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2010年03月20日15:18

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立花隆・佐藤優『ぼくらの頭脳の鍛え方』

俺の大好きな二人です!

面白かったぁ。しかし、推薦されている本は難しそうなのが多い。><インテリじゃなきゃ読みこなせないよ、きっと。


37ページ;禅問答は複素数的
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佐藤 複素数は二乗するとマイナスになる虚数を含んだ面の数のことですよね。よく情報の世界の人間にからかわれました。「外交において日本は複素平面に存在しているような国だ。普段は見えないんだけど、何か見えるときには二乗されて必ずマイナスになってくる」と(笑)。
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これは(笑)!わーい(嬉しい顔)


135〜136ページ;新自由主義とどう戦うか
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佐藤 現在のような不況期において人は、とにかく実用的な内容の本でなければ手に取らない。すぐに役に立つか、中・長期的に役に立つかが本を選ぶ指針になっているんです。そもそも役に立たないものには誰も投資をしない。明らかに新自由主義の影響が入ってきていますよ。

でも、新自由主義に対して逆行することをしても全く意味がない。新自由主義に乗っかりつつ、内側から新自由主義を壊していく。それが大事だと思うんですね。
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「新自由主義に乗っかりつつ、内側から新自由主義を壊していく」にラインマーカー引いておきました。“新自由主義”、大っ嫌いです!ぷっくっくな顔

俺は実用的な本は余り興味がないな。本からは知的刺激を受けたい。最近、「ああ、勉強したいなぁ」と思うことが多くなってきた。成果出さなくてもいい勉強は楽しいもんなぁ。ぴかぴか(新しい)


205〜206ページ;勝間和代は新自由主義者じゃない(一部省略)
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立花 僕も何度か捨て猫を拾っているから新自由主義者じゃないわけだ。竹中平蔵は拾わない?

佐藤 ほんものの新自由主義者は経済合理性に反することをしません。捨て猫を拾うような経済合理性に反することをすると、それは自分の思想に悪影響を与えますからね(笑)。
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なるほど。なんとなく腑に落ちる。電球

「腑に落ちる」でぐぐれ
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E8%85%91%E3%81%AB%E8%90%BD%E3%81%A1%E3%82%8B


221ページ;カントは時代遅れか
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佐藤 要するにカントは、ニュートン的な時間と空間の概念を前提で書いていると。

立花 そうです。アインシュタイン以後、この宇宙の時間と空間は、絶対的な範疇概念から、伸びたり縮んだりする絶対的でないものだという概念に取って代わりました。(中略)つまり、アプリオリな判断形式が成り立たないのが現実世界であるわけです。それが二十世紀後半以後の基本的な認識だと思うんですね。

佐藤 ニュートン的な世界観からカントは組み立てられていて、アインシュタイン以降それが限界に達しているということはその通りです。しかし、この近代は現在の宇宙観とはかけ離れたところで、ニュートン的な世界、力学的な世界の上に築かれていると思うんです。政治的な勢力均衡論も国連のメカニズムも、基本的にはいまだにカント的な世界観の上に立っています。
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『宇宙創生』を読書中なので興味深い。



Amazon.co.jp: ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書): 立花 隆・佐藤 優: 本
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「ぼくらの頭脳の鍛え方」でぐぐれ
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いかに自分がモノを知らなかったか痛感[2010年02月27日]
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