小机城址まつり

　去年、なんとなく行きそびれた小机城址まつりに行ってきました。今年で１８回目だそうです。
　パレードは１１時に三会寺を出て、小机の目抜き通りを進んで、小机城址に１２時ごろに到着しました。交通規制をかけないので、どうするのだろうと思っていたら、片道一車線の道の半分を占めつつ進んでいくのでした。車は対向車線ぎりぎりを平行して進みます。



　市長は車に乗っていましたが、区長は武将姿です。徒歩とはいえ、区長の方がいいなと思いました。
　小机城址にパレードがやってくると、動員のかかった軍勢が集まったというシチュエーションのもと、区長が城代笠原越後守に扮して出陣式が執り行われます。古式ゆかしく打鮑と勝栗と昆布を供えたりして、地味だけどおもしろいです。でも、最後の勝ち鬨にはあまり唱和している人がいませんでした。私もちょっとできませんでした。ごめん、区長。



　城代のとなりにいる姫君役の人は小学校の先生だそうです。



　最後は撮影のために勢ぞろいして仮装姿の人たちは解散になりました。お疲れさまです。
　会場は小机城址の本丸でして、そんなに広くありません。３０メートル四方もないと思います。でも、近世城郭以前のいわゆる山城でして、本丸には急な坂道を登らなければなりませんし、二の丸や曲輪があって小道で結ばれ、全体は堀で囲われています。とても険しくて攻め落とすのは大変だろうなあと思います。でも、太田道灌は陥落させたそうです。
　ちなみに、地取や縄張をして城を作っていくことを城取というそうですが、ここの入口の脇に Shirotori という表札の家があって、なんだか感心できます。



　駅から日産スタジアムが見えたのですが、あまりの巨大さに近くまで行ってみました。すごいなあ。



　駅前はいきなり畑になっているような小机ですが、駅はけっこう立派です。コンコースも広く、改札口もたくさんあります。日産スタジアムに来る観客をさばくためでしょうか。そういえば、晴海や有明もこんな感じだったかなと思い出しました。