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2012年01月18日22:31

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チューリング博士の「数式と模様のパターン」

 昨日訪れた阿智神社は、1994年の秋に京都から岡山に引っ越してきて以来のおつきあいです……京都時代には、ほんとうに足しげく天河神社に通っていたのだけれど、岡山に越してからは足が遠のき、代ってこの阿智神社との縁が強くなりました……。

 阿智というのは、中国から渡来した秦氏の流れを組む“阿智族”と呼ばれる少数精鋭集団(武器とか衣服のデザインとか当時の最先端テクノロジーを扱う部族だったらしいですが)の名に由来するそうです。

 神社が建っている倉敷美観地区の小高い丘は当時は亀島と呼ばれる島でした。面白いのは、その島が陸続きとなった今は鶴形山と呼ばれていること……亀が鶴に転じてしまっているのです。

 また日本最古のツルカメ形式の石庭が神社境内にデザインされているのも興味深いです。さらに神社への寄進リストを眺めてみると出口日出麿の名前を散見することができること……

 また、現宮司の石村陽子さんは、ここ阿智神社の宮司であるだけでなく、倉敷イオンの近く、高梁川流域の原生林のような雰囲気が残る集落の背後にある八幡宮を祀るお宮も守ってらっしゃるのだけれど、この八幡宮の麓には陶芸の跡などがあり、実はこの場所は、王仁三郎が焼き物を習いに岡山にやってくるたびに、ここに主だった弟子たちを集めミーティングを重ねていたアジトの跡なのです。

 もういつが陽子さんとの最初の出会いだったか忘れてしまいましたが、いつのころからか本当に親しくさせていただくことになり、倉敷に足を向けるたびに神社や自宅に立ち寄ってお話させていただいたり、時には陽子さんの方からHeart of Lifeに訪ねてきていただいたりと、そんな親しい交流が続いています。

 2007年の9月には、陽子さんとサンパティの出会いもありました……
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=576222075&owner_id=64170

 ぼくの初めてのライブ演奏の場にも立ち会っていただいたり……
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 陽子さんはとってもシンプルでほがらかで、屈託のない、あけっぴろげの天真爛漫な方なのですが、生まれながらに見えない次元を見る力を授かって生まれてきた方でもあるので、ときどき新しい視点からのひとつの提案としてアドバイスを頂いたりしています。

 昨日はちょっと、ブミカのライフショールが生まれ、オーダーされた方々に渡ってゆくプロセスと、ぼくのマフラーが生まれ、未知の誰かに渡ってゆくプロセスが質的に違うような感じがしたので、それを問うてみました……。

 ブミカのライフショールの写真を見せると、即座に「“むすび“ の働きですね……オーダーされた方の 〈縁はあるけどまだつながっていない “あちら”と“こちら”〉を結んで、その二つの流れをよくする働きがあるみたいです、と。

 続いて「でももんちゃんのマフラーは違う。結びの働きじゃなく、ある意思を明確にもった幾何学的言語が織り込まれていて、マフラーを手にした人の覚醒の機会を増やしてゆきます。気づきじゃなくって覚醒ね……その人が180度転換してしまうほどの可能性をもってるけど、もちろん自動的にそうなるわけじゃなくって、それは使うひとの意識次第なのね」と。

 実際、マフラーの写真を見せると、このマフラーは ○が集まったデザインになってるし、こちらは△の集合体になってる云々……といったようにどうやらマフラーごとに織り込まれている幾何学デザインが異なっているようなのです。

 もちろん僕自身は幾何学模様が見えるわけでもないし、そんなことを意識して織っているわけじゃないのだけれど、ひとつ不思議だったのは、眼を患うようになって以来、時折空中に見えるようになった「幾何学模様」と何らかの関連があるのかもしれないということ……僕は単にそれは視神経がダメージを受けて漏電したりして起こる病態に過ぎないと思っていたのだけれど……う〜ん、どうなんだろう?

 陽子さんによると、例えばウランに意識を集中してゆくと特定の幾何学模様が見えてくるし、プルトニウムに意識を集中してゆくと、また別の幾何学模様が見えてくるそうなのですが……それとよく似た幾何学的パターンが、ぼくのマフラーにフォーカスすると見えてくるのだそうです。そしてそれは幾何学パターンだけでなく特定の数式とも関連があるようです、とのこと……

 う〜〜ん、ますますわからなくなってきた……何しろ幾何学も代数も、音楽や工作と共にぼくが一番苦手だった科目だから……なんだか最近は、もっとも苦手だった分野で勝負し始めているような……。

 ……たっぷりとお話をしたあと、阿智神社を辞して倉敷のイオンに向かい、衣服やカップなどを購入して一息ついてから、喜久屋書店に立ち寄りました……。実は、この夏の落ち込み以来、ぼくはまったくといってよいほど本を読まなくなっていました……

 ひとつには術後の視力回復が充分でないこともあるのですが、もう活字だけの本には魅力を感じなくなってしまっている自分がいるようです……精神世界、宗教、心理学コーナーはパス……一番関心が向かうのはサイエンスのコーナーで、なかでも電子基板の組み立て方とか、LEDランプを使った音響/照明工作だとか、何かを組み立てるガイドブックのようなものにばかり眼がゆくのです。

 そうこうしているうちに大人の科学『音の万華鏡:音が見える実験装置』が目に止まり、一気に引き込まれていったのです。これは音を視覚化するあの有名なクラドニ図形が簡単に実験できる付録がついたもので、音だけでなく声……トーニングボイスを視覚化することにも使えるすぐれものでした。

 そしてぱらぱらページをめくってゆくと「チューリング博士の数式ともようのパターン」というコラムに出くわしたのです(アップした右端の写真参考)……。

 ……あっ、これってさっき陽子さんがおっしゃってた数式と幾何学模様に関係あるっていうか、そのものじゃないか?!   

 ……ということで、これからは織りのプロセスとサウンドレゾナンスのプロセスがシンクロを起こし、新しい扉を開きそうな予感です。


 
 
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