mixiユーザー(id:809122)

2009年08月29日22:46

10 view

責任力

さて、総選挙である。
またぞろ僕は投票しないのだが、興味は人一倍ある。
まぁ、結果は見えているので、僕の一票などは物の数では無い。小中学生の全国一斉実力テストもサンプル抽出でやれば十分との提言もあるようだが、選挙も裁判員のように無作為抽出で投票人を決めてやればいいのに。
それで選ばれたら僕も間違いなく投票する。

ところで、麻生首相が就任以来、こうしてギリギリまで先延ばしになっていた解散総選挙がようやく実施されるわけだが、今にして思えば、麻生さんのこの先延ばし作戦は成功だったのか失敗だったのか。

テレビCMで自民党は「責任力」なる意味不明の言葉をキャッチフレーズで使っているが、少なくとも福田が辞めたときに解散を打って出たなら、よもやこのフレーズは使えまい。あの頃自民党は「無責任」の象徴みたいに国民に思われていたのだから。その上リーマンショックで危機にある経済を放っておいて解散なんて、それこそ無責任政党の謗りを免れなかっただろう。

とはいえ、それがわずか一年足らずで責任政党としてやってきたと主張するのだから、厚顔無恥も甚だしいのだが、自民党としたらそれくらいしかセールスポイントが無いのだから致し方なしなのだろう。

麻生首相就任ですぐに選挙に持ち込んだとしたら、いったいどんなキャッチコピーが可能だっただろう。
「どっちがまだマシだと思いますか?」だろうか。
そのとき民主は小沢が代表なので清新なイメージは無い。
ぼろの出る前の麻生だったらもう少し希望を持たせられたかもしれない。
当時はガラッパチの麻生は安倍や福田より骨があるように見えたし、牽引力もあるかもしれないと思われていた。
「どちらを選びますか」と聞かれたら、小沢の三白眼を思い起こした国民は、結構逡巡したに違いない。


そんなこんなで、ちょうど橋本首相の参院選惨敗くらいの結果だったかもしれない。
あれも結構な敗北だったが、それで力を得た社会党がダメダメ政党だったおかげで、その後息を吹き返すことができた。

しかし今度は衆院選で、負ければ政権交代まで付いてくる。

首相交代の時なら当時の橋本くらいの人気があったかもしれないが、いまやお里が知れてしまった麻生では、橋本以上の惨敗が待っているように思う。
その結果は社会党の末路くらい悲惨になるのではないだろうか。


やはりこの先延ばしは失敗だったように思うのだが、さて結果はどう出るか。
24時間後にははっきりしているだろう。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する