落書きのなくなったガード下

　東横線の高島町から桜木町にかけての高架の下の名物といえば、壁画アートってことになるでしょうか。
　横浜に越してきたばかりの頃、用事があってここをずっと歩いたのですが、ひたすら壁画だけが続く光景というのもなんだかストレスで、ちょっと気分が落ちこみました。

　一昨年にＡＡＡがアメリカが落書きをやらかしてブログが炎上した時、あろうことかオフィシャルが「桜木町みたいに落書きするのが観光のひとつになっているところ」と言ったらしくて、「あれは落書きじゃない」と反論されて、なんだか妙なところで引き合いに出されてました。



　いまはご覧のとおり、消されて壁画はなくなっています。落書き禁止の貼り紙もあります。
　落書き騒動の頃に放送していた『どんど晴れ』ではヒロインがあの壁画アートの前を走るシーンがあったので、少なくともその頃はまだあったのでしょう。



　建前はたしかに落書きではありませんでしたが、実際の問題として上から落書きされた壁画もけっこうありました。ＡＡＡの事件の発端となったところも、州法では落書きを禁止していたようですが、死文化していて現地ではスプレーが売られてみんながんがん書いていたそうです（別に擁護するつもりはさらさらありませんが）。
　結局、勘違いした人間がいろいろやらかすし、管理しきれないので更地に戻したということでしょうか。なくなってみると寂しくはあります。