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東北関東大震災の被災者には申し訳ないが、北海道の住人が1人自粛したところで被災者には何の役にも立たない。
だからというわけではないが、昨日は釧路で飲んだ。
夜7時半頃に街に繰り出したが、世の中は震災でも送別会シーズンでもあり、行こうと思っていた居酒屋は満員で、1人でも2時間待ちだと言う。
そんなに待てないから、次の店に行ってみたら、席はあるが料理の注文が溜まっており、料理が出るまで30分以上掛かると言う。
それならもういい、後で行こうと思っていたスナックに先に行って飲みながら時間をつぶすことに。
食事もしないでスナックで2時間近く飲んだら酒も回ってくるが、とにかく腹が減った。
もう1次会の宴会客も引けた頃だろうから、食事を食べにスナックを出た。
すると、夜9時から営業のラーメン屋、通称「ジャパン」と呼ばれる「日本」も開店していた。
釧路中心街のラーメン屋ではここか「たかはし」が自分好みである。
もうスナックでそこそこ飲んだし、今から居酒屋へ行かなくてもラーメンで十分だから、「日本」へ入った。
正統派の釧路スタイルの醤油ラーメンも旨い店なのだが、「日本」には「野菜マヨネーズラーメン」という風変わりなラーメンがある。
以前、某マイミクさんが釧路に飲みに来たときに連れてきて、酔った勢いでおっかなびっくり食べてみたら予想外においしかったことがあり、それ以来結構気に入っている。
今回も再び「野菜マヨネーズラーメン(750円)」を注文。
ラーメンにマヨネーズなんか合うのかと思うが、これが非常に旨いのである。
ベースの釧路風のあっさりした塩ラーメンに野菜炒めが乗り、スープに溶いたマヨネーズが分離して浮いている。
このマヨネーズの量が絶妙で、酸っぱさはまったく感じない。
マヨネーズの味はしないのだ。
それでいて口にまとわりつくようなコクがあり、塩ラーメンの味に深みが出ているのである。
おそらく、このマヨネーズの分量に至るまでずいぶん失敗しながらこの量にたどり着いたんだろう。
どうしてこんな奇抜なメニューを考案したのか聞いてみたら、マスターは元々カップ麺にもときどきマヨネーズを入れて食べていたんだそうで、お店を中心街に移転した去年までは裏メニューとして頼まれれば出していたと言う。
それが、移転を機に正規メニューとして昇格させたんだそうだ。
こんなのメニューに書いてなければ食べることもなかっただろう。
ラーメンにマヨネーズなんて、ボクの頭には考えも及ばない組み合わせである。
移転してきてメニューに掲げてくれたおかげで食べてみることができた。
「野菜マヨネーズラーメン」は非常においしい塩ラーメンだったなんて、ちょっとびっくりである。
はまってしまいそうだ。
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