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2012年03月17日17:25

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ライヘンバッハへいらっしゃい。

シャーロックホームズの新作『ラブラブ探偵危機一髪!ライヘンバッハへいらっしゃい』・・・じゃねえや、『シャドウゲーム』を見て来ました。

今まで、冗談で『ラブラブ探偵危機一髪』と言っていたのですが、本当に、そんな内容でした。ガイ・リッチー、コレ、確信犯ですね。
流石、マドンナ姉さんと結婚していただけの人ではある。
因みに、こう言う、男性同士の絆・・と言うか、絆と愛情半々くらいのモノを、造語で『ブロマンス』と言うそうです。ブラザー・ロマンスの略語だってサ。へぇ〜。初めて知ったよ。じゃあ、衆道とか、外国人には、理解しづらいと思うケド、「ブロマンスみたいなモノですよ。」って言ったら、通じるんでしょうかね。・・・まぁ、ブロマンスとは、ちょっと違うのか・・・衆道は。あれ、システムっぽいからな。カルタゴやスパルタの兵士組織の方を、外国の方の場合例題に出した方が分かりやすいのかな。

パンフレットなどに、『前作よりパワーアップ』と書かれていたのですが、パワーアップしていたのは、火薬の量と、ワトスン博士のホームズさんに対しての愛情でした。
もし3作目があって、ワトスンさんとホームズさんのキスシーンがあったとしても、最早驚かねえや、私。ここのホームズさんとワトスンさんに関しては。

火薬の量に関しては、もう、やたら爆発する(笑)。色んなモノが爆発する。こんなに爆発するホームズ映画、おそらく、リッチーさん以外作らんと思うぞ(笑)。いや、いいんですよ。ハリウッドの娯楽作品ですもの。「1作目より、製作費が増えた」そうで(興行成績が良かったので、製作費が増えたらしい)、その増えた金を、全部、火薬に使ったんんじゃねえか?と思う(笑)。
あと、相変わらず、VFXが凄い。コレは、ハリウッドだよな。「コレ、どうやって撮るんだろう?」って思う部分がいくつもある。CGとの合成だってのは分かるが、どの部分を、セットで作って、どの部分がCGか・・とか分からないんだよ。コレは、凄いねぇ。素直にこの部分は感心。

ワトスンさんの、ホームズさんへの愛情に関しては、もう、ガイさんちのワトスンさんには、「ワトスンさん、あなた、コイツ(ホームズさん)のコト、恋愛対象として好きでしょう?」と、小一時間くらい問い詰めたい気持ちで一杯です。で、その後、小一時間くらい「絶対やめとけ!こいつ好きになるのだけはやめとけ!不幸にしかならんから、やめとけ!」と説得したい気持ちで一杯です。
それこそ、BBC版の『シャーロック』のサリーちゃんのように。
(BBC版のサリーちゃんとは、BBC制作の現代版『シャーロック・ホームズ』に出て来る女性刑事さんなのだが、シャーロックを常に「変人(フリーク)」と呼び、ジョン(ワトスン君)に、「あの男(ホームズさん)とは別れた方が良いわよ。」と忠告してくれる人である。私のお気に入りキャラ。本気で心配してるんだと思う。んが、「別れた方が良い」って言ったばっかりに、サリーちゃんは、シャーロックに10倍返しをされるって言う・・・(^_^;)。こっちでも、大人げねえです、ホームズ先生。)

あと、ライヘンバッハが凄いコトになっていた。

モラン大佐(モリアーティーの腹心)が、もう、何か、ガイ・リッチーの夢が詰まり過ぎていた。そして、夢が詰めきれず溢れ出ていた。もう、モランではなく、ゴルゴ13。そして、モラン大佐には、「オマエ、モリちゃんのコト、大好きだなっ!」ってツッコミたい。

マイクロフト兄ちゃんが思っていた以上に沢山出る!(コレは嬉しい!)そして、チームマイクロフトが凄く良い!原作は、お兄ちゃん一人ぽっちっぽいケド、こっちは、ちゃんと仲間がおるのだ!仲間・・てか使用人?

メアリ最高ー!!メアリ史上、初めて「オマエ、この、イカレポンチ探偵に負けないよ!」って思うメアリを見た。リッチー有難う。コレは素直に感謝です。私の夢を、実現させてくれた。
てか、メアリ史上って言う、日本語は何だ!(笑)そんな言葉はない!あ、メアリって、ワトスンの嫁ね。

マイクロフト兄ちゃんを演じてる役者さん。「どっかで見た人だな?」とずっと思ってたら、映画『オスカー・ワイルド』で、ワイルドを演じていた役者さんだった。しかも、その時、ワイルドの彼氏であるダグラス卿を演じていたのは、ジュード・ロウだった。てか、アレ、ジュード・ロウか!あのイケメン。見たのに覚えてねえ私って・・・。イケメンは覚えられない・・・。
中の人設定で考えると、元カレが、マイクロフト兄ちゃんってコトになる、ワトスン博士。大爆笑。
因みに。ドイル先生は、マイクロフトのモデルに、ワイルドを使ったらしいのです。体形とか、頭の良さとか。だから、「なるほど」な配役ですね。

ノオミ・ラパスが恰好良い!スゲエ恰好良い!美人な姐さん、大好物っ!

1番吃驚したのは、リッチー監督が、私とそう年齢が変わらないコトだった。3歳年上なだけ。もっと、オッサンだと思ってた。ごめんよ、リッチー。

と、ネタバレにあんまり関係なさそうな感想はこんな感じでした。
この後、ちょっと、ネタバレになる部分を含む感想を書くので、これから見ようと思ってる人は、ここから先は、読まない方が良いかも知れない。でも、基本、あんまりネタバレはしたくないですが。でも、まぁ、見た人用・・っコトで。

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ワトスンさん・・・てか、映画表記だと、ワトソンさんなので、ここからは、ワトソンさんと書こう。
ワトソンさんの飼ってる犬・・・ブルドックがデカくなっていた。これ、時系列的には、1作目と、そんな時間が経ってないはずだから、こんなに急に、デカくはならないので、ブルドックの子犬を手配出来なかったのかなぁ〜とちょっと思った。もしくは、ホームズ先生、ついに、実験で、犬、殺した?!(ワトソンさんに、絞殺されますよ、ホームズ先生)

『最上級のドヤ顔をする嫁』と言う情報を得ており、どの場面で最上級のドヤ顔をするのかと思ったら、結婚式の場面でだった。ホームズ先生に対しての宣戦布告!「オマエの好きな男取ったったで!」くらいの勢いで、ドヤ顔をしていた嫁メアリ。この瞬間、「ここのメアリは、ホームズに負けないメアリだ!」って思った。いや、原作が、あまりにもあまりにもだから、ホームズ先生。2週間おきくらいに新婚家庭に押し掛けて、やれ「夜遅いから泊めろ。」だの、旦那をムチャクチャな電報で呼びつけるだのし、最終的には、自分が命狙われてるってのに、ライヘンバッハまで引っ張って行く(厳密には、ベルギー辺りでワトスンに「君は帰れ」って言うケド、だったら、そもそも連れて行かなきゃ良いじゃんよ!)。あまりの傍若無人っぷりに、「もっと怒れよ、メアリ!」と思っていたので。
第一作目から、ドSだったメアリは、ホームズ先生に宣戦布告をするが、ドS度がアップしていた。
いいぞ、メアリ!いけいけ、メアリ!もっとやれ!
私の中で、いしいひさいち氏の『コミカル・ミステリーツアー』と並ぶ、大好きメアリちゃんになりました。

そんなメアリを、助ける為とはいえ、新婚旅行中の列車から蹴り落とすホームズ先生。もっと他にあったろうよ、助け方(^_^;)。その後、「妻を殺ししたな!」と、ワトソンに圧し掛かられ「違う!タイミングは完璧だった!」とやたら「タイミング」を連呼していたホームズ先生が可笑しかった。いや・・・タイミングの問題じゃなくてね・・・もっと他の助け方が・・・まぁ、良いか(笑)。
その後、射撃ミスったワトソンに「窓がいくつありゃ良いんだよ」と嫌味を言うのは忘れねえんだな、ホームズ先生。

ガイさんちのメアリが好きなので・・・。リッチーさん、メアリ死なさないでね・・・。原作ベースだと、メアリを死なさなきゃいけないんだろうケド、もう、『空き家の冒険』もないコトだし、メアリ死ななくても良いよね?ね?

死なした・・と言えば、なんで、アイリーン殺しちゃうの!?と思った。それでこそ少ない女性キャラに何してけつかるねん!ガイ・リッチー。そんなコトしたら、今後、この映画、オッサンばっかになってしまうじゃないか!・・・と思ったが、パンフレットを読んだら「あれは、モリアーティーが言ってるだけだから、アイリーンが本当に死んだか分からない。」って書いてあって、あ、それなら良いや。と思った私です。
そんな好きなキャラじゃないんだケドね。アドラー嬢。特に、原作の彼女は、結構嫌な女だと思う。今カレがいるのに、元カレのボヘミア国王を強請るってなぁ〜・・・。よっぽど、酷い振り方をしたのでしょうか、ボヘミア国王。
原作の彼女は、ヤケを起こしたのか、クソつまんなそうな男と結婚しちゃうので「こんなつまんない男と結婚して、アドラー満足するのかな?」と思っていたが、ガイ版の彼女は、離婚してた。「あ、やっぱり」って思った(^_^;)。

ホームズさんが、「君が結婚しちゃうから、僕は孤独死しちゃうよ?」と延々、結婚するワトソンに、恨み言を言うのが可笑しかった。見ながら「オマエ、絶対孤独死しねえよ!誰かしら巻き込むよ。」と思った私。グールドさんの著作だと、ホームズ先生102歳まで生きます。あれだけ、コカインやって、タバコ吸って、良くそこまで生きられたな、ホームズ先生。元の身体が頑丈なんだな。

件のシーン。因みに、件のシーンって何かと言えば、ワトソンさんと、ホームズさん、2人でワルツを踊るんですね。世界平和会議の要人の集まりで。
リッチーあったま(頭)おかしいよ?と、腐女子ですら思ったと言うシーン(笑)。
一応、ちゃんと理由はあったが(要人に入れ替わったテロリストを探すので、ワトソンに顔を覚えさせようとした)、それなら他に方法あったろう!と言いたい。
てかサ・・・。目立ちますよ?と。君らメッチャクチャ目立ちますよ?と。
やたら派手な顔した男と、「お人形ですか?」的な美形の男が、2人でワルツ踊ってたら目立ちますよ?と。目立っちゃダメだろう?と。
でも、ホームズがワトソンに「ダンスは誰に習ったの?」と訊いて、ワトソンが「君に」と答え、「僕もやるもんだね。」ってホームズが答える場面は、大好き。良いなぁ〜って思う。

そうなんだよね。こんな人ですが、ホームズさんは、生まれは良い人・・のはずなのです。おそらく、ジェントリー(紳士階級)か、セレブリティ(上流階級)。私は、お家爵位持ちだったんじゃねえかな?って思ってます。あんまり高くない爵位・・・子爵くらいの。そんなところに生まれたら、15歳くらいで、否が応でも社交界にデビューさせられるので、社交ダンスは必須です。で、「良家の娘をゲットして来い!」とシャーロックさんも言われていただろう。で、心では「くだらねえ〜」って思いながらも、愛想はふりまいていただろう。その表面的愛想の良さは、探偵術で応用出来て良かったね・・って言う。

でも、ガイさんところのホームズさんは馬には乗れないらしい。何で?あまりにお坊ちゃん育ち過ぎて、「馬から落馬したら大変だから!」とか言われてて、馬に乗せて貰えなかったのかな?で、全部、馬車移動(当然、自家用車持ちのお家でしょうから)だったから、馬に乗れない・・とか。ありそう。劇中では1人可愛いロバに乗ってました。

自動車が出て来る。グラナダ版にも出て来て、宮崎駿の犬ホームズにも出て来るが、どっちもベンツなんですね。コレもベンツかなぁ?この当時の自動車って、ベンツだけ?

マイクロフトお兄ちゃん。ここでは、ヴィクトリア女王に仕えてる人(側近?)らしい。それならやっぱり、ホームズ家はセレブリティかな?
チームマイクロフト。従者(秘書?)のクラザスさんと、おじいちゃん執事(かな?)のスタンリーが良い感じ。クラザスさんに「あの2人って、本当に兄弟なの?」って訊くメアリが可笑しい。(メアリは、お兄ちゃんの家に保護されました)2人そろって、イカレポンチだから、吃驚したんだろうんね(^_^;)。

ホームズさんが死にかけて、薬打って(あの薬なんだろう?ニキーネ?心臓をショックで動かす薬ってのは分かったんだケド。冒頭で、「ウエディング・ギフトだよ」って言って、ホームズさんが、ワトソンさんにあげたやつ)、ホームズさんが目ぇ覚めた後、ホームズさんとワトソンさんが、口論して、それをポッカ〜ンと眺めてた、シムザさん(ジプシーのお姉さん。ノオミさんが演じてる)が可笑しかった。「何・・・この人たち??」って顔で。
泣きそうな顔で、ワトソン先生、熱い思いを吐露しながら助けてあげたのにね!ある意味愛の告白だったのに。
ホームズさん「僕のコト、バカって言っただろう!」って怒るのが可笑しかった。
「死ぬんじゃない、バカ野郎!」って言ったのだケド・・・。まぁ、バカとは言ったが・・・(^_^;)。

原作の、ムチャクチャ高慢電文『都合良ければ来い。悪くても来い。』が、使われていて嬉しい。こちらは、メモで書かれていた。
そして、使われ方は、BBC版とちょっと似ていた。『都合よければすぐに来い。だめでも来い。来るのなら覚悟を決めろ。』BBC版も同じように「覚悟して来てね!」って言う(こっちはメールで来る)。で、行っちゃうんだな。ワトソン先生。まぁ、ホームズさん「来ない」って思ってないだろうケド。「あーもー、覚悟ね!覚悟して行けば良いのね!」って思いながら来るよね、ワトソンさん。

あと、モリアーティーとホームズの対峙場面も、原作の台詞が入っていた・・と思った。

2回ほど、「モリアーティー頭悪いんじゃないかな?」って思う部分があった(笑)。あれ、ホームズが来た時殺しちゃった方が、良くないか?と思ったが、コレは原作もそうだから、仕方ないか。
てか、モリちゃんがやりたかったコトって、ホームズに対しての、最大級の嫌がらせ・・だったんだろうね。本人を殺すんじゃなくて、相棒のワトソン君を殺すって言う。

メアリを活躍させてくれて有難う。でも、いつのまに、手帳渡したんだろう?てか、あそこで、ホームズ死んじゃったら、手帳をどうするつもりだったんだ、ホームズ?

結婚式の前祝で、ワトソンさんのお友達が誰も来なくて(マイクロフトは来るケド)、ワトソンさんが、ヤケ起こして飲みまくって、賭け事しまくるシーンは楽しかった。そもそも、コレ、前祝じゃねえのな。ホームズが捜査の為に、このクラブ(かな?)に来ただけって言う。前祝って名目で。親友の結婚式の前祝すら、捜査に利用する、鬼畜探偵。でも、コレは、原作も割とそうなので、良し!お友達は、呼ばなかったんでしょうね。事件に巻き込むとマズイので。

マイクロフト兄ちゃんを、ホームズさんが「マイキー」と呼び、マイクロフトは弟のコトを「シャーリー」と呼んでいたのが新鮮だった。愛称で呼ぶ兄弟。ここのホームズ兄弟は結構仲良しなんでしょうね。
あ、あと、原作同様、兄弟推理合戦もする。コレは楽しい。それに、ワトソンさんもちょっと参加。マイキーがシャーリーに「オマエが言うような、バカじゃないじゃん。」って言ってた。普段、どんなコトをマイキーに言ってるんだ、ホームズ。「やたら、凶暴で、すぐ僕を殴るんだ!口うるさいし、僕の母親みたいだ!」とか何とか言ってるんでしょうか?

モラン大佐が、もう、ゴルゴ級のスナイパーだった。あれ、無理だよなぁ〜・・・。あの距離から撃てるかな?もう、ガイ・リッチーがノリノリで作ったキャラだと思った。ゴルゴモランと呼びたい。

新婚旅行をぶっこわそうが、結婚式をぶっこわそうが、それでも、ホームズ先生に付いていくワトソンさんに、「オマエ、コイツのコト、恋愛対象として好きだろう?」と問いたいです。ホームズさんは、完全に自己愛だと思うんだ。「ワトソン君がいなくなったら僕が困るじゃないか」と、単に女に負けたくないってだけでね。でも、ワトソンさんは・・てか、ガイさんちのワトソンさんは、ホームズさんに、ちょっと恋愛感情があるかも知れないです。
まぁ、ホームズさんも、ワトソンさんのコト、ちゃんと守ってはくれますが。でも、どうしても「アンタ、捜査第一主義ですよね?」とは思っちゃう(笑)。
「オマエら無理しないで付き合っちゃえば良いじゃんか!」と言う気持ちになるって言うのは分かる。でも、付き合った時点で、オマエら2人、犯罪者だケドなっ!

私、1作目より好きかも知れないです。ミステリではないケドね。
何だろう?BL風味アクション映画って感じかな?(笑)
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