『梅ちゃん先生』

　毎朝、撮りおろしの堀北真希が見れるなんて、えらいぜいたくな話なわけです。というか、堀北真希、安売りしすぎ。これも不況のせいですかね、ユーロ危機の影響ですか、ギリシャが悪いですか、アレキサンドロス大王万歳。

　父親は高橋克実、母親は南果歩、祖母は倍賞美津子、姉はミムラ（おっ）、兄は小出恵介。なんというか、ヒロインに堀北真希を迎えるにあたって、鉄壁の布陣を敷いていることが歴然としています。「そんな仕事やってて楽しいか？」と追及したくなるほどです。
　特撮枠（本当はそんなものないと思いますが）としては、サムライレッドの松坂桃李。寡黙な殿から一転して、ちゃらんぽらんな幼馴染なので、事前に情報を入れてなかったら、わからなかったと思います。
　あと、叔父さん役で鶴見辰吾が出てました。『仮面ライダー　フォーゼ』にも出ているので、ひょっとすると月曜から日曜まで、一週間ぶっ続けで朝８時にテレビをつけると鶴見辰吾が映っているということになりかねません。
　そういえば、『仮面ライダー響鬼』の時は、主演の細川茂樹が大河ドラマ『源義経』にも出演していたので、日曜の午前８時と午後８時にテレビをつけると、どっちも細川茂樹が映ってました。本当にどうでもいいことばかり思い出すものです。
　それから、主題歌はＳＭＡＰですよ。よくぞＡＫＢにしなかったと誉めてあげたいくらいです。いや、どっちにしろＡＫＢはないか。ま、いずれも「朝から椎名林檎かよ、胸焼けするわ！」と思っていた『カーネーション』からすると隔世の感があります。

　とはいえ、キャスティングがこれぐらい鉄板だと（２年ぐらい前の連ドラ『てっぱん』はこれ一発で主演の瀧本美織を葬り去ったと思ったけれど、いまでも元気な姿をみれてなにより）、どうせ話はつまらないので見なくても安心ぐらいに思ってました。
　あまり賛同してもらえないかもしれませんが、私はこれでもけっこう忙しい身の上でして、本当はドラマなんか見ずにすむなら、その方がいいに決まっているわけです。たまに見逃せないものが放送されてしまうので、そうもいかずに義務として見ているにすぎません。「そりゃ、渡辺あやならおもしろいに決まってるよ、けっ」てなもんです。いや、本当に。
　それでまあ、鼻くそをほじりながら(比喩です、念のため）オープニングで脚本をチェックしたら尾崎将也なんでまた見なくちゃいけなくなりました。困ったものです。