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火曜日15日は、オホーツク出張で網走に泊まったから、網走のマイミクさんを呼び出して、網走のまちで一緒に飲んだ。
行った店は、看板には「ラーメン専門店」と書いてある「いしざわ」だ。
別に、いきなりラーメンを食べに行ったわけではない。
飲める「ラーメン専門店」なのだ。
まずは甲類焼酎の4合瓶のボトルを1本入れ、番茶割りで飲む。
酒のアテには、まずは「たこまんま(タコの卵)」をいただく。
酢醤油漬けにされたたこまんまは、濃厚なコクが口一杯に広がり旨い。
マイミクさんは「初めて食べたが旨い旨い」と感激している。
そして、「かすべのぬたなんか食べるかい?」と聞くので、もちろん注文。
カスベとは、エイ(ガンギエイ)のことで、北海道では一般的だが、生で食べるなんて珍しい。
エイはサメの仲間だから、鮮度が落ちるとアンモニア臭が出てくるから、よっぽど新鮮じゃないと臭くて生では食べられない。
生で食べるなんて初めてで、恐る恐る食べてみたが全然臭くなく、おいしかった。
貴重なモノを食べさせてもらったな。
そして、刺身でいける新鮮なニシンもあると言うので、酒のアテになめろうにしてもらった。
うーん、こりゃ旨い。
次に何を食べようかな?
カラスハモが生と干したのと両方あると言う。
それなら、干しカラスハモを塩焼きにしてもらって、ぽん酢でいただく。
濃厚な脂と甘味のあるふっくらした身、パリッと焼けた皮の食感も相まって、ウナギの白焼より旨いかも。
あまりにもカラスハモがおいしかったので、次は生のカラスハモを天ぷらにして出してもらった。
こちらは生のカラスハモだからふんわり揚がっており、塩をチョンとつけて食べる。
天ぷらも旨い。
これでもうお腹いっぱい、今日入れた焼酎の4合瓶も空になったので、この日はここまで。
会計を済ますと2人合わせて5000円、安かった。
これなのに、お店の看板には「ラーメン専門店」と書いてある。
絶対におかしいのだが、旨くてしかも安いからこれでいい。
網走の「いしざわ」、いい店だ。
宿まで10分ほど歩いて帰ったが、−7℃の街で飲む酒は旨かった。
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