資生堂の IN&ON とは、「理想の肌のためにケアする化粧品と美容のためのドリンクやサプリメントからなる、新しいブランド」だそうです。
みなさん、変わらずきれいですね。といっても、実をいうとこの4人のなかで顔と名前が一致するのは荻野目洋子だけだったりします。その荻野目洋子の変わらなさに少し安心してしまいました。
それというのも、お姉さんの荻野目慶子はよくドラマなんかで見ますけれど、こっちはかなり変わっています。
あまりいい画像がみつからなかったのですが、ネットを漁ってさがしてみたのがこちら。
上の画像は中央が荻野目慶子です。
昔は丸顔だったような印象があります。今でいうと平田裕香みたいな。わかりませんか、すいません。
今は頬がこけたというか、顔の輪郭が変わっています。
なんだか劣化したみたいなニュアンスになってしまっているかもしれませんけど、そうでなくて、姉妹でありながらそれぞれの資質に応じて進む道が違ったし、それを反映して顔つきも変わったなあと思います。
知らなかったのですが、姉の方はデビューが『奇跡の人』のヘレン・ケラーでした。歴代のキャストを見ていると、演技派子役の登竜門みたいな感じでして、なるほど最初からそういう人だったのだなと納得させられます。
一方、妹の方は基本的には歌手といえるでしょう。デビューのきっかけも『ちびっこ歌まねベストテン』でチャンピオンになったことだそうです。そのせいか、大事にされていたというか、ガードが堅かった印象があります。本人もあまり弾けたところをみせることはなく、受け答えも妙に生真面目だったと記憶しています。
姉はその後、はるか年上の妻子ある映画監督と関係をもち、別れ話を切り出したら留守中の自宅で首吊り自殺をされるという、昼ドラみたいな事件に遭遇しています。その後も恋多き女として名を馳せていました。テレビなどで見るかぎりは小柄な印象はないのですが、実際に会った人によると、手に乗りそうなほど小さくみえるそうです。小さいのはいいとして、手に乗りそうなほどとはどういうことかと思うのですが、そこが独特の存在感ということでしょうか。
妹は堀越学園の同級生であるプロテニスプレイヤーと結婚し、現在は3児の母です。芸能活動はほぼ休止中といっていいと思います。資生堂の広告に起用されたのも、非活動のイメージが寄与しているはずです。
姉はスキャンダルを超えていく過程で女優として大成していきました。エキセントリックな役を振られることが多いようですが、わりとさらって演じているのにたしかに変な感じがします。テレビサイズの白石加代子というとパチモンみたいですが、テレビでも受け入れられる狂気を演じられる人でしょうか。ちょっと代替できない存在になっていて、そういう顔になってきたと思います。
妹はふつうに家庭に入って育児をして落ち着いた生活をしている人の顔に見えます。ただの主婦というには美人すぎますが。
「女優は体質である」というのをどこかで読んだことがあります。仲代達矢は「人間には三種類いる。男と女と女優だ」と言ったそうです。姉はたしかにこの第3カテゴリに分類される存在だと思います。妹はそこに行こうと思ったことは一度もないでしょう。
「男は30をすぎたら自分の顔に責任を持たなくてはならない」といったのはリンカーンでしたか。道行きを違えた姉妹はたしかにそれぞれ顔つきを手に入れたように見えます。
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