第８４回国風盆栽展

国風盆栽展とは日本で最高峰の盆栽展でござりまする。
つまり、世界最高峰の盆栽展でござりまする。
この伝統ある盆栽展に作品を出展するためには審査もあり、なかなか大変なのでござりまする。
本日、盆栽の師匠と、第８４回国風盆栽展をみに上野の東京美術館へ行ってきたのでござりまする。
今回諏訪から、師匠の作品がみごと出展のはこびとなったのでござりまする
会場は毎年人数制限がかかるほどのお客さんの多さでござりまする。
いや〜、すばらしい盆栽ばかりでござりまする格が違いまする
木、鉢、卓（しょく）の三点の調和が
どれも長い時を経た名品ばかり
う〜〜ん
師匠の作品も野趣あふれるすばらしさでござりました
師匠は顔が広く、有名盆栽家の方々と挨拶をしたり忙しそうでござりまする。
昼もお寿司を盆栽園の方にごちそうになりました。
師匠のおかげで何かと恩恵にあずかれまする
江戸川区新堀にある小林國雄氏の春花園にも連れて行っていただいたのでござりまする。
写真のとおり、まさに盆栽の天国でござりました
師匠と園主小林國雄氏は鉢の話で盛り上がり、日頃目にすることのできない名品の数々を次から次へと出していただき、拙者も触らせていただきました。
園主の奥様も、大切な鉢を出してきたことに驚いておりましたのでござりまする。
時代（黒い汚れ）ののった、しっとりとした光沢のある泥鉢は、そこに時の流れを感じまする
古渡のシナ鉢（３００年ほど前の中国鉢）の名品は１千万円で中国人の社長に買われていったそうでござりまする。
現在中国や台湾の社長たちが名鉢を買いまくり、どんどん日本から流出してしまっているそうでござりまする。
拙者たちが、鉢を眺めながらお茶しているときにも、スペイン人が鉢を買っていったのでござりまする。