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2010年04月20日23:32

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『ダイジェスト版』

バタバタと忙しさに呑まれて、なかなか落ち着く事が出来ませんでした。
元を辿れば、今回の受賞作。贈呈式の折に危惧した通り、大変な忙しさに巻き込まれてしまったのです。

と言うのも、この作品、400字で248枚あります。先月末にかかってきた電話によると、掲載誌の中の僕の割り当ては約30ページ。表紙が1ページつくので、実質29ページ。つまり400字で108枚ほど。全文掲載は無理。。。
編集部では、終わりから逆算した、全体の3分の1ほどの部分掲載を予定してたらしいのですが、それではまったく面白くないでしょう。と言う事で、〆切りを1週間頂いて、再構成する事にしました。ひー。

まず、贈呈式後の懇親会での審査員の天沼先生の感想を受け入れて、最初に全文を見直して「セリフを短く」「その分を説明で」スッキリさせて、213枚。35枚分削る。ホントはもう10枚,20枚ほどスリムにしなければ、とは思うけれど。でも削り過ぎても面白さがなくなるし、悩むところです。この作業が、修羅場でした。。。

でも、これをさらに半分にしなければイケマセン。それで、泣く泣く半分の章を「あらすじ」にした、『ダイジェスト版』を作る事にしました。これなら全体の流れがわかるし、面白い所・重要な所は残せます。しかし、かなり難易度の高い離れ業。
毎月モノの仕事をこなしつつ、更新もしつつ、かなり以上にハードな日々。
ようやく〆切りに間に合って、作品的に、ページ数的に、落とし所には落としましたが、なぜか気持ちが落ちつきません。どうしてだろう?

それは、クライマックス部分が入る章を「あらすじ」にしなければいけなかったからだと、後で気づきました。そこが、どうしても心残りなのでしょう。←今は他人事のように思えますが(笑)、願わくば、全文を発表する機会があらん事を、切に願います。

※108枚予定の107枚で完成。だけど、1ページ30字50行に直すと、なぜか本文だけで32ページ。え”っ? オーバーじゃん。いや、これが原稿用紙のマジックなんです。だって108枚って言ったじゃない。と、編集部に泣きを入れて、了解を得る。^_^

この疲れを癒すのに、10日ほどかかりました。ようやく立ち直れてきています。
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