宮城県は気仙沼のカキ養殖業を復興させようと奮闘している、
畠山さんという方がテレビで紹介されていた。
僕は人の顔や名前を覚えるのが苦手だが、
一度見たら忘れない風貌というのは確かにある。
ヒゲがボーボーで、
髪もライオンみたいに広がってバサバサ。
ヒゲも髪も大体が白髪だけれど、
子供みたいに目をキラキラさせてる人で、
なんていうか、不思議な人なのだ。
中学二年生だった僕は野外活動で気仙沼を訪れ、
植林活動をした後、
カキの養殖場を訪れ、畠山さんの話を聞いたのだ。
『森が豊かになれば、養分豊かな水が海に流れ出て、海が豊かになる』
だから、森に木を植えるんだと彼は言っていた。
あれから実に13年ぶりに畠山さんの顔を見たわけだけども、
こんなの見ちゃったら、
居ても立ってもいられない。
学校を放り出すわけにはいかないけど……焦る、焦る。
ゴールデンウィークは幸い、実習その他の予定もないみたいだから、
それまで我慢なんだけど……
だめ。
今は力を溜めないと。
やり切れないのは当たり前。
力に変えて今を生きるのだ。
せっかく、
人を助けられる勉強するんだかんな
走っぞ
ムスタング走法で
ぬぅーあーーー
負っけないのねーーー
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