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2012年02月07日17:55

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ジンカーズ第五回単独公演 『FIVE』 後半

ジンカーズ第五回単独公演 『FIVE』の後半です。前半は一つ前に戻れば読めますが、ネタバレを含みますので、ネタバレがお嫌な方は、読まれない方が宜しいかと存じます。後半も同様ですので、その辺り、十分ご注意くださいませ。

・行方不明
女子大生の行方不明事件。事件を追う刑事(馬場)と後輩刑事(樋口)。後輩は聞き込みをしてきて、詳細を報告する。後輩「黒い服を着た怪しい男が、5時間ほど、パチンコ店で、パチンコをしていたそうです。店員の話によると、海物語をずっと打っていた・・と。」 刑事「5時間・・確かに長時間だな。怪しいが・・・。」 後輩「海物語は1996年にでき、今でも人気機種ですが、今でもギンギラパラダイスの人気は高く・・・。」 刑事「・・ちょっと待て。パチンコ好きなの?」 後輩「いえ。競馬、パチンコ、ギャンブルは一切やりません。調べてきました。」 刑事「そうか・・・。」 後輩「男は、黒い帽子を被り、帽子から銀髪が見えていたと。」 刑事「銀髪か。」 後輩「デビュー当時の江口洋介くらいあったと。」 刑事「江口洋介。男にしては、かなり長いな。」 後輩「江口洋介は、レンディードラマで一世を風靡し、ドラマ『一つ屋根の下』で、新たなキャラクターに挑戦・・」 刑事「ちょっと待て!・・・ファンなの?」 後輩「いえ。同じ頃活躍していた俳優としては、三上博史が好きですが。何か手がかりになると思い調べました。」 刑事「・・なるかな?」 後輩「行方不明の女子大生は、ミスキャンパスに選ばれるほどの美女で、森高千里に似ていたと。」 刑事「美人なんだな。」 後輩「森高千里は、江口洋介と結婚し、2002年から2006年まで夫婦でカレーのCMに出ていました!」 刑事「繋がった!繋がった・・じゃない!それは、絶対に関係ない。」 後輩「男は、その後、ファミレスで見かけられたと。ファミレスは、第1号店が・・・」 刑事「待て待て!まさか、君が、ファミレスにまで興味を示すとは思わなかったから。ファミレスの情報は良いから。」 後輩「本当に?これから、ファミレスの革命ドリンクバーが何処で作られたか話しますが?」 刑事「・・・それは、今度聞こう。」 後輩「そして、そこで男は何かに憑りつかれた様に『いらっしゃいませ。有難うございました。』を繰り返していた・・と言うコトです。」 刑事「・・・働いてるね。」 後輩「は?」 刑事「そこで働いてるね、その男は。」 後輩「それは気づきませんでした!」 刑事「それは残念だ。」 後輩「残念と言うのは、数年前、某芸人が流行らせたフレーズで・・・」 刑事「それ、面白くないヤツですから!残念!」

江口洋介の下りは何回か出てきて、「君は、隙あらば、江口の情報を入れようとするな。」って言う馬場氏の台詞があり、コレも面白い。
枝葉の方が気になってしまうタイプの人のネタ。銀髪が何かにかかるのかな?って思ったケド、ここは特にはなかったよね?でも、この後輩君、刑事は向いてる・・よね?

幕間。樋口氏が作ったんだったかな。情報はウィキペディアで調べたそうな。で、樋口氏はくわまんをど〜〜しても入れたかったらしいのだが、ネタ的に、くわまんは入れられなかった。でも、調べたらウィキに『箸の持ち方が酷い。逆手に持って使う。でも、最近直ってきた』との情報が。樋口氏がTVでくわまんがグルメリポーターをやってる場面を見たらしいのだが、本当に、箸の持ち方が酷かったそうな(^_^;)。 
あと、最後、ネタに使った芸人さんごめんなさいと言っていた。真面目やね。 

・拝啓。吉田戦車様3
「馬場君」 「何だい、樋口君。」から始まる、吉田戦車風ショートコント。

・樋口「馬場君。そこを曲がって。」 馬場「こうかい?」 樋口「そう。それが右折だよ。どうだい?勉強になっただろう?」 馬場「・・・・・・。」

・樋口ボックスステップを踏む。樋口「馬場君、僕が何をやっているか、分かるかい?」 馬場「ボックスステップを踏んでいるんだろう?」 樋口「下を見てごらん。」 馬場「マリア様・・・。」 樋口「僕は、信仰心が厚いから、決してマリア様を踏まないように、ボックスステップを踏んでいるんだ。」 馬場「余計、不信心だよ。」

・ボックスステップを踏む樋口氏。樋口「あの先生の写真も踏まないようにしないとね。」 馬場「それは、洒落にならないよ、樋口君。」

あと、『調子に乗る』で、ボックスケースに『調子』と書いた紙を貼り、ボックスの上に登らせ、「どうだい?調子に乗った気分は?」 馬場「恥ずかしいよ・・・」と言うのと、もう一つ『乗る』があったよね。『リズムに乗る』だったかな?ボックスケースに『リズム』と書いた紙を貼り、同様に馬場氏に登らせ(乗せ)、馬場氏を貶める。
この文字パターン。昔、よゐこがやっていて(標高2000メートルの美容室とか)、このネタを見ると、どうしても、よゐこを思い出してしまう私は、「うわわわわわ〜」と言う気分になる。懐かしいと言うか、邂逅と言うか。

・樋口「気持ち悪い。」 馬場「大丈夫かい?樋口君。」 樋口氏「ちょっと吐いてくる。」 袖に引っこむ樋口氏。「気持ち悪い!東京出身なのに、関西弁使う奴!気持ち悪い!」 袖から出てきて「スッキリした。」 馬場「その吐くだったのか。」

・「気持ち悪い!吐いてくるね。」 舞台袖へ。「脈絡もなく、自分の写真をブログにアップする芸人、気持ち悪い!」 馬場「気を付けてね。」 最後、その芸人のヒントを出す樋口氏。

・「馬場君。」 「何だい、樋口君?」 樋口「土下座ゲームをしよう。」 馬場「土下座ゲーム?」 樋口「そう。どちらが先に、地べたに頭をこすりつけられるか?って言うゲームだよ!さぁ、3、2、1!」 馬場土下座をしてしまう。樋口「(腕を組んで高飛車に)良かったね。馬場君の勝ちだ!」 馬場、土下座をしたまま、樋口を見上げる。樋口「コレが、試合に負けて、勝負に勝ったってヤツだねぇ。」 馬場「・・・・。」

・「馬場君。」 「何だい、樋口君?」 樋口「また、土下座ゲームをしよう。」 馬場「僕は、あのゲームは、もうやりたくないな・・・。」 樋口「やならないの?やらないなら、それなりのお詫びの仕方がもっとあるだろう?さぁ、さぁ!」 馬場「・・・それをやるのがイヤなんだよ・・・。」

この土下座ゲームの時の、樋口氏が、本当にムカつきます。(笑) 特に腕組んで高飛車に馬場氏を見下ろすところ。
この2人何で友達なんでしょうね?馬場君は樋口君に何か弱みでも握られてるんでしょうか?
究極のSM関係とも言える。

吉田戦車の世界。いじわるカワウソ君と、気弱なかっぱ君なのだが。コレを舞台でやると、どうしても私には、『よゐこの世界』を感じます。淡々とした会話で進む舞台のちょっとシュールな笑いは、私の中では、『よゐこの世界』なんでしょうね。うん。そうだね。よゐこだね。ラーメンズでも、フォークダンスDE成子坂でもなく、よゐこ。ただ、よゐこは、シュールコントなのに、ネタ温度が高いと言う稀有なるコンビの為、全体の雰囲気は、Z−BEAMに似てるかも知れません。
会話のみだと『象さんのポット』にも見えるかもね。でも、掛け合いと関係性は、よゐこ・・だよなぁ。

幕間。ショートコントを作ってみたら14本になり、このネタが1番長かったと。10分以上あると。
あと、ここで、鬼ヶ島DVDを販売するので買って下さいと。1枚3000円。ジンカーズTシャツも作ったと。本当はトートバックを作りたかったのに、皆に反対され(Tシャツを期待され)、Tシャツになったと。こちらは2000円。DVDとセットでうと、Tシャツが1500円になり、4500円になると。
最早、物販カオス状態!(^_^;)

・親友だろ
青年2人。樋口「僕の言うコトを聞いてくれたか?」 馬場「うん。そのコトなんだケド・・・。もう1度良いかな?」 樋口「ああ。僕ら2人は親友で劇団員だったが、オマエは劇団を辞めて、会社を興した。僕は、ずっと夢を諦めきれず、続けて、結果、このざまだ。就職しようにも、30過ぎて、何の資格もなく、就職経験もない僕では、何処も雇ってくれない。そこで、親友のオマエにお願いだ!オマエの会社に専務として雇ってくれないか?」 馬場「そこ!」 樋口「え?そこ?」 馬場「そこ、おかしくないか?」 樋口「え?何処が?もしかして、資格がないって言っておいて、本当は、色彩検定2級を持っているところか?」 馬場「そこは、どうでも良いよ。専務って何だよ?」 樋口氏「オマエの下で働きたいから・・・。オマエ、社長だろ?俺たち親友じゃないのか?」 馬場「・・・そうだケド、そもそも、そんな大きな会社じゃないから、専務なんてないよ?」 樋口「・・常務?取締役?部長?課長?」 馬場「それ降格した、島耕作だろう?」 樋口「ヤング?」 馬場「ヤングなんて役職はないよ。イキナリ専務って」 樋口「オマエ、イキナリ社長じゃないか!」 馬場「俺が作ったからね!」 樋口「何があるんだ?」 馬場「各部署の部長と、人事部長と、それを取りまとめる常務と、俺の補佐をする副社長がいる。」 樋口「ふくしゃね。」 馬場「変に略すなよ。俺も、平社員くらいなら何とかしてやりたいって思ってるんだよ。」 樋口「じゃあ、それで良いよ。ところで、給料はオマエと同じくらい貰えるんだよな?」 馬場「何言ってるんだよ!貰えないよ!」 樋口「え?俺ら同い年で、親友だろ?」 馬場「平社員と社長が同じワケないだろう・・・。」 樋口「そもそも何の仕事をしてるんだ?」 馬場「それも知らずに来たのか・・・。まぁ、所謂IT関係ってやつだよ。」 

コレ、オチを失念してしまったのだが、とにかく、樋口氏が、ムチャクチャって言うね。あと、ことあるごとに「親友だろ?」と言うも、樋口氏は、おそらく、馬場氏のコトを親友とは思ってねえんだろうなぁ〜って(^_^;)。
「ヤング?」が地味に好きで爆笑してしまう。役職名『ヤング』って良いよね。

・EDコント
「馬場君。」 「何だい、樋口君。」 樋口氏「やり残したことはないかい?一発ギャグやモノマネとか、やり残したコトはないかい?」 突然のフリに驚く馬場氏。馬場氏「まさか、こんな展開になるとは思わなかったよ・・・」 樋口氏「僕が先にやっても良いケド、どうする?」 結果、馬場氏は、物まねも一発ギャグも出来ず、頭を抱えてしゃがみこむ。樋口氏「じゃあ、僕から。『三宅裕司です!』」 客、反応微妙〜。馬場氏「とりあえず、台本に戻ろう。」 馬場氏「樋口君は、やり残したコトはないかい?」 樋口氏「言い残した社訓ならあるよ。『創意工夫を持って、失敗を恐れずに〜』 『大切なコトは〜』(と社訓を言う)」 馬場氏「S&B食品だね」 

・ED映像 挨拶など
シンプルなED映像。

挨拶。樋口氏「終わった〜!!」と喜ぶ。馬場氏「最後の何なの?ああ言うコトするなら事前に言って。」 樋口氏「急にやるのが面白いから。」 馬場氏「何が悔しかったって、言われて何も出来なかった自分がだよ!」
樋口氏の「三宅裕司は何なのだ?」と。「モノマネ」と。「あれなら、何でもアリだろう。」

で、彼らは半年間休止するのだが。イキナリここで、馬場氏ばぶっちゃけ、樋口氏が慌てる。

で、馬場氏「皆さん、おそらく、事務所の移籍だと思ってると思うのですが、移籍はしません。」と。でも、事務所は辞めると。馬場氏「このままじゃ食えないから!」(いや、ホントそうだよね・・・)
馬場氏「このままやっても、10年、20年後、絶対頭打ちになる。で、解散になってしまう。でも、辞めたくはないので。」
で、結果、どうするかと言えば。
「ブラジルマンさんみたいになる」と。コレ、私には凄く分かりやすい例えでした。あぁ、なるほどと。ある意味、私のマイミクさんとも一緒の道か。樋口氏が「元ブラジル代表ね。」と付け足していたが、おそらく、ブラジルマンで分からない人は、元ブラジル代表は、もっと分からないと思うぞ(^_^;)。

ブラジルマン。元ホリプロの芸人さんね。現在は、フラットファイブ所属。私、好きなんだ。コント師のイメージだったケド、漫才も面白いね(漫コン風だったケド)。

活動休止中も、ピン(各自)のライブやイベントはあるので、来て下さいと。

あと、鬼ヶ島のDVDは本当に販売していて、最初6枚預かったが、初日に4枚売れる・・と言う奇跡が起き、急遽追加したそうです。10枚売れると鬼ヶ島・和田氏からお酒を奢ってもらえるらしい。

こんな感じのライブでした。
とにかく、解散にならなくて良かったです。
復帰は、キングオブコントの頃らしい。

芸人で食って行くって本当に大変だよな。TVに出たり、営業なかったら食えない。じゃあ、TVでネタ番組あるか?って言えば、それはない。ひな壇で活躍出来る芸人なら良いが、作品重視傾向(私は勝手に、人力舎系と呼ぶ・笑)の芸人は、それではTVに出られない。営業も、シティボーイズの言うところの「まず、営業はお客と友達にならなきゃいけない。俺ら、友達になるのが下手で、営業でウケたためしがない。」では、それも無理。さて、どうやって、作品で、ネタで食って行こう・・となるよな・・と。そう考えると、ラーメンズは例外中の例外だよね。

因みに。吉本の場合、舞台だけで、ご飯食えるそうですよ。コレ都市伝説だと思ったら、本当だって。ただ、『ルミネ』だけだそうです。他の劇場に出ててもダメだって。つまりは、やはり狭き門ってコトだよね。

「狭き門から入れ」ですかね。

とにかく、彼らが自分の納得のいく形で、自分の納得の出来る笑いと言う表現が出来れば良いな・・と願ってやみません。

余談だが。どうしても、坊主の馬場氏がイメージに残っている私は、馬場氏に髪の毛があると、「馬場氏に髪の毛ある!!」って思ってしまう(^_^;)。でもサ、馬場氏、坊主似あうよね!!
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