集した、ナレーション赤岡ヴァージョンがある。

OP映像。
マイク1本担いで、色んなところで漫才をする号泣。渋谷の交差点で漫才したり、エレベーターで漫才したり(ちゃんと締まって、漫才しながら下りていくのが可笑しい)。
1番好きなのは、ミュージシャンのライブでセッション・・・ではなく、邪魔してるとしか思えない状態で、漫才やってた2人。でも、ヘビメタ好きの赤岡氏は楽しそうだった。

・出身地

〜冒頭、映像で号泣の宣材写真が出て、出身地と書かれる。赤岡・島田両名とも、“長野県”と表記される。

2人は、長野県出身。で、長野と東京の違いを述べ、長野と東京どちらが良いか?を話し合う(?)漫才。
長野県出身で2人とも村の出身なのだが、赤岡氏は、島田氏の家の番地まで公表していた(^_^;)。
島田「皆さんも、近くに来た際には、観光名所にどうぞ。」

好きなのは、
赤岡「1番良いのは、人口が少ないから、高校受験とか、何処も、定員割れギリギリなんですよ。僕が受けた学校も450人が定員で、453人しか受験しなかった。3人しか落ちないんです。」
島田「・・・うん。」
赤岡「ね。3人しか落ちないんだよね?で、その3人のうちに入ったのがオマエ。」
島田「そんなコト言わなくてもいいでしょう!」
赤岡「吃驚したよ。2人で合格発表見に行って、殆ど全員受かるから、番号ずっと続いているの。で、(合格発表)見てて1個だけ抜けてて、『あぁ〜この人、落ちたんだぁ〜』と思って、横見たら、こいつが紙もってこう(紙を両手に握り締め、凄い形相で固まってる)・・・。」
島田「うるさいなぁ〜」
赤岡「でも、俺、その時、良い慰め方をしたよね♪」
島田「そうだっけ?」
赤岡「(島田の肩をポンと叩き)オマエの方が難しいよ★」
島田「俺、スゲエ、ムカついたは、その時。」

因みに、453人しか受けなかったかは知らないが、島田氏と赤岡氏は、一緒の高校に行こうと受験するも、島田氏のみ不合格だったのは事実。

この流れで、映画館の話をしていたが、人が少なくて、ガラッガラの映画館で、どこでも好きなところに座りたい放題なのに、島田は、赤岡の横に座ろうとした、それを鞄でガードした・・・という話も実話。でも、折角ガードしたのに、逆の位置に座られちゃったらしい(^_^;)。

この流れで満員電車のネタへ。
東京は通勤ラッシュが凄いという話。
赤岡が電車に乗っていたところ、(つり革を持ってギュウギュウの状態)隣りのお嬢さんが「あのぉ〜、号泣さんですよね?握手して下さい」と。
赤岡「握手って、握手以上に密着してるじゃないかと・・・。」
そのお嬢さんは、号泣ファンで、号泣占いを作っているので、サイトに遊びに来て下さいとアドレスを貰う。
赤岡氏がやってみたところ、占いの結果は“やや島田”。
赤岡「完全に100%“赤岡”なのに、“やや島田”。『島田になれるように、ガンバ!』って書いてあった。なりたくねえし・・・。だって、高校落ちちゃうじゃん!!」
島田「それを又、出すなよ!」

この後、何回か“高校落ちちゃう”のネタがあったが、どのタイミングだったかは失念。

もう一つ、占いネタがあったのだが、何占いだったかなぁ〜。面白かったのに、コレも失念した(^_^;)。

・年齢 

〜プロフィールが出る。最初長野県のみだったところに、赤岡の方には、村の名前まで、島田の方には、番地まで入っている。
今度はプロフィールに年齢が追加される。赤岡29歳。島田28歳。
(まだ20代なんだね。若いな!!・笑)

赤岡氏は、資生堂に肌年齢を調べに行ったらしい。結果は19歳。島田氏が触ろうとすると「あぁ〜、皮脂が〜!」と言って、顔を背ける赤岡。何故か、ヒアルロン酸のうんちくを言い、その後、島田氏の為に、肌年齢チェックシートを作って来たと言う。

そのチェックシートが、もう、いいかげん(^_^;)。

1.野菜はあまり食べない
2.野菜は良く食べる方だ


5.野菜は、キュウリを良く食べる方だ。

島田「カッパか!」
赤岡「6.カッパだ。」

この畳み込みが結構好き。選択肢にカッパがあるんだ(笑)。

赤岡「お酒は飲みますか?
1.たまに飲むが量は多い。
2.毎日飲む。但し、理科室のは飲まない。」
島田「理科室のって、アルコールランプのじゃん!!飲まないよ!」
赤岡「3.たまに飲む・・・」
島田「あ、俺、それ・・・。」
赤岡「理科室のを。」
島田「又、理科室!?だから飲まないよ。」
赤岡「4.良く飲む。理科室を。」
島田「理科室飲むの?」
赤岡「5.カッパだ。」

この畳み込みも好き。結果、選択肢に“かっぱ”があるんだね(^_^;)。

赤岡「好きな仮面ライダーの怪人は?」
島田「もう、肌関係ないじゃん!」
赤岡「1.シャドー○○(○○のトコロは、私が失念した(^_^;)。」
島田「シャドー○○って何?」
赤岡「シャドー○○は、物凄いスピードで動き、影のようになり、誰も触れるコトは出来ない。必殺技は“体当たり”。」
島田「そいつ、必殺技で自分から触りにいっちゃってるじゃん!!」
赤岡「さて、どれ?」
島田「え?一つしかないの?」
赤岡「(強い口調で)どれ?」
島田「じゃあ、シャドー○○しかないじゃん。」

こんな質問が延々続き、結果、島田氏の肌年齢は62歳と判定される。

・犬

〜プロフィールが出る。年齢のところに、赤岡・・肌年齢19歳(資生堂調べ)、島田・・肌年齢62歳(赤岡堂調べ)と記入されている。次に“趣味”と出る。島田のところに“犬とたわむれるコト”と記入される。

島田氏は愛犬が可愛くて仕方ないらしい。心が繋がってると主張する島田。

このネタの1番の見所は、架空の犬を可愛がり過ぎる、赤岡氏かと。
号泣の漫才は、私が“密着漫才”と呼ぶほど、2人の距離間が近く滅多にその場から動かないのですが、今回は結構動く(笑)。
その一つが、「所詮犬なんて・・・」と言い、架空の犬を可愛がる赤岡氏。
舞台の端まで寝転んで転がり「かわいい〜」と言ったまま暫く架空の犬と遊ぶ。普段、不遜なまでに無表情の男がやると、こんなにも可笑しいモノなのですね。
結果、島田氏がいつまでもやめようとしない赤岡氏の手を引っ張り、起こしていた。

その後は、バウリンガルならぬモノリンガルを作るネタ。冷蔵庫や電気とお喋りします。冷蔵庫に恋愛相談をしたら「う〜〜〜ん」と唸りっぱなしというのが、結構好き。

・幕間。島田秀平監督の、“キキのえいが”を上映。島田氏が愛犬キキちゃんと散歩に行き、1度はぐれるんだケド、帰って来る・・・というストーリー。
ナレーションも島田氏。キキちゃん目線でのナレーションなので、島田氏が映ると「コレが私の王子様★カッコイイ〜♪」などといった、アイタタなナレーションが入る(笑)。
最後、字幕で“これだけは言わせて。あのね・・・ずっと愛していてね”みたいな文字が入る。
次の漫才の冒頭、赤岡氏に「オチねぇのかよ!」と言われていた(^_^;)。

終演後、この映画はDVD化され、ライブに来た皆にプレゼントとして強制的に配られていました(笑)。
島田氏曰く「この映画を見て、笑ってた人の気が知れない。」らしい(^_^;)。

・音楽

〜プロフィールが映し出される。趣味の欄。島田のところが“キキの映画作り”になり、赤岡のところに“音楽鑑賞”と追加される。

赤岡氏は、ヘビメタファン。携帯電話の着メロもヘビメタらしいのだが、かかって来るたび、うるさいと文句を言う島田。
島田「しかも、オマエも、かかってくるたび、ビクゥッて驚くじゃん!」

ここでの見所は、赤岡氏のヘビメタ馬鹿っぷりかと。
私、ここが1番ウケたかも知れない(^_^;)。
エアギター宜しく、ヘビメタのギタリスト達の真似をしまくる赤岡。何故か、ヘビメタのギタリストは皆、ちょっと太ってるらしい(^_^;)。エアドラムも披露していた。
赤岡氏がヘビメタ好きなのは知っていたが、これほどとは・・・。
本当に、嬉々としてやってるんだよ。
エアドラム披露後、島田氏に「ノイローゼか!」と突っ込まれる。

島田「俺、随分長いコト、オマエと一緒にいるケド、こんな生き生きしたオマエ見るの、初めてかも知れない。」

私は2回目です。1度目は、仮面ライダーの話をしていた時ですが・・・。

その後、音楽は人を元気付けたりするから、内気な人は、歌を使って喋ろう・・というコトになる。

赤岡氏が女の子役で、デートシーンが展開されるのだが、何故、赤岡氏の演じる女性は、ほのかにムカつくのだろう?(^_^;)
ブリっ子の仕方が鼻につくからか?

最後、島田氏にプロポーズされ、
ユニコーンの大迷惑がかかる。

・漫画

〜プロフィールが映る。好きな漫画。赤岡・・・タッチ。島田・・・スラムダンク。

色々な漫画を混ぜて、夢の共演をしようというネタ。
スラムダンクにタッチを混ぜて“スラムタッチ”。
「俺、上杉達也は、世界で1番・・・バスケがやりてぇっス。」

後半、スラダンの三井君の台詞なのね。

・幕間。キキの映画。ナレーション赤岡ヴァージョン。キキ目線のナレーションは「誰か、助けて。誰か、助けて。」最後の文字は「ねえ。これだけは言わせて。あのね・・・。飼い主、代えて。」

・座右の銘

〜プロフィールが出る。好きな漫画のところが、赤岡・・スラムタッチに変わっている。座右の銘。赤岡・・・なし。島田・・。継続は力なり。

かなり短いネタだったと思います。短歌で色々座右の銘(?)を作るネタ。

貧乏短歌が全部“五月雨や〜”から始まるのが、個人的に好きでした。
赤岡「だって、悲しい感じがするじゃん。」

ED
「あぁ〜今回は、何もトラブルが起こらんかったなぁ〜。」と思ったら、最後の最後にトラブル発生!
ED映像が流れなかった。流れたと思ったら、途中からで、巻き戻った!(^_^;)
やっぱりトラブルはあるのですね。号泣ライブ。

ED映像は、“赤岡典明のヘッドバッキングに挑戦”。ヘッドバッキングを延々1000回続けてやってました。
最後、赤岡氏の顔が明らかに青い・・・。元々色白の人だが、白い通り越して、青い・・・。

EDトーク。
赤岡「最後の映像。最初はちゃんと頭の中でヘビメタの曲が流れてるんだケド、終りの方になると違うのね。“サライ”が流れてた・・・。」
島田「あぁ〜、やっぱり最後はそうなるんだ・・。」

終演後。ちょっと面白かったのは、私の横に、若いお嬢さんと、そのお母様と思われる人がいらしたのだが、お母様に向かい、お嬢さんが「(吃驚した声で)本当に、キキの映画で感動したの!?」と言っていた(笑)。
お母様は、島田監督作:キキの映画で本当に感動したらしい(^_^;)。素直な心をお持ちですね。

男性が結構いたのも興味深い(そして、男性の笑い声が会場内に響く)。号泣のファン層って、イマイチ分からないんだよね(^_^;)。前回より椅子の数が増えたような気がしたのは気のせいでしょうか?チケットちゃんと完売したのかな?

号泣。昔から好きな漫才師です。
2人とも長身痩躯は、アンガールズと同じだが、アンガのようにキモカワイクはなく、笑いがとれる程不細工なワケでもない。かと言って、誰もが羨む様な美貌でもない。言ってはなんだが、非常〜に地味でコレと言った特徴のない容姿のコンビ。ネタは正統なる喋くり漫才。本当に地味。
彼らのキャッチコピーを付けるなら“平温”と付けたい。

でも、その平温感が私には心地良いのです。無理せず気張らず、言葉遊びに代表されるようなネタで勝負する。

今回のライブのOPを見て「あぁ、彼らは、本当に漫才師なんだな。漫才に拘りたいのだな。」と不覚にもちょっと感動してしまった(笑)。

あと、個人的には、幼馴染のコンビなのに、そんなに仲が良さそうに見えないのもポイント。
2人は普段「シュウ」「ノリ」と呼ぶのだが、お仕事モードに入ると「島田」「赤岡」と名字呼びになるところとか、雛壇があり、座る場所が決まってない場合は、赤岡氏は、意地でも相方の横には座らないところとかね。
(でも、その結果、人見知り故、一人ポツ〜ンと座ってるコトが多いような(^_^;))
そんな部分も好きだったりします。

今回のライブ。ネクタイだけお色直しがあった。気づいたら、最初と違うネクタイを締めていた。スーツはそのままだったと思ったが、何故にネクタイだけ変えたのだろう?気合を入れなおしたのかな。
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