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2009年10月15日12:36

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現世の罰

■難病息子殺害から5年、死願う妻を「殺した」夫自首
(読売新聞 - 10月12日 19:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=987364&media_id=20

今日の日経のコラムでこの事件を知ったが、何ともやるせない事件。
横山秀夫の『半落ち』を彷彿とさせる。

これも裁判員制度で裁かれるのだろうか。

いずれにせよ執行猶予がつくのだろうが、この被害者の母親がそうだったようにそんな現世の判決なんて意味がないのだろう。

息子の呼吸器をはずした時点で、母親の極刑はすでに自分によって下されていたのだろう。
同じようにこの夫も、そんな苦しむ息子と妻を見過ごしてしまった罪に対し、すでに自分を罰しているのだろう。
妻に手を下すのもその罰の内だったのではないか。


この犯人を救うことはできるのだろうか。
その方法があれば妻も死なずに済んだんだろうに。

何ともやるせない事件だ。


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 神奈川県警相模原署は12日、同県相模原市宮下本町、無職菅野幸信容疑者(66)を殺人容疑で緊急逮捕した。発表では、菅野容疑者は同日午後2時半頃、自宅1階の寝室で、妻の初子さん(65)の首を包丁で刺して殺害した疑い。

 同署幹部によると、菅野容疑者が同署に自首し、署員が菅野容疑者宅でベッドに倒れている初子さんの遺体を発見した。ベッド脇に包丁があった。

 初子さんは2004年8月、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症だった長男(当時40歳)を自宅で介護していた際、長男に懇願されて人工呼吸器の電源を切って窒息死させ、自らも自殺を図ったとして、翌05年2月に嘱託殺人罪で懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。

 同署幹部によると、菅野容疑者は「妻は事件後からうつ病になり、有罪判決の後も『死にたい』と言うのをなだめてきたが、あまりにも言い続けるので殺した」と供述しているという。

 また、近所の主婦の話では、初子さんは足が悪く、菅野容疑者の車で病院や買い物に出かけるなどし、最近も「毎日、仏壇に息子の好きだった料理を供えている」と語っていたという。
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