双葉病院の患者置き去り事件がデマであることは間違いないところだろう。
http://goo.gl/JvRfk
千葉のコンビナートで有毒降下物が降るとかでもそうだが、こういう非常時には簡単にデマが流れる。
なぜ簡単かといえば非常時だからだ。
普通は当然思考することまで、非常時だからとんでもないことも起きるだろうとはしょってしまうのだ。
ちょっと考える頭があれば、LPガスが爆発して発生する有毒物質って何なんだろうとか、退避命令が出た後、それが完了する前に病院のスタッフが逃げ出すのはどういう状況があってのことだろう、とか考えるはずだ。
自分が双葉病院のスタッフだったらと考えれば、もっと簡単だ。
原発事故現場にはまだ800人の発電所スタッフが残っているような時点で出された退避命令で、受け持ちの患者を置き去りにしてまで逃げ出す動機が薄すぎるじゃないか。しかもスタッフ全員なんて。
おそらくは、法としての「緊急避難」を意識するレベルにもなかったんじゃないかと思われる。
http://goo.gl/2HDy7
そんな事態であればむしろ先に移動困難者から手を付けていただろうから。
この悪趣味な扇情的デマも早晩消え去るだろうが、それを真に受けた人間は自分の判断能力に幾らかの検証を施すべきだと思う。
簡単なことだ。
政府発表だろうとツィッターだろうと、情報を鵜呑みにしなければいいのだ。
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