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2010年01月06日12:55

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「タップ」

「タップ」(1989年)
 
グレゴリー・ハインズ主演、サミー・デイヴィスJr.特別出演。とにかくグレゴリー・ハインズの踊りを堪能出来ます。やっぱりブロードウェイミュージカルにハマっていると本来のタップダンスにもちゃんと戻ってこなくちゃという気になってくるもので。ストーリーは至極単純で、金に目が眩んだために強盗に手を出して投獄されていた男が仮釈放で戻ってきて昔の強盗仲間に誘われる傍ら、彼の父親を贔屓にしていた老人とダンス教室を経営するその娘との間で板挟みになって悩むという話。あらすじを追うのも楽しいけれど、それ以上にサミー・デイヴィスJr.とその仲間達の老人タップの迫力とか、ストリートで思わず街のリズムに合わせて踊り始めてしまう様子とか、ロックンロールがタップ職人の仕事を奪ったという老人達の愚痴をチェックするのが醍醐味。こういう経緯を知って初めて「Jelly's Last Jam」「Mama I Want to Sing」など黒人、じゃないアフロ・アメリカン中心のミュージカルの意味を理解できるのだと思った。また、マイケル・ジャクソンの登場もこの文脈で捉えるべきなのだろう。


有名な老人たちのタップシーン(削除されてしまったので分割された一部ですが)


 
 
ちなみにMTV全盛に入る以前のマイケルの70年代の踊りがYoutubeにあり、テレビがいかにマイケルを変えたかが伺われて興味深かった(これも削除されたので差替)。



マイケルが群を抜いて体が柔らかいことがわかる(しなやかさではキムタクも負けてないとも思うが):


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