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明日は函館競馬を観戦しに行く。
明日から７月だから、明日から「ＪＲ北海道とＪＲ東日本の普通列車が７日間乗り放題で１万円、特急はだめだが急行なら料金券追加で乗車可能」という激安の「北海道＆東日本パス」が使える期間に入る。
競馬が的中するとは限らず旅費はできる限り抑えたいから、早速明日は「北海道＆東日本パス」を使おう。
ただ、普通列車だけでは明日朝一番の普通列車で釧路を出発しても函館に着くのは夜になってしまい、競馬は終わっている時間に函館に着いてもしょうがないから、今日のうちに出発するしかない。
今日は普通に乗車券を買って向かうが、釧路から函館までの乗車券は最短経路でも9030円もする。
明日の函館競馬は朝から観戦するつもりはなく午後からで十分だから、明日東室蘭5：50発の朝１番の長万部行きから乗り継いで函館へ行けば午前中に函館に着け、明日からなら「北海道＆東日本パス」が使えるから、今日は函館まで行く必要はない。
明日の東室蘭5：50発の長万部行きに乗れるところまで行って泊まればいい。
室蘭市に泊まることにしたので、都合がつくようなら室蘭のマイミクさんと一杯やらないか誘ったら、翌朝間に合うように東室蘭の２駅長万部寄りの崎守駅までクルマで送るから家に泊まっていけばいいと言ってくれた。
そんな経緯で今日は東室蘭までてはなく室蘭まで行く。
問題は、まだ「北海道＆東日本パス」が使えず普通乗車券を買って行く今日、釧路から室蘭までの乗車券を買うとすると6610円掛かる。
列車に乗るのは釧路からでなく、幕別までクルマで行けば燃料代は片道700円掛からない程度で、幕別から室蘭までの乗車券は4930円で済むから、幕別まではクルマで行き、幕別からＪＲで行くことにした。
釧路7：26発
↓クルマ（国道38号、111�辧�
幕別9：16着/9：30発
↓普通（帯広行き）
帯広9：47着/10：13発
↓普通（滝川行き）
新得11：23着/12：05発
↓特急「スーパーとかち４号」（札幌行き）…※
新夕張13：02着/13：49発
↓普通（千歳行き）
追分14：23着/15：55発
↓普通（苫小牧行き）
苫小牧16：33着/17：37発
↓普通（東室蘭行き）
東室蘭18：39着/19：05発
↓普通（室蘭行き）
室蘭19：17着…泊
※：石勝線新得・新夕張間には普通列車が１本も運転されていないため、この区間だけ乗る場合に限って特急料金不要で乗車券だけで特急の自由席車に乗れる特例を適用。
新夕張ではすぐ接続する千歳行き普通列車があるが、室蘭のマイミクさんは今日は夜まで用事があるとのことで早く着いても困るため、新夕張から１本後の列車でのんびり向かうことにした。
そうすると追分と苫小牧での接続が悪く待ち時間が長くなり、今回はちょうどいい時間に室蘭に着く。
さて、問題は利用するきっぷだが、前述の通り幕別→室蘭の乗車券（石勝線、追分、室蘭線回り）は4930円で、これを安平と登別で３枚に分けて買えば合計4820円で済み、110円安くできる。
もうひと押しできないだろうか考える。
乗車券の分割購入より安くできる可能性があるとしたら、あとは区間変更（使用開始後の行先変更）しかない。
うまく該当する駅がないだろうか調べてみた。
見つかった。
滝川回りで石北線の北日ノ出までである。
幕別→北日ノ出（経由：根室線、滝川、函館線、旭川、宗谷線、新旭川、石北線）の乗車券は運賃計算キロ258．6キロで4620円である。
このきっぷを使い始めてから、新得より先を石勝線、追分、室蘭線経由室蘭までに変更を申し出る。
乗車券は使用開始前に変更する場合は「乗車変更」扱いになって１回に限り差額精算になるから安くも高くもならないのだが、使用開始後に変更する場合は100kmまでの近距離や大都市近郊区間内完結の場合を除き、変更は「係員の承諾を得て」回数に制限なく変更でき、差額精算の「乗車変更」ではなく「区間変更」という扱いになり、異なる計算方法が適用されることになっている。
「区間変更」は、「行先を変更することによって乗らなくなった区間の運賃」と「行先を変更することで新たに乗ることになる区間の運賃」を比較して、差額があれば徴収、過剰の場合は戻ってこない、という制度である。
一見すると「過剰があっても払い戻しなし」だから安くなるようには読み取れない。
ところが、今回の場合はそうでもないのだ。
具体的に説明すると、「乗らなくなった区間」の新得→北日ノ出（経由：根室線、滝川、函館線、旭川、宗谷線、新旭川、石北線）の運賃は運賃計算キロ200．6�劼�3880円で、「行先変更で新たに乗ることになった区間」の新得→室蘭（経由：石勝線、追分、室蘭線）の運賃は運賃計算キロ215．4�劼覇嘘曚�3880円なのである。
過剰も差額も発生しないから、4620円の原券を室蘭までに変更しても差額なしで変更できるのである。
まともに幕別→室蘭を買うと4930円の区間なのに、全然違う北日ノ出までの乗車券を買っておいて使用開始後に室蘭までに変更すれば4620円で済んでしまい、普通に買うより310円安く上がるのだ。
たかが310円と言うなかれ、金利ゼロの時代に６％以上安いというのは大きいではないか。
運賃計算の規則が使用開始後の変更の場合はそう計算することになっているんだから、もちろんのことながら不正乗車でも何でもなく、堂々と変更を申し出ればいいのだ。
早速、先ほど帯広での乗り継ぎ時間の間に変更を申し出たが、帯広駅の改札の係員は発券端末の区間変更の操作方法が分からず、手書きのシュッポ（出補＝出札補充券）での対応になった。
端末発券だろうが手書きだろうが効力は変わらないから全然構わない。
「手書きのきっぷでお願いします」なんて言ったら駅のコードナンバーを調べて記入したり経由欄も手書きで書かねばならず面倒で嫌がられるだろうから「係員の承諾」が得られないかも知れない。
今回は勝手に手書きで発券してくれて、最近少なくなった貴重な手書きのきっぷになってかえってありがたい。
ただ、今日は朝から何も食べておらず腹が減っていたが、発券の仕方を調べて手書きで書くのに時間が掛かり、帯広での乗り継ぎ時間26分の間に食料を調達する時間はなくなった。
新得まで我慢し、ようやく新得で駅そばにありついた。
空腹だから、今日の天玉そばはひときわおいしく感じた。
それにしても、今朝釧路を出発するときは気温13℃台で肌寒かったから長袖で旅しているが、十勝は暑いな。
そんなわけで、今日は普通乗車券なのに６％おトクに室蘭へ向かっている。
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