暑い。先月、雪降ったのに何故か夏日の連続。立夏過ぎたから良いけど、どうなってんの?さてと今日のお題は村上春樹「1Q84 book3」。ついに出たよ続編が。とほほ(本編はPart0016でレビュー)。一言言いたい。よかですか?「なんで、青豆が生きてるのよ!読者舐めてんのか!」、前作の最後が「(拳銃の引き金に掛けた)指に力を込めた」って中途半端な書き方してたから、嫌な予感がしてたんだよ。売れるようなら続編書こうと思ってるんじゃないかって。大当たり。でも、残念でした小説の中で青豆が生きていることは「論理的に」ありえないの。まず、次の文章を読んで欲しい。「僕は彼女と海でデートしていた。ところが彼女が足を滑らせ海に落ちて溺れてしまった。僕は直ぐ上着を脱ぎ捨て海に飛び込んだ。でも、声が聞こえたのでそのままさっさと陸に上がった。なぜなら僕は彼女を愛しているからだ。云々・・・」日本語になってるかい?主人公青豆の行動は是とおんなじ。せめて追加の設定(たとえば上記例文で言えば彼女は釣り船に助けられた等)でもあればここまで言わないけど、それさえない。自分で書いた設定ぐらいちゃんと守ろう。それさえ出来なきゃただのナンセンスだよ。それともこれは日本人の文章読解能力に対するリトマス試験紙のつもりなのか?辻褄合わないお馬鹿な文章が宣伝でどれだけ売れるか試してみようって。
本当は書く必要もないけど、一応あらすじ書くと以下の通り。本編はダブルプロットだったけど、こっちはトリプルプロットもどきになっている。二人の主人公、天吾と青豆、そして、さきがけの調査員「牛河」の三人がご丁寧にも各1章ごと交代で10章づつ30章とエビローグ1章で計31章、603ページ。村上春樹はインタビューでダブルプロットについて文学的挑戦を試みたみたいなこと言ってたけど信じちゃだめだよ。大嘘なんだから。ダブルプロットなんて大昔からあるありふれた手法で吉本興業の映画にさえ使われてる(ビデオ漬けになってます。Part0022参照)。おいらがこの形式の文章初めて読んだのは堺屋太一の「信長」って本だった。たぶん、そう言われるのが嫌でトリプルプロットに挑戦したんだろうけど、お話を最後で統合できてないのであくまで「もどき」で終わってる。とほほ。
最初は牛河の章で、牛河はさきがけの護衛に呼び出され、青豆の身辺調査の甘さをネタに脅迫された上青豆を探し出すよう命じられる。牛河は青豆のインストラクターとしての顧客名簿を入手し、柳屋敷の女主人にたどり着くが固いガードにぶつかり、方向転換し青豆の身辺調査にふたたび取り掛かる。そして、青豆の小学校時代の調査から天吾との関係を探り出し共謀を疑う。そして、天吾のアパートの一階を借り受け監視カメラを設置して監視し始める。当然、天吾の部屋に潜伏していたふかえりを見つけるがふかえりは超能力(?)で牛河の監視を見破り、逃亡する。そこに父親の入院している病院から天吾が帰ってくる。天吾のあとをつけた牛河は児童公園へ行く。そして天吾が上った滑り台になぜか登り、その上で二つの月を見つけ驚く。翌日もなぜか児童公園へ行き、二つの月を見る。そして、天吾のアパートにやって来た青豆をついに見つける。しかし、そこをなぜか青豆のテロ組織のメンバー、タマルに襲撃され拷問の上、殺害される。
次は青豆の章で、青豆はマンションを隠れ家にして、以前、天吾が立ち寄ったマンションの前の公園をひたすら見張っていた。自殺するつもりだったが声が聞こえたので天吾がどうなろうと止めざろう得なかったと回想する。そして、ひたすら天吾に会いたいと思い続ける。そして、突然、心当たりの無い妊娠を疑う。妊娠検査キットで調べてみると妊娠していることがわかる。そして、これまた突然、これは天吾の子供だと確信する(??)。そして、存在しなかった非常階段を逆に上れば元の世界へ戻れるだろうと気付く(???)。そして、偶然、見張っていた公園に牛河が現れるのを目撃し尾行する。そして、其のアパートで天吾の部屋を発見し、それを含めてタマルに連絡する。タマルは牛河を始末して、青豆の要請で天吾に連絡を入れる。
最後が天吾の章。天吾は青豆の空気さなぎを見つけるために仕事を休んで寝たきりの父親に持ってきた本を読み聞かせながら病院に、居座っていた。途中、担当の看護婦たちにカラオケに誘われ其の一人安達クミに誘われ一緒に大麻を吸いベットインする。そして、「出口が塞がらないうちに(????)」東京へ帰る。アパートに帰るとふかえりが出て行った後だった、天吾は近くの居酒屋でいっぱい引っ掛け、月を見に児童公園へ行く。帰ると机の抽斗(引き出し)の中にふかえりの手紙を見つける。平仮名だらけの其の手紙は部屋が何者かに監視されているので逃げると書いてある。それを読んでから天吾は小松に連絡を入れバーで落ち合う。小松は2週間ほど何者かに拉致監禁されて脅迫されたので、「空気さなぎ」を絶版すると話す。翌日の深夜、病院から父親の訃報を受け取り病院へ向かい簡単に葬儀をすませて、「ふくろうくんがそう言ってるから(?????)」翌々日に帰宅する。すると、タマルから連絡が入り、青豆と一緒に逃げるよう頼まれる。天吾はほいほい同意し、待ち合わせ場所の児童公園で青豆と再会する。
そして、エピローグ。ふたりは手に手を取り合って高速道路の下へむかってタクシーで移動する。タクシーの中で青豆は天吾の子供を身篭ったと話し、天吾は見に覚えの無い子供をほいほい認知する(??????)。ふたりは存在しなかったはずの非常階段を逆に上り、月が一つの世界へ帰ってくる。そして、ふたりはホテルへ向かい、心ゆくまで乳繰り合いましたとさ。ってお話・・・・・誰でも思う、なんじゃそりゃ!
これは、間違っても恋愛小説やファンタジー小説だと思っちゃいけない。前回、この小説には"物語"が存在しないって書いたけど、本編までは一応「モデル」が存在した。完全オリジナルになった今回ははっきり書くけど、"意味そのもの"が存在してない。村上春樹は文章には"意味がある"って事が解ってないか、もしくは読者がそれを理解できないと思っているのは明白。
文芸的に見れば東スポに連載してるのエロ小説と同じレベルなので取り立てて書くようなことは無いのだけれど、ついでなんで、村上春樹の様なパロディー作家が良く使う手法についてちょっとコメント。この手の「意味不明」文章は主に三種類の文章に分類できるってこと。ひとつは「全くの当たり前」、もう一つは「全くのデタラメ」、最後が「全くのナンセンス」。例を挙げれば「カラスの色は黒い」ってのは「全くの当たり前」、「カラスの色は白い」ってのが「全くのデタラメ」、「カラスの色は腕時計」ってのが「全くのナンセンス」!ってわけだ。「全くの当たり前」は罪がないじゃんと思ってる人もいるかもしれないけど、大概は他の文章の転載で書き換え、書き写しだから問題大有り。例えばbook3 213ベージから物語と何の関係も無いのに4ページに亘って妊娠検査キットの能書きが書き写してある、一文字200円一ページ15万円で「妊娠検査キットの能書き」売るのははっきり詐欺だぞ。糸のように細いプロットを上記、三種類の文章で膨らませてるんだから読んだこっちはツゥフィンガーのウイスキーをドラム缶一本分のどぶの水で割った「水割り」飲まされた気分だよ。さあ、皆さんご一緒に。声を揃えて!「金返せーーーーーーーーーーーーーー」とほほ。
おまけにみくしー検索かけてみました。
「1Q84 book3」
日記 検索271件ひっと。
みんなのレビュー一覧(1件)
1Q84 Book3
(和書) 2010年05月09日 11:06
平均 4.04点(743人)
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