mixiユーザー(id:3669083)

2011年09月12日23:02

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孫さん・・・

学生の頃は、この人の独善的なやり方があまり好きではなかったですが、

そういう風に思われるくらいでないと、本当はいけないのかもしれませんね。

ともあれ、今はこの人は凄い人だと思いますよ。



でも、悟空さの方が、もっとすげーだ(チチ)




それはともかく、直流の高電圧網。

まだまだ課題はたくさんあると思います。

なので、本当に2兆円なんて金額でできるのか、気になりますね。

個人的な趣味の知識の範囲内で、ちょっと考察してみました。





交流が発展してきたのは、電圧を簡単に変化させられる点ですね。

小さくは昔のファミコンアダプター、中ぐらいは電柱の上のポリバケツ、

大きいところでは変電所や発電所などにある変圧器。

原理は凄く簡単で、金属線をひたすらグルグル巻いたものが2つあればOK
(媒介する鉄や磁性体が必要になりますが)

だから、発電所で作られた電力を数十万Vの超高圧にするのも、

そんな高圧線を通ってきた電気を、家庭用の100Vまで落とすのも、

全て変圧器の賜物です。




しかしこれが直流の場合、なかなか上手くいきません。

半導体技術が栄えた今、低電圧ならば比較的簡単に電圧変換ができます。

しかも交流用の変圧器の欠点である重くて大きなトランスは要りません。

携帯電話のアダプタが凄く小さいのは、直流で電圧変換しているからです。

ただ、電圧が高くなると、そんな高耐圧の半導体が本当にあるのか不明ですね。

送電するなら、それなりに高電圧にしないとロスが多くなるので、

直流をいかに高電圧にするかが、まず最初の課題だと思います。





次に磁界の問題。

直流の高電圧網で一番身近なのが、電車の架線。

ここには直流1500Vが掛けられています。

踏み切りを通過するとき、ラジオを聴いていると雑音が混じりますが、

これが1500Vの直流の威力です。




交流の場合は1秒間に50回または60回、プラスとマイナスが切り替わるので、

電磁波的な影響は相殺されてしまいます。

しかし直流の場合は、常に一定方向に流れるので、

中学で習った右ねじの法則のごとく、常に一定方向の磁界が生じます。

電圧が高くなれば、当然磁界の強さも大きくなるわけで、

送電に値する電圧まで昇圧したときに生じる磁界の影響で、

色々と不具合が生じないかが気になります。



そしてもっと怖いのが、色々な電子機器の誤動作を引き起こす気がします。



高圧の直流を家庭用に変換するならば、当然電圧変換が必要ですが、

直流の場合は、スイッチング方式で変換するのが一般的です。

これは、直流で来た電流を一秒間に数万回以上ONとOFFを繰り返し、

ONとOFFの比率を変えることで、欲しい電圧に変換するものです。

10,000Vの電圧を、ON時間:OFF時間=1:99にすれば、100Vの電圧が得られます。



鉄道ツウの人なら、201系の制御と同じと思ってくれれば良いです(何)

ただし、201系の場合は加速時に「ブー」という音が鳴るので、多分数百〜数千回です(笑)



で、これやると、直流の電力網のはずなのに、

電流が流れたり(ONのとき)流れなかったり(OFF)を繰り返すので、

ある意味、交流に近い状態になってしまいます。

そうすると本来は一定であることが売りの直流電圧がぶれてしまいます。




そして、そのON-OFFの繰り返しの周期が非常に早いため、

ラジオやテレビの電波妨害レベルではなくなり、色々な信号の誤作動を引き起こします。

鉄道で言うところの誘導障害ってやつですね。

鉄道の場合、同様の現象で踏み切りや信号が誤作動したり、

湘南モノレールでは、あわや正面衝突を引き起こす事態になったこともあります。




で、繰り返しますが、1500Vでもそのようなことが発生するので、

送電に適した電圧まで昇圧したら、もっと大変なことになりそうな気がします。

イミュニティ試験の項目も増えるんだろうなぁ・・・。だから止めて欲しいw




まず直流高電圧網を整備するなら、このあたりの課題は解決しないとダメですね。

で、これだけやったとしても、太平洋側、特に茨城県には引けません。

石岡市から半径30キロ(電圧が高くなるともっとかな)の制限があるからです。

常磐線もそのおかげで、取手から先が交流電化になりましたからね。

世界的な地磁気研究所の存在を無視できないところが、一番難しいところかもしれません。






孫正義氏、自然エネルギー財団設立イベントで基調講演

ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は、9月12日に開催された「自然エネルギー財団」の設立イベントで基調講演を行なった。この財団は、東日本大震災後に、孫氏が太陽光発電などの自然エネルギーの普及を目指して設立したもの。

 「エネルギーのパラダイムシフトへ」という表題の、この講演は、「自然エネルギー財団 設立者会長」という肩書きで行なわれた。

 孫氏は、東日本大震災という不幸な経験は、原発依存からの脱却が必要であるということを知らしめたとし、2030年には自然エネルギー中心の時代が来る、また、自然エネルギーの発展のためにも、発電と送電の分離は必須であるとした。自然エネルギーを生かすためには、スーパーグリッド(直流高圧送電網)が必須であるとして、日本海を中心に、発電エリアを結ぶ「ジャパンスーパーグリッド構想」を語った。さらに、ユーラシア大陸や朝鮮半島と接続する「東アジアスーパーグリッド構想」、インドシナからインド亜大陸まで覆う「アジアスーパーグリッド構想」の構想まで語られた。

 孫氏は、「過去100年以上、人類はエネルギーを求めて戦争を繰り返してきた」とし、スーパーグリッドでアジアがつながることが、子供と母親、日本とアジアの安全を生むとし、「Energy for Peace in Asia」という文字を掲示した。

 なお、孫氏は講演の中で「私のことを政商という人もいるが、私は金儲けのためにやっているわけではない。日本では議論ばかりしていてチャレンジが行なわれないので、ちゃんとできるという形を見せるためにやっているにすぎない。流れができしだい、通信という本業に専念したい」と語った。そして、「最後に、福島および被災地の1日も早い復興をお祈りいたします」という言葉で講演を締めくくった。

 講演内容の詳細はプレゼンテーションの写真とキャプションの形で紹介する。


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