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2009年12月25日22:33

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かたつむり枝に這ひ

神、そらに知ろしめす
なべて世はこともなし

 メリー・クリスマス!
 大橋のぞみ(ポニョ)と加藤清史郎(こども店長)の大車輪の活躍をみるにつけ、マコーレー・カルキンが思い出されて仕方がない今日この頃です。2人にはせめて安達祐実と同じくらい平穏な生活を送ってほしいと思います。
 みなさんはどんなクリスマスをいかがすごされましたか?

 私は聖誕祭の祝賀ムードに浮かれて花月園競輪場に行ってきました。
 今年いっぱいで消滅するハンバーガーチェーンとか、今年度で閉鎖が決まっている競輪場とか、自分の選択の基準はハゲタカとかハイエナと同じだったんだなと最近になってようやく気がつきました。

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 花月園競輪場は横浜市内にあります。しかし、市の中心部への距離からすれば、横浜よりも川崎に近くなっています。つまり、横浜は外人墓地や港の見える丘公園や山下公園や中華街など、イメージのいいものは市の懐に抱えつつ、競輪場は川崎の方におしつけて収益だけは貪ってきたわけです。私は横浜のそういう姑息なところがあまり好きではありません。
 一方、川崎は市役所のすぐ近くに競輪場と競馬場があります。実に堂々とすがすがしく、頼り甲斐のある佇まいです。
 もっとも、花月園競輪場が廃止に追いこまれたのは、上記のような横浜の腰のひけた態度が原因だった可能性も否定しきれません。

 路線でいえば、京急は沿線に川崎競馬・競輪場、大井競馬場、花月園競輪場、平和島競艇場があって大人の男の風格を漂わせています。
 一方、東急はたまプラザとか自由が丘とか田園調布とか、いかにも軽薄で沿線住人には誠実さのかけらもない様子を簡単に想像できてしまいます。
 しかもこの場合の路線というのは業界地図におけるポジションニングのことばかりではなく、実際の鉄路をも指していることが素晴らしいといえましょう。
 ある京急沿線の街に引っ越した女の人が、新居からの出社初日にもう痴漢にあったと怒っていました。それから、いつもは他の路線に乗っている人が東急線で「みんなマナーがいいなあ」と感心していたのを見たこともあります。でもまあ、そういうのは気のせいだと思います。

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 川崎競輪場がオープン・タイプとしたら、花月園競輪場はスタジアム・タイプといえるでしょうか。解放感には欠けますが、小さくまとまっていて、それだけに手入れもゆきとどいている印象を受けました。
 客層は川崎競輪場とほとんど変わりません。なにせ高齢の人が多いので、移動速度が全体的にとても遅いです。せっかちな人にはむかないところだと思います。せかせかせず、悠然とした雰囲気があって私は個人的にいいなあと思います。
 廃止が決まるだけのことはあってどうにも閑散としていることは否めません。レースの間に選手の表彰なんかもあるんですけど、なんだかつらいです。気温が寒いとか、そういうことでなしに。

 ちょっと驚くのですが、入口のすぐそばが保育園です。園児たちは入口の交通整理の人に、「おじさーん、おじさーん」と声を張り上げていましたが、おじんさんは完全に無視を決めこんでいました。
 近くの路上にはブルーシートの屋台があって、日の高いうちからスポーツ新聞片手に余念のない人たちの姿も見受けられます。
 なかなかコクのある園児たちを輩出しそうな保育園だと思いました。

 帰る時に酔っ払ったおじさんが上機嫌に「またお越しください」とお店の人みたいにあいさつしてくれました。横で本当の職員の人がくすくす笑っていました。なんだかアットホームでした。

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