先日、ちょっと用事があって世田谷区上野毛の五島美術館に行ってきました。
上野毛というところは、いかにも閑静な高級住宅地でして歩いているとケツがかゆくなりますな、実際。貧乏人の僻みですが。
上野毛は五島慶太の自宅があったところでもあります。
国宝の源氏物語絵巻が到着する日、すでに車椅子の身だった五島慶太は待ちきれずに自宅の前でずっと待っていたそうです。
それから、上野毛には多摩美術大学上野毛キャンパスもあります。ちなみに画像はすべて五島美術館の庭です。この美術館は基本的に収蔵品を公開しないので、展示スペースもすごく狭いのですが、さりとて庭を見てまわる人もほとんどいないので、静かで落ち着いています。
まったく関係ないですが、東急電鉄の幹部が当時歓楽街だった綱島を連れたって歩いていたところ、医者から安静を命じられていたにもかかわらず芸者を連れた五島慶太とばったり会ったことがあったそうです。
なにが悲しくて自分が経営している鉄道会社の沿線をうろうろしているのかと思いますけど、まあ、そんなものかもしれません。
でも、綱島駅前ってその頃の面影はほとんど残っていない気がします。
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