土曜日に用事があって渋谷に出かけたのですが、東急の車内広告に煎茶工芸秀作展のことが出ていました。その日はぎりぎりで出かけていたので見ることはできず、今日、出直しました。
最終日だったので午後5時までの展示なのに、いろいろあって着いたのが午後4時すぎ。
もっとも、わざわざ行っておいてこういうのもなんでもですが、どうせ見てもわからないし、そもそも展示数もそんなにないのですぐに見終わり、カタログをもらって帰ってきました。
私以外は和服の女性ばかりですから、やっぱり浮いていたかなあと思います。係員の視線が痛かったのは気のせいのような気がしますが、でも、自分が係員だったらやはり異物は重点的に監視しますねえ。
茶碗とか菓子器とか涼炉とかいろいろありましたけど、すべて名前のすぐ横に値段が書いてありました。何年か前に高島屋であった茶の湯の展示ではプレートの裏に書いてあって、直接にはお金のことを気にしないですむといえばすみました。しかし、なにも知らないまま前の人の真似をしてプレートを裏返し、70万円と書いてあった時の衝撃はやはり大きく、ほとんどトラウマになったので、ざっくり書いてあるのが素人には親切じゃないかと思います。
高いものでも10万円とか20万円ぐらいのものです。これがお抹茶だと50万円とかざらにありますから、まあ煎茶の方が敷居が低いということはいえると思います。
「ああいうの、ダイソーにもあるぜ」というのは死刑の方向で。
値段のことはおくとしても、煎茶の方が格式ばらなくて気楽っちゃあ気楽ですね。もっとも、がっちり権威づけられていた方が習うにしてもありがたいといえばありがたいので、そっちはそっちで需要があるということなのでしょう。
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