帰国前の空港でアメリカ最後の食事をしていたら、目の前のすごく太った人がいかにもカロリーの高そうなフライを食べた後に自分でインシュリン注射をしているのを見て、あのときは本当にいますぐ日本に帰りたくて仕方がなかったと『ウィークエンドシャッフル』の放送作家、古川耕さんがラジオで言われてました。
米成人の27%が肥満、2年前から1%超増える=CDC
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1298161&media_id=52
明らかにカロリーを過剰摂取しながらインシュリンを注射して差し引きゼロとする感覚、あるいは、バケツのような器で清涼飲料水を飲みながら「これはダイエットコークだから大丈夫」という風潮は、食事が化学反応に還元できるという考え方に基づいていて、古川さんに嫌悪感を抱かせたものは、つきつめていえばこの考え方ではなかったろうかと思います。
それから、所得が低いほど肥満が多いという話を聞くので、やはり、原因はファストフードが生活に浸透していることだからでしょう。
正直なところ、私は自己イメージを申告するためのツールと化している今の日本のグルメというものがどうもよくわからないのですが、アメリカにおいて食はもっと根本的なところで壊れているみたいです。
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