釧路Ｂ級グルメ、緑色のそばの東家（ぬさまい分店）

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昨日は久しぶりに日本そばが食べたくなり、昼飯を食べにそば屋へ行くことにした。

釧路でそば屋と言えば、圧倒的な店舗数の東家だ。

春採（はるとり）にある総本店「東家竹老園」からのれん分けした分店があちこちにあり、釧路市内だけで20店舗以上、道内に30店舗以上あるのではないだろうか。

昨日はその中でもおいしいと評判の、幣舞橋（ぬさまいばし）近くの「東家ぬさまい分店」に行った。

昨日は雪がちらつき寒かったから温かいそばにしよう、「親子（750円）」を注文。

かしわそばの卵とじである。

釧路人はかしわそば系が大好きなのである。

東家はのれん分けなのだが店によって味やスタイルがかなり異なり、そうでないそばを出す店もあるが、大部分の店では緑がかったそばを出す。

釧路で生まれ育った人はそばは緑色をしているものだと思っている人も多いくらい緑色のそばが一般的で、それほど東家が浸透している。

もちろんぬさまい分店もそばは緑色だ。

写真の通り見事な緑色をしているが、これで茶そばではなく日本そばなのだ。

東家は薮そば系で、殻ごと挽いた挽きぐるみ粉でそばを打つのだそうだが、端境期の夏になるとそばもやしの茹で汁を加えて練り込み、少し緑がかったそばになることが由来らしい。

今ではそばもやしではなくクロレラの粉末を練り込んで、年中緑色のそばにしているのだそうだが、味は日本そばそのものである。

釧路に来たばかりの頃は緑色のそばにかなり違和感があったが、最近は抵抗もなくなった。

そして、かしわは柔らかい若鶏ではなく、もう産卵能力の落ちたあまり卵を産まなくなった廃鶏でなければだめだ。

老鶏の固い歯ごたえが実に旨い。

緑のそば＋固いかしわ、これもまぎれもなく釧路のご当地グルメと言っていいだろう。

ダシの利いたつゆともよく合いおしいかった。