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2011年12月20日07:13

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寝台特急「北斗星」の食堂車「グランシャリオ」のパブタイム(12/16)

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先週金曜日16日、東京での会議に出席した後、上野から寝台特急「北斗星」に乗って北海道へ帰った。

定期列車としては唯一「北斗星」には食堂車が今も連結され、営業しているから、乗車前に夕食は食べずに食堂車で食べることにしていた。

「北斗星」に連結されている食堂車スシ24は、元々ブルートレイン用に製造された食堂車ではない。

昼間の電車特急の食堂車が全廃され、余剰となっていたサシ481やサシ489を改造した車両で、「北斗星」の編成の中で屋根は低く、車体断面の形状も異なる。

この日連結されていたスシ24504は、元サシ481‐64で、車体に乗降用のドアはなく、隣の車両から出入りする。
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「北斗星」の食堂車は「グランシャリオ」という愛称で呼ばれており、ディナータイムは予約者のみの利用で禁煙である。

ディナータイムは懐石料理かフルコースディナーで高いから、その後のパブタイムを狙う。

21:05頃までのディナータイム終了後、準備ができしだい予約不要で誰でも利用可能なパブタイムとなり、営業時間は21:15頃〜23:00、ラストオーダーは22:30となっている。
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来年3月のダイヤ改正までは、パブタイムのみ喫煙可能である。

パブタイムは営業時間が短く、満席で入れなかったらアウトだから、21時頃には入口の貫通路で並んで営業開始を待つ。
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この日はディナータイムが長引き、パブタイム開始が21:30頃になったが、ともかく隅の席を確保した。
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すぐにテーブルは埋まり、相席で入れても満席になり、入れない人も出た。

車内放送を聞いてから食堂車に来たのでは入れなかったかも知れない。

並んでいて正解である。

座れたとは言っても大変だ。

前回利用した1年2ヵ月前は3人いたウェイトレスが今回は2人に減らされており、厨房のコックも1人だから満卓状態でてんてこ舞いである。

とりあえず、ウイスキー(ブレンドオブニッカ)のミニチュアボトル(1000円)をロックで、つまみには「北海道のソーセージ盛り合わせ(800円)」を注文。
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「グランシャリオ」でいつも注文していた「牛たんスモーク」は、今回はメニューからなくなっていた。

ウイスキーはすぐに出てきたが、コックが1人で客は満席だから料理がなかなか出てこない。

料理が出てくる前に、つまみがないから代わりにたばこを吸いながらちびちびやっているうち、ウイスキーを1本飲んでしまい、もう1本追加。

食堂車の窓から過ぎ行く夜景を眺めながらウイスキーをちびちび、至福の時である。

営業開始が遅れたからラストオーダーまで1時間しかないのに、ソーセージが出てくるまで30分も掛かった。
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満席で大変な状態になっているから、1皿食べてから追加注文していたら時間切れになりそうなので、次に食べるつもりの「ビーフカレー(1200円)」も注文しておく。

本来ならラストオーダーの22:30も過ぎてから、ようやくカレーも出てきた。
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サラダも付いてちょっと高級な感じである。

レトルトだとは思うが、昔から食堂車の定番と言えばビーフカレー、食堂車で食べるとやっぱり旨いのである。
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カレーを食べ始めて間もなくラストオーダーを取りに来たので、あと30分で飲み切れるか分からないけどちょっと足りないので、ウイスキー3本目と「ミックスナッツ(500円)」もオーダーしておく。
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残り時間は少ないから、ミックスナッツをつまみながら飲んでいる時間はなく、半分はカレーに掛けてナッツカレーにして食べる。

本来の営業終了の23時になっても料理が出てきたばかりの客もいて、閉店時間は少し延長され、最後はゆっくり飲み切ることができた。

23:15、15分延長して「グランシャリオ」のパブタイムが終了。

会計すると5500円だった。

一見すると高いように感じるかも知れないが、1本1000円するウイスキーを3本飲んじゃったからで、料理自体は2500円でテーブルチャージもなく、決して高くはない。

仮に1合500円の日本酒を飲んだとしたら、3合飲んだとしても4000円で済んだはずだ。

最初は雪など全然ない栃木県内で営業開始になった「グランシャリオ」のパブタイム。

郡山では雪が降っており、福島まで来たら積もっており、かだがた揺れる食堂車で後ろ向きに流れ行くそんな車窓風景を眺めながらウイスキーをちびちび。
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北へ向かう夜行列車の食堂車にふさわしい自然の演出もばっちりで、気分良く酔えた。

もう1軒ハシゴしたいところだが、それは叶わない。

寝台特急「北斗星」の食堂車「グランシャリオ」のパブタイム、至福の空間である。

いつまでも営業を続けて欲しいものである。
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