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2006年05月09日07:56

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人を知る事、受け入れる事

今日の日記はちょっと特別です。


重い話であり、このような場に書いて良いのか分かりませんが、自分にとって大事な意見でもあります。

なお、人が読むのに不快かもしれない個人的感情が含まれるので、苦手な方は読まない方が良いと思います。



****************



嫌なニュースがありました。
近所で捨て子。
俺はこういうの聞くと、どうしても堪らなくなってしまいます。
なんて身勝手な!!!!
そんな怒りがどうしても抑えられない。

家庭という小さな集団において、最も弱いのは子供。
何かあった時、どうしても一番被害を受けてしまう。
だから、守らなきゃいけないのに。

特に幼年期の子供の世界は狭い。
友達には友達の家族があり、自分の帰る場所は家庭か、終わりの見えた孤独しかない。
傷つけられ、怒りや憎しみ・・・受け止めきれない感情をぶつけられ、存在を否定される・・どれだけ大きい事なのか、親は分かっているのか。
世界中を敵の回すのと大差はない。

個人差はあるだろうけれど、子供は親を愛している、必要とする、できうる限り信じている・・・と思う。
核家族で育った俺は、自分を除いて最も自分に近い唯一の存在が両親だった。
誰より自分を分かっているし、自分の事を考えてくれる存在だと思っていたし、それは事実だろう。何より、自分をこの世界に産み落としたのは両親である。

その両親に否定され、受け止める重さを親は分かっているのだろうか。
受け止めきれなくなって、両親を否定しなければならない辛さが分るのか。
それを、子供が期待してはいけないのか。
親すら信じられない子供が、何かを信じるのがどれだけ大変なのか。
そんな自分を大事にし、人を大事にできるのか。

ましてや、捨てる・殺すなんて俺なんかが想像するのもおこがましい。

そんな気持ちが、一斉に吹き出てくる。

でも、今日はこうも思った。


この怒りは決して間違いじゃないと思う。それはそれとして。
子供と同じく、親にも様々な事情がある。
限られた情報で好き勝手に解釈する自分は卑怯な気がするし、結局のところ自分は何も干渉しないのだから。



いつからか分からない。
最近、自分の過去が少しずつ整理できるようになった。
幼年期から続いた嫌な出来事、自分が感じた感情。
切捨て、無視し、なかった事にした感情。
それが、確かに自分のものだと、少しずつ認める。
母に愛されながらも憎まれ、否定されたこと。
父に愛されなかったこと。
自分も、やはり悲しみもしたし、
世も、両親も恨み、憎んだ事。
よく死を考え
何度かは、殺す夢を見てしまった事
それはとても悲しくて、やはり自分も親を愛していると確認した事

いつの間にかぼやけて、拒否していた記憶
それを受け入れるようになった
それは、両親の視点が少しずつ分かるようになって
恐らく、許せるようになったから

父さんには父さんの強さと弱さがあり、それが形成された過去がある。
母さんもそう。
たまたま、二人の価値観があまりに違ったため争いが絶えず。
互いに抱えるものがあり。
それぞれに傷ついて、疲れていて
相手を癒すどころじゃなかった

父もさん母さんも一人の人間。
いまだに癒せない傷を抱えているし
それゆえ苦しむし
過ちもある
向き合えないモノもある

人を理解するのは難しい。
まして完全に分かり合うなど不可能。
俺はきっと、見えてない事が沢山あるんだろう
やっと、親の痛みが少し分かっただけ。
そして、許す事ができてきた。
だから向き合える。
いっぱしの大人として尊敬できる部分も沢山ある。

最近、ふとした瞬間に
「・・・あ、血がつながってるんだな」
と感じる瞬間がある。
親を知るって大切だなぁ。特に欠点を考えるうえで(苦笑)

環境が人にあたえる影響は大きい。
けれど、俺はもう子供じゃない。
自分の事を他に責任転化なんてできないし、それじゃ進歩がない。
色んな出会いが、行動が、自分を変えた。
今の自分もそうして存在している。
これからだってそうだ。

色んな人がいる。
俺なんか想像もできないような傷をおってる、それでも前に進んでいる友人も居る。
みんな違うトコからそれぞれの道を歩むんだろう。
今、いろんな道の途中で、色んな人が同じ朝を迎えているだろうなぁ

・・・世界は広いなぁ。

そして俺の小さいこと(苦笑)

でも、

・・・・・だからこそ世界は面白い!!!!
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